スマートシティ戦略部 スマートシティ戦略総務課 |
【配属歴】 |
大学卒業後、民間企業でシステムエンジニアとしてソフトウェアを開発する業務に従事しましたが、「ICTを活用して身近な人々の暮らしを良くしたい」「大学時代を過ごした思い入れのある大阪府をより良い都市にしていく仕事に挑戦したい」という思いから、大阪府の採用試験を受験しました。また、大阪府の採用案内を見て、行政職の中にも「情報分野の知識を生かした業務」に従事する職務があることを知り、これまでの業務経験を活かした仕事ができるのではないかと感じたことも、大阪府を選択する決め手となりました。
平成26年に配属された総務部IT推進課では、職員が業務で利用する無線LANの導入など、主に職員が働きやすいよう、庁内のICT環境を整備する業務に従事しました。
平成28年に配属された議会事務局総務課では、主に予算編成や決算に関する業務、議場・委員会室内の設備を維持管理する業務に4年間従事しました。当時の仕事で印象に残っているものとしては、議員の登退庁状況をランプ点灯でアナログ表示していたシステムを、液晶モニターにデジタル表示する視認しやすいシステムへ更新したことや、大正時代に建てられた歴史ある議場内の議席の生地の修繕を行ったことです。入札仕様書の作成や、事業者との調整に苦労したこともありましたが、上司や同僚の協力を得て乗り越えることができました。
令和2年4月に新設された、スマートシティ戦略部スマートシティ戦略総務課に配属された直後、新型コロナウイルス感染症患者の増加により、緊急事態宣言が発出されました。日々増加する患者の人数や健康状態等の情報共有を効率化するシステムの導入について、健康医療部から相談を受けて対応したことが、新設された部における最初の業務となりました。健康医療部の担当者にシステムに必要な要件をヒアリングして整理し、民間企業の協力も得ながら、約2週間という短期間でシステムを構築・導入することができ、保健所等の職員の業務負担を軽減できました。一刻も早くシステムを稼働させることが求められる中で、現場と企業等との調整に苦労することもありましたが、行政事務の情報化を推進する仕事ができ、やりがいを感じました。
スマートシティ戦略部では、人口減少・超高齢社会が到来する中、ICT技術を活用し、大阪府が抱える様々な都市課題を乗り越え、府民の方々が笑顔で暮らし続けることができる「スマートシティ」の実現をめざしています。
令和2年8月には、市町村が抱える様々な地域課題を企業や大学等と共同で解決していくことをめざし、300を超える企業・団体からなるスマートシティ推進組織「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」を設立しました。
私が所属しているスマートシティ戦略総務課は、その運営事務局を担っており、企業への参画の呼びかけや、セミナー等の企画・運営をサポートしています。
令和2年11月には、「健康医療都市の実現」「高齢者・子育てにやさしいまちづくりの実現」などをテーマに、フォーラムに参画する企業と協力して、市町村の地域課題解決に向けたプロジェクトをスタートさせました。
令和3年度以降、こうしたプロジェクトを通じて、府民の方々の生活の質の向上に直結するような、スマートシティサービスの実証・実装事業を進めていきたいと考えています。
府民の方々が、今よりももっと身近にICTを活用し、利便性を感じていただける環境を整えていきたいです。例えば、府民お一人おひとりに合わせて必要な情報を届けられるサービスなど、新しい生活様式においても役立つようなサービスを提供していきたいと考えています。そのために、日々進歩する情報技術に関する知識を身に着けることはもちろん、様々な規制のもととなる制度・関連法令などの理解を深め、自己研鑽を怠らないようにしていきます。
府民の方々から「暮らしやすくなった」「便利になった」と言っていただけるような取組みを進め、誰もが笑顔で暮らせる「スマートシティ大阪」を実現したいです。
大阪府では、業務が多岐にわたり、異動も多いため、入庁後も学ぶことが多いですが、自分自身の成長につながる機会が非常に多いと感じます。働いている職員のキャリアも多様で、スマートシティ戦略部には、民間交流職員として、民間企業から派遣で来られている方も多く、働き方など様々な面で刺激になり、モチベーション高く仕事に打ち込める環境です。ぜひ大阪府での仕事にチャレンジしていただきたいと思います。
【ある1日の流れ】 |
※掲載されている職員の職務内容、所属及び所属名称は配属当時のものです。
このページの作成所属
人事委員会事務局 人事委員会事務局任用審査課 任用グループ
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