設備・車両ガイド

鶴舞線車両 3000形

概要

鶴舞線は名古屋市内だけにとどまらず、名鉄豊田線、犬山線と相互直通運転を行っています。このため、鶴舞線を走る車両は名鉄線を走ることを前提としているため、軌間は1,067mmの狭軌、電圧は直流1,500ボルト、集電方式は架空線方式でパンタグラフを設置しています。信号保安設備は地下鉄線内が車内信号式ATC、名鉄線内がATSを、又列車無線も地下鉄線内は誘導無線式、名鉄線内が空間波無線式のため双方の装置を設置しています。

3000形車両外観写真

1.3000形(鶴舞線)について

昭和52年の鶴舞線、伏見・八事間の開業により9編成(36両)を導入し、その後の延長開業のたびに導入を重ね、昭和59年までに23編成(92両)を導入しました。その後平成5年に庄内緑地公園・上小田井間が開業し、鶴舞線全線が開業すると共に、これまでの4両から6両組成化し、15編成としました。

車体は、長さ20m、幅2.74mとこれまでの当局の地下鉄車両よりひとまわり大きく、無塗装のセミステンレス構造としています。窓の下には鶴舞線の青色のラインが入っています。また乗客サービスの点でも、当局で初めて冷暖房装置を備えた車両です。
平成15年度から16年度にかけてすべての車両に連結部転落防止ホロを設置しました。

3000形車両車内写真

2.車内について

客室は乗客の居住性に重点を置いたデザインとし、吊り手およびにぎり棒の配置は、新しい構想を取り入れています。天井はフラット形状とし、空調備品、蛍光灯、スピーカー等多くの取付品は天井と調和しすっきりとしたデザインとなるようにまとめています。座席は濃紺色としています。
また、優先席を連結寄りに新設しています。

3000形車両乗務員室写真

3.乗務員室について

前面、側面の視野の拡大、運転操作、安全及び居住性に重点をおいたデザインで、運転台は点検、保守性の優れたユニット構造としています。また、運転台正面は熱線入り合せガラスを使用し安全運転の強化を図っています。

3000形車両正面写真

4.主要機器について

台車はS形ミンデン空気バネ方式で、その特性とS形軸箱支持装置と優れた空気バネの組合せにより、軽量で乗り心地もよく保守点検の容易な高性能で高速運転にも適した台車です。
制御方式は、当局で初めて回生制動付のチョッパ制御方式を採用し、電力の節減と発熱の抑制を図っています。

主要緒元

 

形式 3100形 3200形 3100A形 3200形 3700形 3800形
3700形 3800A形
車種 制御
電動車
電動車 電動車 電動車 電動車 制御
電動車
質量(t) 39.1 36.4 39.1 36.4 37.9 38.0
37.9 38.0
定員(人) 130 140 130 140 140 130
140 130
座席数 48 54 48 54 54 48
54 48
軌間 1,067mm
電気方式 直流1500V架空線式
車体構造 セミステンレス製
最大寸法:長 20,000mm
最大寸法:幅 2,746mm
最大寸法:高 4,128
mm
4,023
mm
4,128
mm
4,023
mm
4,128
mm
4,023
mm
4,128
mm
4,023
mm
床面高 軌条面上 1,138mm
ボギー中心
間距離
13,600mm
台車 S形ミンデン空気バネ台車
車輪 一体圧延車輪
基礎ブレーキ 片押式踏面ブレーキ
主電動機 分割界磁式直流直巻電動機 135kW×4(台/両)
制御装置 電力回生ブレーキ付AVFチョッパ制御 (3100,3100A,3700形)
ブレーキ装置 MBS-R形電気指令式電空併用ブレーキ(耐雪ブレーキ付)
補助電源装置 ブラシレス電動発電機 75kVA (3200,3800,3800A形)
冷房装置 屋根上集約分散式 12.2kW (10,500kcal/h)×4
列車無線装置 名古屋市線内: 誘導無線(3800形) 、 
名鉄線内: 空間波無線 (3100,3800形)
信号保安装置 名古屋市線内: 車内信号式ATC(3100,3800形) 、 
名鉄線内: M式ATS (3100,3800形)