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産業用メガソーラー発電所の建設や太陽光発電パネルの販売が極めて好調に推移したA社は、売上が平成24年7月期の26億9077万円から、翌25年7月期で113億2362万円まで4.5倍に急伸、同期では経常利益28億4556万円を確保、それこそ10年分の利益を1年で挙げた。
このようなメガソーラー関連では電気工事業者も恩恵を受け、業績が急上昇しており、電気工事のB社は平成25年3月期で4億3736万円だった売上が、翌26年3月期では一挙に12億6442万円まで急伸、経常ベースでは254万円が1億4738万円に急増した。
そこで自らもメガソーラー建設に動き出し、長崎県で1000kWの「ソーラーパーク発電所」を着工、来年4月30日完成を目指している。
ところで架台に太陽光パネルを設置し、接続する工事は案外と簡単なのか、電気工事とは全く関係ないC社は、自社のヤードに230kWのソーラー発電所を建設、電気関係の工事は自ら施工、これで1000万円ほど原価を圧縮、総投資額7000万円に対して月平均80万円、年間1000万円の売電収入を得ているという。業者に言わせると、利回りが7%前後しかならないアパート経営の倍は稼げると満面の笑みだ。
だがこのように太陽光バブルを享受していた企業が多いということを考えると、メガソーラー発電所建設をエサに数億円の資金を集めて倒産した、旧ロハス電力の内田俊一郎オーナーと山之内博代表は、投資家に言わせれば巨額の損と迷惑を与えたワル、ということになるのだろう。