保護猫団体が里親さんを探すのには理由があります。
それはこの活動をしていると、どうしても保護しないといけない子達と出会うからです。その時、保護出来る環境を持っていないと諦めるしかありません。保護猫団体より猫さんを引き取り家族にするというのは、結果的に立派な保護猫活動なのです。皆様の少しずつのご支援が無いと保護猫活動というのは続けられません。是非、当団体をそして外で過酷な暮らしを強いられてる猫さん達を助ける運動にご協力下さい。
当団体は虐待地域で活動しているため他団体より条件は厳しいかもしれません。
1. 引き渡し方法は、手渡しのみとなりますので、飼育環境を実際に拝見しに参ります。
2. 初期医療費(避妊/去勢手術・ワクチン・抗体検査など)を一括でお支払い頂きます。
3. 引き渡しに際し、誓約書に署名・捺印し、譲渡人・譲受人がそれぞれ1通ずつ保管します。
4. 成人されてるご家族全員分の身分証を確認させて頂きます。
5. 猫さんを家族に迎える事にご家族全員が同意されているのを直接確認致します。
6. 猫アレルギーなどを持ってるご家族様が居る場合、トライアル前に対処などを考えて頂きます。
7. 同棲カップルの場合、どちらかのご両親が後継人としていつでも迎えられる場合譲渡可能となります。
8. 高齢の方が里親さんを希望される場合、ご子息やお孫さんが後継人としていつでも迎えられる場合譲渡可能となります。
9. トライアルを1〜3ヶ月行って頂き、実際に一緒に暮らして行く上で問題が無いか試して頂きます。
10. お家や新しい家族に慣れるまでケージにて過ごして貰います。
11. ケージから出して大丈夫になった時、玄関および窓などに脱走防止柵を付けて頂きます。
12. トライアル中および正式譲渡後、定期的にお写真や動画にて1年間は現状を報告して頂きます。
13. 譲渡後に連絡不通になる方は譲渡誓約書違反により法的に訴えます。
14. 不審な死亡および故意による脱走が起きた場合、お世話になっている大阪府警の生活環境課の刑事と連携して刑事告発致します。
15. 譲渡誓約書違反が起きた場合、速やかに猫さんを引き渡して貰い、大阪ねこの会メーリングリストにより他団体様と譲渡にふさわしく無い方として情報共有致します。
細かく理由のご説明を致します。
1. ペット可能の物件なのかどうか実際に拝見して確かめる必要がございます。また日常的にお邪魔出来る環境かどうか確認もさせて頂きます。誤飲誤食する物が散らかって居ないご家庭かどうかも確認致します。
2. 去勢手術4400円、避妊手術8800円、ノミ・ダニ駆除1100円、ワクチン1回に付き3300円、猫エイズ・白血病検査3300円となっております。動物病院は10割負担ですので、この程度の医療費は問題無くお支払いして頂ける経済力は必要になります。
3. トラブル回避のためにも譲渡誓約書は必ず交わして頂きます。
4. ご夫婦の場合籍を入れられて居るのか同棲なのか確認させて頂きます。
5. ご家族の中で1人でも反対されている方が居る場合、譲渡をすることは出来ません。事前に良く話し合って決めておいて下さい。
6. 代表の私自身猫アレルギー5段階中3の中〜上のアレルギー持ちですが問題無く猫と生活しているので、猫アレルギーを持ってる方は事前に保護猫カフェなどでご自身の症状をご確認下さい。
7. 同棲カップルが別れた場合、飼われていたペットの処遇が不幸な事になることが多いので、どちらかのご両親のご家庭でご家族に迎え入れるお約束が出来る場合のみ譲渡可能となります。
8. 完全室内飼いされる猫さんは15〜20歳まで生きる事が多くなっています。高齢の方が里親さんをご希望する場合、ご親族及びご家族に後継人が居るのは必須です。
9. 実際一緒に暮らして頂かないと分からない事や問題点などを正式譲渡前に見つけるためにもトライアル期間1〜3ヶ月は必須です。
10. 新しい家や家族に慣れる前にケージより出すと家庭内野良猫になる場合があります。確実に慣れるまでケージでの訓練をお願いしています。
11. 良く開け閉めするベランダの窓や玄関に脱出防止柵を付けて頂きます。玄関の場合、2m80cmまで伸びる伸縮棒2本(約5000円)と100均のワイヤーメッシュ10枚(約1000円)で作成する事が出来ます。経済的に余裕があるご家庭は、防止柵の購入やカスタムオーダーをして頂けると助かります。
12. 現状を確認するためにも譲渡した猫さんのお写真や動画の送付、もしくはビデオ通話をして頂きます。
13. 以前お手伝いした里親さん募集の案件で音信不通となった里親さんが実際に居ましたので、連絡が取れなくなる方は最初からお断りします。
14. 以前お手伝いした里親さん募集の案件で、完全室内飼いをお願いしていたのに自宅庭にて外飼いをし、2ヶ月後に餓死で死亡した子が居ましたので、虐待があった場合法の元に徹底的に争わせて頂きます。社会的制裁を下すまで一歩も引きません。
15. うちで保護していた時より不幸になるのでしたら里親さんを探す意味がありません。一番大事なのは命を預かるという「責任感」です。この人に譲渡して良かったと、私達を安心させて下さい。