先日、スタートアップ「Meety」社員の方が女性とのトラブルで炎上する事件があったのをご存知でしょうか。炎上の詳細は省きますが、その事件に対する対応レポートが公開されました。
通常、このようなレポートは被害者および当該社員に配慮して公開されないものなので、非常に希少性の高いレポートとなっております。
公開の是非はありますが、内容としては経営者(特にスタートアップ)必読かと感じました。
一方で今回の事件に関して、第三者からすると「被害者の方が納得していない状態」(※被害者の方がnote記事に対して反論されている)で着地しているようにも見え、何故このような内容をこのタイミングで出したのか、とダイヤモンド・シグナル編集長の岩本氏など複数名から指摘され、逆にこのnote自体が再燃してしまう事態となっておりますのでご紹介致します。
Meetyのnote、初期段階では関係者の賞賛が多かったが、徐々にネガティブ意見が増えてしまい、再燃焼のような状況に。
今回のnote記事ですが、記事公表された9時~14時ごろまでは賞賛ツイートや労いのツイートが多く、経営者の方からも事後レポートとして価値があると評価されておりました。
そして午後あたりを境目に流れが変わり、ネガティブな評価となっていったのが興味深い流れでした。
記事公開から9時間後、坂口ジャス子さんが違和感を表明。非常に真っ当な指摘で、このような内容は本来は公開すべきではないんですよね..。
その1時間後、ダイヤモンドの岩本氏によるご指摘。これも非常に真っ当な指摘です。
その一方で編集長というポジションの方が真正面から否定されることによって、否定的な空気が醸成※されていくきっかけともなりえます。
そして、その後、こちらの岩本氏のツイートも拡散された影響か否定的なツイートの比率が急増していきます。
このツイート以降でかなり流れが変わったような印象がありました。
実際の時系列ごとにMeetyに言及したポジ:ネガの比率推移がこちらです。
時間が経つにつれてネガティブツイートが増えていっていることがわかります。
もう後半はネガティブ96%です。
そして、最後にベギラマさんのツイートをご紹介、相変わらず中立的で端的に芯を捉えた指摘で参考になります。
匿名界隈ではバランスの取れた発信が多く、いつも勉強させて頂いております。
まさにベギラマさんの指摘の通りだと感じますね。この他にも否定的なツイートは山ほど見つかりますので、引用RTを時系列で追うとってみると皆さん参考になるかもしれません。
Meetyのnoteは「危機対応レポート」としては参考になる反面、広報や当該社員への配慮を考えるとNGだったのではないか
色々な意見があったMeetyのnoteですが、基本的に社員のトラブル対応レポートは「当該社員にも考慮するため、限定的な範囲で公開する」のが一般的です。社内ですら一部にしか公開しない類のものかと思います。
そういったレポートをあえて公開され「刑事罰を与えたい」などと強い言葉を使われている背景には、Meety側は非合理的に炎上をさせられた仕返し的な意味でのnote公開だったのかもしれません。
noteに書けないような事実が多くあるのだろうなと思い読ませて頂きました。
この手の経営者のメンタルの変遷含めた対応レポート、読みたいと思っても売られてませんし、買おうと思っても買えない、、基本的にオフレコで話して頂くような内容で、非常に希少性が高いものとなっております。
公開されているうちに経営者の皆さんはご一読をおすすめいたします。
【追記】
noteへの否定的なツイートが伸びたことで、被害者の方が「示談の際に弁護士から脅された」と改めて告発。さらなる炎上となっています。
こうなってくると示談も無いような状態になるので、泥沼化しそうですね…。
SNS上ではMeety 退会した、というようなツイートも増えてきております。いやはや…。