ユーラシア404
2006年 06月 27日
見えるのは、見渡す限りの海だけでした。
ユーラシア404。ユーラシア大陸から404㎞
閉店は、眼下を走る札幌行きの最終電車が通り過ぎた時。
通された部屋には、椅子もテーブルもなく
まず真っ先に目に入ったのは、日本海。
柱のない前面ガラス張りの景色と、それを真正面に捉えた壁。
毛足の恐ろしく長い絨毯に、壁に寄りかかるための大きなクッション。
二人の間には、絨毯に置かれただけのテーブル。
たった数席。

照明は何もなく、日本海に沈んでいく太陽とキャンドルの灯火だけ。
ここでは、見えていたものは日本海だけで、当時まだ‘彼’であった主人とは
たぶん何にも話さなかったと思う。
思い出そうとしても、ただぼんやりとした、おぼろげな夢のようで。
でも静かな感動だけは思い出します。
今年の夏、主人の仕事の関係もあり、北海道に旅行をすることに。
そこで、何年か前訪れた、小樽にある‘ユーラシア404’にどうしてもまた行きたくて。
でもここ、今はもうない空間なのです。
10年という、期間限定のお店で、二年前に閉店して今はオーナーさんの別荘だそう。
そっか~、だから静かな住宅地にぽつんと立ってたんだぁ。。。

札幌の‘N43’という姉妹店はあるようだけど。こっちがよかったな。
ここで記憶を呼び戻そうとすると、とっても不思議な感覚をおぼえます。
いっぱい、いろんな事を詰め込んだはずなのに、開けてみたら空っぽだった。
って感じです。
そうだな~、村上春樹の小説を読んだ後みたい、かな?

ユーラシア404。ユーラシア大陸から404㎞
閉店は、眼下を走る札幌行きの最終電車が通り過ぎた時。
通された部屋には、椅子もテーブルもなく
まず真っ先に目に入ったのは、日本海。
柱のない前面ガラス張りの景色と、それを真正面に捉えた壁。
毛足の恐ろしく長い絨毯に、壁に寄りかかるための大きなクッション。
二人の間には、絨毯に置かれただけのテーブル。
たった数席。
照明は何もなく、日本海に沈んでいく太陽とキャンドルの灯火だけ。
ここでは、見えていたものは日本海だけで、当時まだ‘彼’であった主人とは
たぶん何にも話さなかったと思う。
思い出そうとしても、ただぼんやりとした、おぼろげな夢のようで。
でも静かな感動だけは思い出します。
今年の夏、主人の仕事の関係もあり、北海道に旅行をすることに。
そこで、何年か前訪れた、小樽にある‘ユーラシア404’にどうしてもまた行きたくて。
でもここ、今はもうない空間なのです。
10年という、期間限定のお店で、二年前に閉店して今はオーナーさんの別荘だそう。
そっか~、だから静かな住宅地にぽつんと立ってたんだぁ。。。
札幌の‘N43’という姉妹店はあるようだけど。こっちがよかったな。
ここで記憶を呼び戻そうとすると、とっても不思議な感覚をおぼえます。
いっぱい、いろんな事を詰め込んだはずなのに、開けてみたら空っぽだった。
って感じです。
そうだな~、村上春樹の小説を読んだ後みたい、かな?
by kukm | 2006-06-27 00:24 | 何でもないこと