【STEP1 スラッジの洗浄】
エンジン内の部品表面には劣化したオイルや燃焼時に発生した煤が固まった汚れ(スラッジ)がこびり付いています。
通常、エンジン内部の金属表面はプラスに帯電し、スラッジがマイナスに帯電しているため、スラッジは強力に金属表面に密着しているのです。
RVS粒子が注入され、エンジンを始動すると約5μ~8μの粒子がさらに細かく砕かれながらエンジン各部に入り込みその過程で大量のマイナスイオン(電子)が発生します。するとプラスに帯電していた金属表面の電位がマイナスに変わります。スラッジはマイナスに帯電しているので、磁石のS極とS極、あるいはN極とN極が反発しあうように分離し洗浄されます。
スラッジが取れると、エンジン各部の働きは当然良くなります。中でも、ピストンリングがスラッジにより固着し、シリンダー内の気密性が悪くなっていた場合、スラッジの洗浄によってピストンリングの働きが回復し、圧縮圧がエンジンの性能基準値近くに揃ってきます。
圧縮圧が揃うと、燃焼も正常化しパワーが回復、排ガスもきれいになります。
各シリンダーの燃焼のバランスが良くなり振動も減少します。
【STEP2 鉄の再結晶化】
表面がきれいに洗浄されると、浮遊していた鉄イオンはRVS粒子による触媒効果でマイナスイオン(電子)を取り戻し、固体の鉄分子になり部品表面に再結晶します。
RVS粒子そのものには鉄は含まれていませんが、触媒として働くため、エンジン1台あたり0.1gにも満たないごくわずかなRVS粒子によって修復出来るのです。
また、鉄の再結晶の反応を起こすには摩擦によって発生する熱エネルギーが必要です。そのため、金属表面の凹凸が大きく、摩擦が多い箇所から順番に反応し、凹凸を分子単位で埋めて行きます。
鉄の戻った部品表面は非常に平滑になり、摩擦熱が減少するためそれ以上鉄が戻る反応をしなくなるので、最終的には機械が正常に働くための理想的な隙間の大きさになって行きます。
エンジン以外でも、トランスミッションやデファレンシャルギア、パワステポンプの摩耗の予防・修復にも効果を発揮します。
メタライザーPro施工前後の圧縮圧測定比較テスト
日時:平成22年3月2日
場所:有限会社 昭和メタルパーツセンター
測定者:昭和メタル 齋藤センター長 他1名
比較方法:あらかじめテスト車両のエンジンの各シリンダーの圧縮圧を測定しておきメタライザーProを注入、1時間のアイドリングの後、再度圧縮圧を測定し比較する。
【車両1】
マツダ デミオ(DW-5W) 走行距離115,302km 単位kg/c㎡
| シリンダー | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 施工前 | 12.8 | 13.0 | 14.0 | 10.0 |
| 施工後 | 15.0 | 15.0 | 15.0 | 14.0 |
【車両2】
ホンダ シビック(EU-11) 走行距離68,800km 単位kg/c㎡
| シリンダー | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 施工前 | 15.8 | 16.0 | 15.0 | 16.0 |
| 施工後 | 16.0 | 16.0 | 16.0 | 16.0 |
日時:平成22年12月7日
場所:株式会社 三森コーポレーション
【車両1】
ホンダ ライフ(平成11年式) 走行距離45,168km 単位kg/c㎡
| シリンダー | 1 | 2 | 3 |
| 施工前 | 15.0 | 14.5 | 15.0 |
| 施工後 | 16.0 | 16.0 | 16.0 |
【車両2】
ダイハツ コペン(平成18年式) 走行距離39,481km 単位kg/c㎡
| シリンダー | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 施工前 | 11.0 | 9.0 | 8.5 | 9.5 |
| 施工後 | 12.0 | 12.0 | 12.0 | 12.0 |