難易度・合格率

【2022年更新】賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率の推移は?今後の動向を予想

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令和3年度(2021年度)の賃貸不動産経営管理士試験の合格点は40点でした。

多くの人の予想よりも、かなり高得点だったといえるのではないでしょうか。

今後賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率はどうなっていくのでしょうか。近年の合格点と合格率推移を確認し、考えてみましょう。

参考:令和3年度 賃貸不動産経営管理士試験の概要

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【合格点40点、合格率31.5%】令和3年度賃貸不動産経営管理士試験結果

令和3年(2021年)11月21日(日)に実施された令和3年度 賃貸不動産経営管理士試験。

合否判定基準として50問中40問以上(管理士講習修了者は45問中35問以上)正解というのが令和3年度の合格ラインでした。

合格率は31.5%という結果になっています。

賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率の推移

平成25年以降の賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率です。

年度受験者数合格者数合格点合格率
平成25年3,946名3,386名28点85.80%
平成26年4,188名3,219名21点76.86%
平成27年4,908名2,679名25点54.58%
平成28年13,149名7,350名28点55.89%
平成29年16,624名8,033名27点48.32%
平成30年18,488名9,379名29点50.73%
令和元年23,605名8,698名29点36.8%
令和2年27,338名8146名34点29.8%
令和3年32,459名10,240名40点31.5%

令和2年度より、問題数が全40問から全50問に増えました。

令和元年以降から合格率が一気に下がり、大きく流れが変わっています。
令和元年に実施された賃貸不動産経営管理士試験の合格点は29点(全40問)、合格率36.8%でした。
令和2年度は合格点34点(全50問)・合格率29.8%、令和3年度は合格点40点(全50問)・合格率31.5%と、最近の合格率は30%前後となっています。
また、受験者数も毎年増えていますね。

令和3年度は全50問中40点という合格ラインです。8割正解しないと合格できないというのは、国家試験としても異例の高得点といえます。ちょっとした油断、ほんの少しのミスで合格を逃してしまいます。

賃貸不動産経営管理士講習者の合格点・合格率推移

賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。
管理士講習の修了者の合格点・合格率の推移をみてみましょう。

年度受験者数合格者数合格点合格率
平成25年1,901名1,689名24点88.84%
平成26年1,463名1,245名17点85.09%
平成27年1,653名1,056名21点63.88%
平成28年2,286名1,556名24点68.06%
平成29年4,380名2,342名23点53.47%
平成30年5,379名2,886名25点53.65%
令和元年6,882名2,641名25点38.40%
令和2年8,671名2,925名29点33.70%
令和3年10,390名3,738名35点36.0%

賃貸不動産経営管理士試験の講習受講者の合格率をみると、免除がない場合に比べてやや高い傾向です。

講習を受けるにはお金も時間もかかりますが、試験に合格できる可能性が高くなります。

少しでも合格率を上げるなら、講習を受けた方が良いかもしれません。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士講習を受けて5問免除は活用すべき?合格率への影響は?

賃貸不動産経営管理士試験の難易度は今後上がる可能性

賃貸不動産経営管理士試験の今後の傾向として、難易度が上がる可能性が高いです。

多くの人の予想より高かった令和3年度の40点という合格ライン。これは受験者数が増えたことも影響していると考えれます。

このことが考慮され、まず次年度の難易度は昨年度よりは上がることが予想されます。その分合格点は下がるかもしれません。

ちなみに、賃貸不動産経営管理士と類似する国家資格として管理業務主任者というマンション管理業に関する資格があります。

管理業務主任者の合格率は、資格が認定が開始された2001年の合格率58.5%でした。

しかし、翌年の合格率は30%を切っており、ここ数年は合格率20~24%の間で推移しています。

あくまで参考値ですが、類似する国家資格としての参考になるのではないでしょうか。

また、今後想定される賃貸不動産経営管理士試験に影響を与える可能性のある事項として挙げられるのが「賃貸住宅管理業者の要件」です。

現状、賃貸住宅管理業者が設置を義務づけられている業務管理者についは、宅地建物取引士でもOKとなっています。

ただ、この措置は、経過措置という見方もあり経過措置が終わった際に、「賃貸住宅管理業者が、賃貸不動産経営管理士に一本化される」可能性もあります。

つまり、試験内容の難易度にも影響が及ぶかもしれないということです。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士は宅建を持っていると有利?ダブルライセンスについて解説

計画的な試験スケジュールを立てて早めに資格を取得しよう

今後さらに、賃貸不動産経営管理士試験の難易度は高くなるでしょう。

試験内容も変わる可能性があることを考えると、なるべく早めに資格を取得したほうが良いかもしれません。

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