2021年、保険会社が男子中学生を対象に行った『将来なりたい職業』についてのアンケートによると、2位は『プロ eスポーツプレイヤー』です。


“eスポーツ”とは、ゲームによる対戦をスポーツ競技としてとらえるもので、国内でも各地で賞金付きの大会が各地で開かれるなど、年々その市場規模は拡大。ゲームの腕で生計を立てるプロ選手も多く誕生しています。
長崎県内でも進むeスポーツへの取り組みや、県内在住のプロ選手を取材しました。

■高校の課外活動にもeスポーツ 国体では県代表も

真剣なまなざしの先にあるのはゲーム画面。

れっきとした高校の“課外活動”です。

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記者:
「やってみてどうですか?」

生徒:
「楽しいです」

「やってみたら本当にみたいな感じではまってます」

大村工業高校のeスポーツプロジェクト『虎徒の刃』です。

これは大村工業が大村市などと連携し、近年は国体の種目にもなっているeスポーツの教育効果について研究。

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eスポーツ部の設立を目指す3か年計画で、ことしで3年目を迎えています。


大村工業高校 毛利 公浩 教諭:
「eスポーツというものを通して、ゲームもコミュニケーションのツールの1つだという考え方に基づいて、”教育の中で何ができるのか”っていうのを探していこうというのが元々、プロジェクトの始まりでした」


課題の一つが『生徒の健康管理』です──
活動前後の体温の変化を記録するなど、体調面を注視しながら、プロジェクトでは週に3回、2時間程度の練習を行っています。

先輩:
「当たったらちゃんと次の技を入れる。この技が当たったらこの技まで入れる」
後輩:
「はい」
先輩:
「当たったぞ。はいOK」
後輩:
「すごい厳しいです。結構ぼこぼこにされます」
先輩:
「ぼこぼこにはしてないやろ」
記者:
「それにしては楽しそうだけど?」
生徒:
「楽しいです!」