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・短軸プレーン車輪・短軸ピボット車輪 フランジ形状(PDF)
HO1067のデビューは
「とれいん」誌1983年4月号です
(HO・1067とHO1067の両方の表示あり)
篠原模型店・乗工社・日光モデル・花園製作所・カツミ模型店・(そして当然
プレスアイゼンバーン)による旗揚げがありました
そこには寸法の入った車輪の小さな図面が載せられていました
16番では軸の長さがバラバラだった為に業界もお客様も不利益を蒙りました
新規格HO・1067ではその轍を踏みたくないという思いが
「図面掲載」に繋がったわけです
参加メーカーを見ればその意味が良くわかります
寸法は乗工社のフェロースイス社向けHOm製品用「そのまま」です
BEMOよりファインですが、
「BEMOと相互乗入可能」を意識した独自の規格です
フェロースイス社はそのファイン志向の線路を市場に供給していました
HO・1067の規格が発表になって何年か後、そのフェロースイス社からバックゲージ
変更の要求が来ました
乗工社はその要求に従い、せっかく自分の都合を押し付けたHO・1067規格を
自分で破って、バックゲージを変更しました
(10.6mm→10.4mm)
(フランジ形状も変更されましたが、IMONに継承後再びフェロースイス社により
以前の形状に戻されています)
乗工社はフェロースイス向けHOmと
国内向けHO1067の車輪を
常に同じ規格で作ってきました
・・・・・管理が難しい、間違いの原因になる可能性が大きいからです
乗工社を引き継いだIMONもそれを踏襲しています
IMONの規格(HO1067規格)は
バックゲージだけが最初のHO・1067規格と0.2mm違います
(片目でBEMOを見てながら行き過ぎない「Fine」を目指してきた
フェロースイスの判断に間違いはないとIMONは考えています)
そしてこの「HOm乗り入れを意識したHOmファイン」とも言うべき
フェロースイス規格が企画されてから30年という時を重ね、
もう充分に熟成なったと見てIMONは自社の
HO1067規格を今後は変更いたしません
ところで、HO1067において、
線路供給者はIMONです
IMONとしては、1983年当時の規格も、
現在の規格も問題なく通過できる線路を供給して参ります
そして、一番大事なのは軸の長さです
1983年に基礎的な部品の供給者が一堂に会して決めた規格の肝心な事は此処に
あるのです。
井門義博
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