The king of iron fist tournament 2の闘いは終局を迎えようとしていた。
風間準は一八の神秘的な力の源がデビルによるものであると気が付き一八に接近する。 準は一八に出会いそこで自分が一八の神秘的な力に吸い込まれていくのを感じる。 数日後、この大会(The king of iron fist tournament 2)主催者である一八のもとまで辿り着いたのは、平八であった。 激闘の末、平八は息子一八を倒し再び三島財閥を我が手中に収める。平八はデビルの存在には気が付かず、一八を火山の火口に葬った。
それと時を同じくして風間準の前にデビルが現れる。準が一八との間に身ごもった新たな魂にとり憑くために。風間準はデビルをうち倒し、人里離れた屋久島の山中で一八の子、「仁(じん)」を育てる。
闘いが終わり、再び三島家の頭首となった平八はより絶大な権力を得る為、自らの手により各地で起きている世界の争い事を収拾する事で権力者間の信頼を得ようと考えた。紛争地帯には三島財閥私設部隊である「鉄拳衆」を派遣してその鎮圧に従事させ、貧しい国には食物をまかなえるだけの畑を開拓した。 世界は表向きの平和を取り戻したかに見えた。
約15年の歳月が過ぎた。 風間 仁 15歳の冬。
平八の命令によりインディオの遺跡を発掘中の「鉄拳衆」が謎の生命体を発見する。 平八は回収せよとの指示を出すが、「鉄拳衆」は「…部隊は全滅…奴は闘神か?!…」という謎の無線報告を最後に消息を絶つ。 「鉄拳衆」捜索の為遺跡に降り立った平八が見たものは、おびただしい数の死体だった。平八は深い悲しみに陥るが、次の瞬間それは新たなる野望をかきたてるきっかけとなった。「これだけのパワーを秘めた「生命体」を我が手中に収めることができれば、若かりし頃に夢みた“世界征服”もまた夢ではない。」平八は再び野望に向かって立ち上がった。「闘神」そして「世界」を手に入れる為に。そして歴史は繰り返す…。
やがて世界各国で奇妙な事件が多発する。その事件とは、強い魂を持つ人間-世界の格闘家謎の失踪事件である。
この時、仁と静かに暮らしていた準は直感的に身に迫る危機を感じとる。 「とてつもないパワーに狙われている。」そう予感しはじめた準は、「来るべき日」に備えて、過去に起こった事のすべてを仁に話しはじめた。そして、自分の身に何か起こったら三島平八を尋ねるようにと。
嵐の夜、その日はやって来た。 15歳の仁と準が暮らす山に「闘神」は現われ、すべてをなぎ倒しはじめた。「逃げて」と叫ぶ母を尻目に仁は闘神に立ち向かっていった。 しかし、仁は一瞬のうちに意識を奪われてしまう。
仁が目覚めた時、そこには母も、母と暮らした森もなく、すべてが焼き払われていた。
「闘神」に母親を殺された仁は平八のもとへとやって来た。そして平八に「闘神」を倒すための術を教えてくれと頼んだ。 事のいきさつを聞いた平八は「闘神」の狙いが「強い魂」である事を確信し、闘神をおびきよせる為「強い魂」がぶつかりあう「The king of iron fist tournament 3」の開催を決意する。
それから4年、風間仁19歳の春。
「The king of ironfist tournament 3」の闘いが今、幕を開ける。 |