| ガーディナー 1943~ A GARDINER イギリス |
ラトル、マリナーらと共に、イギリスを代表する指揮者で、主に古楽器演奏の指揮者です。
1964年にモンテヴェルディ合唱団を結成、1968年にはモンテヴェルディ管弦楽団を結
成しましたが、これを改組して、新たにイングリッシュ・バロック・ソロイスツ(イギリス・
バロック管弦楽団)というバロック、古典派の作品を扱う古楽器演奏の楽団をする一方で、客
演指揮者としては、ウィーン・フィルやロイヤル・コンセルトヘボウなどの世界でも第一級の
現代楽器オーケストラを指揮しました。
1990年には、ロマン派などにも手を広げようと、オルケストル・レヴォリューショネール
・エ・ロマンティークを設立、オペラ作品をも演奏しました。また、自ら「Soli Deo Gloria」
というCDレーベルまで設立するなど、常に精力的に活動し、1998年には「ナイト」の称
号も授与されました。
このように、まさに古楽器演奏の中心人物とも言える指揮者ですが、レパートリーは相当広く、
交響曲などの大曲にも多くの名盤を残しています。また、推薦盤をご覧いただけば、有名な声
楽曲がズラリと並んでいます。
古楽器演奏のファンの方だけでなく、現代楽器の演奏の方がお好みの方でも、ぜひ覚えて頂き
たい名指揮者です。
ベートーヴェン「交響曲第5番『運命』」
☆推薦盤☆
・バッハ カンタータ集/イギリス・バロック管弦楽団(89~13)(SDG) A
・バッハ マタイ受難曲/イギリス・バロック管弦楽団(88)(アルヒーフ) A
・バッハ ヨハネ受難曲/イギリス・バロック管弦楽団(86)(アルヒーフ) S
・バッハ クリスマス・オラトリオ/イギリス・バロック管弦楽団(87)(アルヒーフ)A
・フォーレ レクイエム/ORER(92)(デッカ) A
・ブラームス 交響曲第1番/ORER(07)(SDG) S
・ブラームス ドイツ・レクイエム/ORER(90)(デッカ) A
・ヘンデル 水上の音楽/イギリス・バロック管弦楽団(91)(デッカ) S
・ヘンデル メサイア/イギリス・バロック管弦楽団(82)(デッカ) A
・ベートーヴェン ミサ・ソレムニス/イギリス・バロック管弦楽団(12)(SDG) A
・メンデルスゾーン 真夏の夜の夢/ロンドン交響楽団(16)(LSO Live) A
・モーツァルト 交響曲第36番/イギリス・バロック管弦楽団(88)(デッカ) A
・モンテヴェルディ 聖母マリアの夕べの祈り/イギリス・バロックO(89)(アルヒーフ) S
・モーツァルト レクイエム/イギリス・バロック管弦楽団(86)(デッカ) A
・レハール 喜歌劇「メリーウィドウ」/ウィーン・フィル(94)(グラモフォン) A
*ORERはオルケストル・レヴォリューショネール・エ・ロマンティークの略です
*SDGはSoli Deo Gloriaの略です
<古楽器><声楽曲><二刀流>
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| コープマン 1944~ KOOPMAN B オランダ |
オランダに生まれたコープマンは、古楽器指揮者の中心人物の一人です。レオンハルトからチ
ェンバロを学びましたので、指揮者でありながら演奏も行います。門下生には日本の鈴木雅明
らがいます。
1979年に設立した「手兵」アムステルダム・バロック管弦楽団を率いて、多くの名盤を残
しています。現代オーケストラの客演指揮も行っています。
コープマンの大きな特徴は、ガーディナー、ブリュッヘンらがベートーヴェンなどのロマン派
にも手をひろげて古楽器演奏を行っているのに対しまして、ひたすらバロック音楽の古楽器演
奏に専念している点だと言えます。他には古典派のモーツァルトくらいです。
これはコープマン自身の信念であるようです。
また、契約レーベルがワーナーミュージック系の「エラート(ERATO)」ですので、CD
が非常にお安いのは、とても嬉しいところです。
バッハ カンタータ第147番「主よ人の望みの喜びよ」
☆推薦盤☆
・バッハ チェンバロ協奏曲集/アムステルダム・バロックO(88、90)(エラート)A
・バッハ オルガン作品集/(94~99)(ワーナー) S
・バッハ カンタータ集/アムステルダム・バロックO(Callenge Classics) A
・モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク/ 〃 (88)(エラート) A
・モーツァルト ディヴェルティメント K136~K138/〃(89)(エラート) S
・モーツァルト戴冠ミサ曲/アムステルダム・バロックO(94)(エラート) A
・モーツァルト セレナード第7番「ハフナー」 〃 (88)(エラート) SS
<古楽器><演奏><モーツァルト◎>
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| ブリュッヘン 1934~2014 BRUGGEN A オランダ |
20世紀後半になって、古楽器による復古的演奏が盛んになってきたのですが、ブリュッヘン
はその中でも代表的な指揮者です。たまに現代楽器のオーケストラの指揮をすることもありま
したが、CDのレコーディングはすべて古楽器による演奏です。
ブリュッヘンは本来ブロックフレーテ(昔の縦笛フルート)の奏者でしたが(何と、奏者とし
て中学校の音楽の教科書に載っています)、それだけでは満足できず、指揮者になりました。
そして「18世紀オーケストラ」という少人数の古楽器グループを結成し、毎年一定期間だけ
演奏旅行に出かけ、その際にレコーディングをしました。
推薦盤を見て頂けばお分かりのように、交響曲の名曲がズラリと並んでいます。演奏の特徴は、
古楽器ながらスケールが大きく、重量感のあるところです。ガーディナーやアーノンクールの
ように、バロック音楽の演奏には力を注がず、管弦楽曲等よりは、交響曲においてこれだけの
名盤を残しています。
「古楽器の交響曲演奏なんて所詮」とお思いの方は、是非一度ブリュッヘンの演奏に耳を傾け
て頂ければと思うのです。
おそらく、古楽器演奏の歴史において、最も優れた指揮者の一人と評価されるのではないでし
ょうか。
モーツァルト「交響曲第41番『ジュピター』」全楽章
☆推薦盤☆
・ヴィヴァルディ フルート協奏曲/18世紀オーケストラ(79)(セオン) S
・シューベルト 交響曲第5番/ 〃 (90)(デッカ) S
・ハイドン 交響曲第94番「驚愕」/ 〃 (92)(デッカ) A
・ハイドン 交響曲第100番「軍隊」/ 〃 (87)(デッカ) A
・ハイドン 交響曲第101番「時計」/ 〃 (87)(デッカ) A
・ベートーヴェン 交響曲第2番/ 〃 (88)(デッカ) A
・ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」/ 〃 (90)(デッカ) A
・メンデルスゾーン 交響曲第3番/ 〃 (12)(グロッサ) A
・メンデルスゾーン 交響曲第4番/ 〃 (09)(グロッサ) S
・メンデルスゾーン 真夏の夜の夢/ 〃 (97)(グロッサ) A
・モーツァルト 交響曲第31番「パリ」/ 〃 (85)(デッカ) A
・モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」/ 〃 (89)(デッカ) A
・モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」/ 〃 (88)(デッカ) A
・モーツァルト 交響曲第40番/ 〃 (10)(グロッサ) A
・モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」/ 〃 (10)(グロッサ) A
<重厚><古楽器><演奏><モーツァルト◎>
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| レオンハルト 1928~2012 LEONHARDT B(バッハファンはS) オランダ |
20世紀後半から盛んになった古楽器演奏において、レオンハルトはその先駆者、中心人物と
して活躍しました。指揮業の他に、チェンバロやオルガン奏者、教育者としても活躍し、現在
の主要なチェンバロ奏者の多くは、レオンハルトの弟子、あるいは孫弟子であると言われてい
ます。
昨今の古楽器ブームを考えますと、クラシック音楽界において大変な功績を遺したと言えます。
レオンハルトはバロック時代から古典派を主なレパートリーとしましたが、とりわけバッハの
録音に多くの名盤を遺しました。中でも、アーノンクールと組んで録音した「カンタータ集」
が有名です。
古楽器演奏隆盛の現在、バッハの作品を聴く上で、決して見逃すことはできない大音楽家です。
バッハ「ブランデンブルク協奏曲」第5番
☆推薦盤☆
・バッハ ブランデンブルク協奏曲/クイケン他(76、77)(SONY) A
・バッハ Vnとチェンバロのためのソナタ全集/(73)(ドイツ・ハルモニア・ムンディ) S
・バッハ イギリス組曲/(84)(エラート) A
・バッハ フランス組曲/(75)(セオン) A
・バッハ パルティータ全曲/(86)(エラート) A
・バッハ 平均律クラヴィーア曲集/(67、72、73)(ドイツ・ハルモニア・ムンディ) A
・バッハ 音楽の捧げ物/(74)(セオン) A
・バッハ カンタータ集/アーノンクール&ウィーンCM(テルデック) S
・バッハ マタイ受難曲/ラ・プティット・バンド(89)(ハルモニア・ムンディ) A
<古楽器><バッハ◎><演奏>
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