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瀬戸内国際芸術祭の作品「銀行家、看護師、探偵、弁護士」(ジュリアン・オピー)とともに
3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」において、公式ウェブサイトの運営やSNSの管理・更新、ボランティアサポーターに関する業務などを担当しています。
芸術祭の開催年以外にも、ART SETOUCHIという活動に取り組んでいます。地域の活性化を目指した通年の取組みで、豊島で毎月お誕生会を開いたり、島の文化祭や運動会に参加して出し物を披露したりと、芸術祭を開催しているとき以外の期間こそ大切に、継続的に地域と関わる仕事をしています。
島に暮らすあるおじいちゃんは、「島に来る人を案内したいから」と、週末になると船の到着時刻にあわせて港に出て来ては、お客さんを待ち構えています。また、あるボランティアサポーターの方からは、「自分は勤めていた会社を早期退職した後、やりたいことが見つからずぼんやり生きていたが、芸術祭が自分の生きがいになった」と言っていただいたことがあります。こんなふうに、私たちの仕事が誰かの生きがいになっていると感じられることがあり、それが本当にうれしいです。
事業や施策の「本質」を見極めることです。
芸術祭は観光客の取込みやインバウンドを第一目標にしているのではありません。芸術祭が目指しているものは、2010年の第1回目から一貫して「海の復権」≒地域の活性化です。“SETOUCHI”が欧米の有力メディアに相次いで取り上げられたり、来場者数が過去最高となったり、芸術祭がどんどん“大きく”なっている今だからこそ、この施策が真に目指すところを腹に据えて仕事をしたいと思っています。
大学時代にフェイスブックやインスタグラムに熱中していた(今思うと正しくは“翻弄されていた”)ことや、社会人になってから習い始めた韓国語など、思いもよらないことが今の業務に役立っています。入庁してから何が自分を助けてくれるか分かりませんので、試験勉強以外の時間もぜひ大切にしていただければと思います。また、私の業務についてご紹介させていただくことが、このページを読んでくださった方にとって、「香川県庁で何がしたいのか」、その本質を見つめるきっかけとなってくれていたらうれしいです。
平成26年4月 労働政策課
平成29年4月 瀬戸内国際芸術祭推進課
(掲載内容は、令和元年12月現在のものです。)
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