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指定道路台帳システムを用いて業務を行う様子
公共建築物の適切な維持保全に携わりたいと思い、県職員を志望しました。
近年、有名建築物が老朽化を理由に解体される事例が少なくありません。しかし香川県では、モダニズム建築の代表である香川県庁舎東館の文化的価値を評価し、建て替えではなく耐震改修を実施し、今後も利用し続けることを選択しています。香川県には多くの魅力的な公共建築物が残っているため、県民の方々に気持ちよく利用していただけるよう、適切な維持保全に取り組みたいと思い志望しました。
私の所属する建築指導課の審査指導・開発グループでは、建築基準法に基づく建築確認業務などを担当しています。建築確認とは、計画建築物の規模や敷地の場所などが同法第6条第1項各号の建築物に該当する際に、建築基準関係規定に適合しているかどうかを確認することです。
そのほかにも、建築物省エネ法に基づく認定や特殊建築物の定期報告、都市計画法に基づく開発許可など様々な業務を担当しており、これら担当業務に関する県民の方々からの相談や審査、指導などに日々取り組んでいます。
8時50分 | 登庁(30分遅出勤務) |
9時00分 | メールチェック |
9時30分 | 建築確認申請書類の審査 |
12時00分 | 昼休憩 |
13時00分 | 確認申請業者と協議 |
14時00分 | 建築物省エネ法に基づく認定書類の審査 |
16時00分 | 特殊建築物の定期報告の受付 |
17時45分 | 退庁 |
日々の業務に適用される法令を整理することが大変でした。
特に、建築確認業務では、申請された建築物の規模や用途、場所などによって法令が適用されるかの判断が難しいことがあります。また、法令の規定を満たしていない場合は設計者の方へ適宜修正を指示しなければなりません。そのためには、適用される法令を整理し、様々な書籍を参考にしながら法令文の意味を正確に理解しなければいけません。大変ではありますが、建築物の安全に関わるとてもやりがいのある業務なので、分からないことは先輩方に教えていただきながら日々頑張っています。
コロナ禍で大変な日々が続いていますが、時には休息をとりつつ、自分自身にできる最大限の試験対策を頑張ってください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
(掲載内容は、令和4年2月現在のものです。)
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