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窓口で拾得物を返還している様子
大学の授業の一環で、香川県警察の少年育成に関するボランティア活動に参加したことがきっかけで、警察を自分の就職先として強く意識するようになりました。
当初は、警察の仕事=警察官の仕事というイメージしかありませんでしたが、より警察の仕事を理解するために参加したインターンシップで、県民の方々の安全と安心を守るため、警察官とともに汗を流す警察行政事務職員の仕事に強い魅力とやりがいを感じました。
高松北警察署会計課で遺失・拾得係として、落とし物をした方からのお問い合わせの対応や、警察に届けられた落とし物を持ち主の方に連絡し、お返しする仕事をしています。
遺失・拾得業務は、遺失物法という法律に基づき行いますが、落とし物をした方や落とし物を届けていただいた方の心情に配慮した対応が求められるなど、毎日が勉強です。大事なお金やものを扱う仕事のためその責任も重く、取扱いが多い日は特に大変ですが、落とし物を無事お返しした時に持ち主の方の笑顔を見ると嬉しい気持ちになり、一層やりがいを感じます。
常に全力で業務に取り組む先輩職員に少しでも追いつけるよう、今日も全力投球しています。
| 8時15分 | 登庁 |
| 8時30分 | 朝礼 |
| 9時00分 | 交番等からの引継ぎ |
| 10時00分 | 拾得物取扱い |
| 12時00分 | 昼休憩 |
| 13時00分 | 電話・来訪者対応 |
| 15時00分 | 拾得物の整理 |
| 17時15分 | 退庁 |
印象に残っているのは、採用直後の警察学校への入校です。警察官だけでなく警察行政事務職員も約1か月間、警察学校に入校し、警察組織の仕組みや一般的な業務内容に関する授業を受けます。この間は、警察官と同じ寮で生活するため、警察官との同期生としての絆もより強いものとなりました。毎日の点呼や朝のランニングは大変でしたが、すぐ隣で警察官が頑張っている姿を見て、警察組織の一員としての自覚も高まり、とても充実した1か月でした。
採用試験に向けて、教養試験の勉強などやるべきことがたくさんあると思います。私自身、勉強を始めたのが大学3年生の10月からと、周りよりもかなり遅れをとったスタートになりましたが、警察組織に入りたいという強い気持ちで、すきま時間を大切にしながら試験対策に励みました。
試験対策、警察の仕事への疑問や不安を自分だけで解消することは難しいところもあると思いますので、気軽に警察署や交番に足を運んでいただければと思います。
(掲載内容は、令和4年2月現在のものです。)
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