全員で食べる、温かい中学校給食実現に向け、横浜市の市民団体による署名活動が始まっている。署名開始を記念した集会にはオンライン視聴を合わせて約150人が参加し、給食の歴史や意義、市の現状について理解を深めた。
署名を始めたのは「横浜学校給食をよくする会」と「横浜でも全員制の中学校給食が『いいね!』の会」の2団体。市は中学校給食の方向性の公表を12月に予定しており、署名を通じて世論の高まりを目指す。
5日には市内で記念集会を開催。「給食の歴史」の著者で、京都大学人文科学研究所の藤原辰史さんが、「食べる」という行為の意味や給食の歴史をエピソードを交えながら講演し、給食が貧困対策や教育だけでなく、災害時にも役立ってきたことを説明した。