沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前にある新基地建設に反対する市民らが集まる「テント村」で16日午前、「1カ月以内に看板、木材の撤去をお願いします。されない場合は我々が強制的に撤去します」などと書かれた手紙とマッチ箱が置かれているのが見つかった。
抗議行動に参加した男性(66)=那覇市=が発見。「辺野古基地反対運動されている方へ」と書かれた封筒に手紙とマッチ箱が入っており、「11月14日(月)」の日付や「皆様が長生きする事を祈ります」とも書かれていた。
16日の抗議行動の責任者をしていた沖縄平和市民連絡会の高里鈴代共同代表(82)が110番通報し、県警が回収した。名護署は「現時点では拾得物として扱う」としている。
見つけた男性は「マッチも入っており脅迫としか受け取れず、怖い。卑劣な行為だ」と批判。高里代表は「このような物が置かれるのは初めて。どうしてこんなことをしたのか」と話した。(北部報道部・西倉悟朗)