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見て、知って、楽しむ 福井のミュージアムツーリズム(上)恐竜博物館、年縞博物館

【18】本物に出合う!“地味にすごい、福井”の博物館

沓掛博光 旅行ジャーナリスト

三方五湖の絶景を一望する山頂公園

 年縞が静かに堆積する水月湖の畔には標高400メートルの梅丈岳(ばいじょうだけ)がそびえる。10月1日から無料になったレインボーラインを車で上がると、年縞博物館から約10分で山頂公園に着く。山頂へはリフトかケーブルで上がる。ここからは東側の眼下に水月湖をはじめ景勝地の三方五湖を、西側に紺碧の日本海を望むことができる。

拡大足湯につかりながら三方五湖の絶景が楽しめるレインボーラインの山頂公園にある美浜テラス(筆者撮影)

 今人気のテラスが2年前から5カ所設けられ、リラックスしながら楽しめると観光客に人気だ。中でも山頂公園の北側の突端にある美浜テラスは“天空の足湯”と呼ぶ足湯があり、五湖すべても見渡せるので足湯につかりながらのんびりと絶景を眺めることができる。同公園を運営、管理する(株)レインボーラインの石田靖彦代表取締役は「テラス席は人気がありますね。まだコロナ禍ではありますが、観光客は徐々に戻って来てます。平日でもにぎわっています」という。

 南の端の若狭テラスに立つと眼下に水月湖が見渡せ、7万年の間静かに堆積した年縞が眠る湖がやはり穏やかに見えた。

「見て、知って、楽しむ 福井のミュージアムツーリズム(下)一乗谷朝倉遺跡博物館」は明日の公開予定です。

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筆者

沓掛博光

沓掛博光(くつかけ・ひろみつ) 旅行ジャーナリスト

1946年 東京生まれ。早稲田大学卒。旅行読売出版社で月刊誌「旅行読売」の企画・取材・執筆にたずさわり、国内外を巡る。1981年 には、「魅力のコートダジュール」で、フランス政府観光局よりフランス・ルポルタージュ賞受賞。情報版編集長、取締役編集部長兼月刊「旅行読売」編集長などを歴任し、2006年に退任。07年3月まで旅行読売出版社編集顧問。1996年より2016年2月までTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」旅キャスター。16年4月よりTBSラジオ「コンシェルジュ沓掛博光の旅しま専科」パーソナリィティ―に就任。19年2月より東京FM「ブルーオーシャン」で「しなの旅」旅キャスター。著書に「観光福祉論」(ミネルヴァ書房)など

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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