【大会レポート】天皇杯 第48回日本車いすバスケットボール選手権大会 東日本第2次予選会
【大会レポート】 天皇杯 第48回日本車いすバスケットボール選手権大会 東日本第2次予選会 10月1日(土)、2日(日)の2日間にわたって元気フィールド仙台 宮城野体育館では、天皇杯 第48回 日本車いすバスケットボール選手権大会東日本第2次予選会(以下、東日本第2次予選会)が行われました。東日本第2次予選会には、北海道、東北、関東、東京、甲信越における各ブロックの1次予選会を勝ち抜いた12チームが集結。会場には2日間で延べ500人を超える観客が足を運んでいただいたなか、上位3チームに与えられる天皇杯の出場権をかけて熱戦が繰り広げられました。 その結果、優勝したNO EXCUSE(東京)、準優勝のパラ神奈川(関東)、3位決定戦で勝利をおさめた埼玉ライオンズ(関東)の3チームが、2023年1月に開催が予定されている天皇杯に出場することが決定しました! 今回の東日本第2次予選会を突破した3チームのヘッドコーチからのコメントは、次の通りです。 <及川晋平HC(NO EXCUSE)> 香西(宏昭)が戻ってきたことで、チームのレベルアップが図れているなと感じています。彼がいることで、そのほかの選手もそれぞれの役割を理解し、チームが目指すバスケットができるようになってきました。今大会はぎりぎりの戦いのなか、どうやって自分たちのバスケットで乗り切っていくか、選手たちがそのことにちゃんと向き合ってくれたことが大きかったと思います。ベンチも含めて選手一人ひとりに「天皇杯で優勝する」という強い覚悟を感じました。これまで準優勝4回と日本一まであと一歩のところで敗れてきましたが、今回の天皇杯ではNO EXCUSEらしいバスケットを表現して、チーム結成時からみんなと約束した優勝ができたらいいなと思っています。 <堀井幹也HC(パラ神奈川SC)> (天皇杯出場がかかった)準決勝での最大の勝因は相手を40点に抑えたディフェンス。ボールマンへのプレッシャーと、相手が得意とするインサイドをみんなで守り抜いた点にあったと思います。ただ今大会は自分たちが目指しているバスケットをどれだけ表現できるか、そのうえで優勝を狙っていましたので、決勝で負けたことは悔しいです。うちはあまりサイズがないので、逆にインサイドでの数少ないチャンスを確実に決めることが重要。さらにアウトサイドのシュートの精度も高めて、天皇杯ではNO EXCUSEさんへのリベンジも含めて優勝を目指したいと思います。 <中井健豪HC(埼玉ライオンズ)> 今大会を振り返ると、やはりいいライバルチームと対戦できるから、うちも強くなれているということ。僕らが成長するためには、とても良い大会になったと感じています。「3位以内に入って必ず今大会で天皇杯出場を決めよう」という目標も達成することができました。ただ、自分たちが表現したかったバスケットは全くできませんでした。それが本当に悔しいです。特に「状況判断」という部分はあまり良くなかったので、もう一度再構築したいと思っています。それでも(優勝した)NO EXCUSEさんと競ったり、千葉ホークスさんに勝ち切ったりと、てっぺんを取れる光が見えましたので、天皇杯では楽しみにしていていただけたらと思います。 ~試合結果~ ●10月1日(土) <1回戦> 埼玉ライオンズ(関東) 78-21 札幌ノースウィンド(北海道) 長野WBC(甲信越) 53-38 SAGAMI FORCE(関東) 千葉ホークス(関東) 83-3 八戸WBC(東北) COOLS(東京) 58-55 新潟WBC(甲信越) <2回戦> 埼玉ライオンズ 86-28 TEAM EARTH(東北) NO EXCUSE(東京) 90-40 長野WBC 千葉ホークス 77-43 ハダーズ函館(北海道) パラ神奈川SC(関東) 62-49 COOLS <9-11決定戦> SAGAMI FORCE 57-20 札幌ノースウィンド 新潟WBC 71-19 八戸WBC ●10月2日(日) <5-7位決定戦> 長野WBC 61-48 TEAM EARTH COOLS 57-20 ハダーズ函館ライオンズWBC <準決勝> NO EXCUSE 68-62 埼玉ライオンズ パラ神奈川SC 58-40 千葉ホークス <3位決定戦> 埼玉ライオンズ 63-59 千葉ホークス <決勝> NO EXCUSE 69-66 パラ神奈川SC