わずか3日間の臨時国会が8月3日に開幕しました。18歳の女子学生と飲酒して4万円を渡した“パパ活”疑惑で自民党を離党した吉川赳議員も登院。「係争中なので、これですみません」とカメラの前での説明は避けました。一方で、旧統一教会と関係がある自民党の議員は100人規模になるのでは?と党内から声があがる中、「家庭の人を大事にしている宗教だと聞いていた」と説明する議員も。今後の進展は?
■3日間の臨時国会 新人議員が初登院

上村彩子キャスター:
8月3日、臨時国会が召集されました。3日間という短い日数です。参院議長、副議長を選出しますが、実質的な審議などは行われません。そして、初めて当選した議員たちも初登院となりました。
元アイドル 自民党・生稲晃子参院議員
「きょうは緊張で何も口に入れることができませんでした」
元タレント れいわ新選組・水道橋博士参院議員
「パフォーマンスなどない、汗をかくのはこれから」
元マラソンランナー 日本維新の会・松野明美参院議員
「皇居の周りを20キロ走ってきた。ここがスタートライン」
では、今回の臨時国会ではどんなことがポイントとなるのでしょうか。
■“パパ活”疑惑の吉川議員どうなる?

まずは、“パパ活”疑惑が報じられた吉川赳衆院議員。元岸田派の議員です。
18歳の女子学生と飲酒し、4万円を渡した“パパ活”の疑惑が6月に週刊誌で報じられ、自民党を離党しました。その後、7月15日にブログで反論。「18歳だと認識していなかった」ということです。そして、週刊誌に対して名誉毀損で訴えているという状況です。そして、当面は議員辞職しない考えも示しています。
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吉川赳衆院議員ですが、基本的に姿を現していませんでした。しかし、約2か月ぶりに国会へ姿を現しました。記者からの質問に「係争中の案件になるので、これですみません」と疑惑について具体的な説明はありませんでした。

そんな吉川議員に対し3日、立憲民主党は議員辞職勧告決議案を提出しました。実はこちら、6月にも野党から議員辞職勧告決議案の提出されていましたが、全く審議されなかったんです。
このことについて、TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは「本人から説明がないまま、歳費が支払われ続けている。元岸田派の議員でもあり、政権への影響も懸念している。今回は審議に応じる可能性が高いのではないか」ということです。
しかし、議員辞職勧告決議というのは、法的な拘束力はないものとなっています。
「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
ブログで反論をしているくらいなので、せめてご自身の言葉でちゃんと説明してほしいなというのはあります。でも逆にこのまま居続けるっていうのはすごいなと思っちゃいますけど。これだけニュースになってるので、しっかり説明をしていただきたいなというのは思います。
ホラン千秋キャスター:
国会の中をウロウロ逃げ続けるのも結構大変だろうなって思いますよね。
井上キャスター:
あと、何を言っても響かないので、我々もどうしていいものかわからなくなってきてますね、正直。
上村キャスター:
そして、この“パパ活”疑惑の吉川赳衆院議員の他に注目されているのが、旧統一教会との繋がりについてです。