前の記事の続きであり、
米国特許6587729号の解説です。

米国特許の図3は、脳に直接、音声を送信するしくみを示しています。

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送信機が、パルス波形のマイクロ波を人間の頭部に照射しており、
人間の頭部が受信機として機能します。

送信機の内部に、フィルタ31と、平方根プロセッサー32と、
平衡変調器33という部品が入っています。


音声信号a(t)とは、人間の声をマイクに入力して、
電気信号に変換したものです。

音声信号a(t)とは、要するに、音や声の波形ですね。

人間の声の波形は複雑なので、
音声信号a(t)として、純音で数式を展開しています。

純音は単一の周波数のみが含まれ、
簡単な数式で表現できます。


図3の左上は、要するに、マイクをフィルターという電子部品に
接続していることを意味します。

この米国特許では、音声信号a(t)を人間の内耳35に伝達するために、
どうすればよいか検討して、その結果、
フィルター31、平方根プロセッサー32、平衡変調器33という電子部品が
必要ということが記載されています。

マイクロ波聴覚効果では、球形復調器(人間の頭部)34から
振動が伝搬して、内耳35で電気信号に変換されます。

そこで、振動が脳組織を伝搬する数式が、
音声信号a(t)になることが求められます。

その前段階では、頭部に照射された電波が、
球形復調器(人間の頭部)34により、振動に変換されます。

すると、どのような電波(正確にはパルス波形のマイクロ波)が
頭部に照射されたとき、
音声信号a(t)という振動になるかを求めています。

図3で、搬送波の周波数がωcということは、
頭部に照射するマイクロ波の周波数がωcということを意味します。

平衡変調器は、AM変調するために使われる電子部品になります。

例えば、AM放送のラジオ局に設置されている送信機の内部に
平衡変調機が組み込まれています。

平衡変調器では、搬送波の上側と下側にサイドバンドが発生し、
搬送波成分が除去されます。



「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 1」

「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 2」

「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 3」

「脳に直接、音声を送信する通信装置の米国空軍特許 part 4


次の3つの記事が連続しており、
レーダーを応用してマイクロ波で頭部に直接、音声を送信するしくみを
記載しています。

「レーダーのしくみ」
 
「対人レーダーにマイクを接続して音声送信」
 
「対人レーダーの応用;マイクロ波で脳内に音声を発生させるしくみ;
ストックリン特許