2022年11月10日(木)
戦争準備の演習やめよ
命どぅ宝の会が抗議の声明
|
沖縄が再び戦場になることに反対する「ノーモア沖縄戦 命(ぬち)どぅ宝の会」は9日、沖縄県庁で記者会見し、10日から始まる日米共同統合演習「キーン・ソード23」に抗議し中止を要求する緊急声明を発表しました。
声明は、同演習が「台湾有事」を想定したものであるとする軍事専門家の分析を紹介。防衛省が南西諸島のミサイル基地化などを進めており、中国との戦争が現実となれば南西諸島が「ミサイル戦場化」し「核戦争に陥る懸念があり、沖縄は消えてなくなるかもしれません」と述べています。
「沖縄戦をも上回る犠牲を免れない『第二沖縄戦』を断固、拒否」するとして戦争を準備する同演習の即時中止などを要求しています。
同演習では公道などの利用も計画されており、同会の共同代表で、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんは、軍民混在で多数の犠牲者が出た沖縄戦のように「軍隊を住民地域に持ち込まないでほしい」と訴えました。