
着こなしで悩んでいる人「デートや合コンで着ていく服がない・・・どうすれば、センスがない僕でもおしゃれになれるんだろう?」
こんにちは。Iori Blueです。
今回はこれらの疑問を全て解消する「MB著 最速でおしゃれに見せる方法」を紹介します。

本記事の目次
この記事を書いている僕は読書歴が12年、これまでに約800冊の本を読んできました。その中で、おしゃれに関して、最も影響を受けた本が本書になります。この本を読み込めば、誰でもおしゃれになれます。理由は、おしゃれに見せるための理屈を理解できるからです。
(僕は本書に書かれている内容を愚直に実践することで、アパレル関連の方から「おしゃれだね」と言われるまでになりました)
今回は「おしゃれに見せるための考え方と実践法」に関して、本書で学んだ内容と実体験を基に、解説します。
おしゃれに見せる方法

おしゃれになるためにやるべきことは「着こなしのルール」を学ぶことだと、本書では述べられています。おしゃれに見えるかどうかは、これらのルールを知っているかどうかで決まるからです。
下の図を見てください。
この図から分かるように、一般的にセンスがいいと言われている人達も、着こなしのルールを体感的に体得しているので、おしゃれなんだと分かります。
以上をまとめると、おしゃれになるためにやるべきことは、センスを磨くことではなく、着こなしのルールを学ぶことだと言えます。
着こなしのルール
本書の内容をまとめると、着こなしのルールは以下の5つに集約されます。
これから、それぞれのルールについて説明します。
【ルール①】ドレスとカジュアルの比率を7:3にする
1つ目のルールは「ドレスとカジュアルの比率を7:3にする」です。ここでは、「なぜ、ドレスとカジュアルを組み合わせるのか」「なぜ、7:3の比率なのか」を説明します。
なぜ、ドレスとカジュアルを組み合わせるのか?
「緊張感」と「余裕」を併せ持ったおしゃれな街着にするため。これが本書の回答です。「ドレス」と「カジュアル」の違いを整理すると、以下のようになります。
コーディネートを全てドレスで揃えてしまうと、ビジネスやパーティー用の服装になってしまいます。逆に、全てカジュアルで揃えてしまうと、部屋着やコンビニ用の服装になってしまいます。これらは共に、おしゃれな街着とは言えません。「緊張感」と「余裕」を併せ持っていないからです。なので、おしゃれな街着にするためには、ドレスとカジュアルを組み合わせる必要があると言えます。
なぜ、7:3の比率なのか?
理由は2つあると、本書では述べられています。
【理由1】日本人特有の「カジュアル感」を払拭するため
日本人は生まれつき「子供っぽい(カジュアルな)」雰囲気を持っているので、単純にドレスとカジュアルの比率を「5:5」にすると、往来のカジュアルさに引っ張られ、子供っぽくなってしまいます。
なので、日本人特有のカジュアル感を払拭するには、比率をドレス寄りにする必要があります。
【理由2】「おしゃれ」という評価が簡単に得られるため
日本では、ドレスアイテムを街着で着こなす人はあまりいません。なぜなら、日本に流通している洋服は、アメリカの影響を色濃く受けたカジュアルウェアがほとんどだからです。なので、ドレス寄りの着こなしをすると、「おしゃれ」という評価を簡単に得ることができます。
以上をまとめると、ドレスとカジュアルの比率は、ドレス寄りの7:3にすべきだと言えます。
【ルール②】服の4要素を考慮して服を選ぶ
2つ目のルールは「服の4要素を考慮して服を選ぶ」です。理由は服の4要素のバランスで、その服がドレス寄りかカジュアル寄りか決まるからです。
服の4要素を整理すると以下のようになります。
これら4要素を理解すれば、カジュアル感の強いパーカーも、以下の様に、ドレス寄りに調整することができます。
以上をまとめると、服の4要素を考慮して服を選ぶべきだと言えます。
【ルール③】ボトムスを固めてからトップスを選ぶ
3つ目のルールは「ボトムスを固めてからトップスを選ぶ」です。理由はボトムスさえ決まっていれば、どんなトップスを合わせてもサマになるからです。
服は大きく「トップス」と「ボトムス」に分類されます。
トップスは印象を変える役割を、ボトムスは印象を整える役割を持っています。本書では、それぞれの役割を「お味噌汁」に例えて、以下の様に表現しています。
出汁をとっていなければ、どんな高級食材を使っても、味気ないお味噌汁になります。一方で、出汁さえしっかりとっていれば、どんな食材でも風味豊かになります。
それと同じで、ボトムスで印象を整えていなければ、どんなに高級なトップスを着ても、サマになりません。一方、ボトムスで印象さえ整えていれば、安価なトップスでもサマになります。
以上をまとめると、ボトムスを固めてからトップスを選ぶべきだと言えます。
【ルール④】全体的なシルエットはI、Y、Aで整える
4つ目のルールは「全体的なシルエットはI、Y、Aで整える」です。理由は、これら3つのシルエットを使えば、体型をきれいに見せることができるからです。
Iライン、Yライン、Aラインの特徴は以下の通りです。
ここで、注意すべき点は、太めのトップスと太めのボトムスは絶対に合わせないことです。理由は、コーディネートが野暮ったくなるからです。
以上をまとめると、全体的なシルエットはIライン、Aライン、Yラインで整えるべきだと言えます。
【ルール⑤】彩度の高い色は1色までとし、かつ面積は抑える
5つ目のルールは「彩度の高い色は1色までとし、かつ面積は抑える」です。彩度の高い色は色数が増えるほど、面積が大きいほど、カジュアル感が強まるからです。
以上をまとめると、彩度の高い色は1色までとし、かつ面積は抑えるべきだと言えます。
初心者が買うべきマストアイテム
結論から述べると、ユニクロの黒スキニーデニム「ウルトラストレッチスキニージーンズ」と、パドローネのレザーシューズ「SHORT BACK ZIP BOOTS」が、初心者の買うべきマストアイテムです。
(この2点は実際、僕も購入しました)
理由は2つです。それは、これら2点の商品を組み合わせると、「視覚効果で脚長に見せれるから」「トップス選びの難易度を下げられるから」です。
【理由1】視覚効果で脚長に見せれるから
上記2点の商品は共に黒色なので、パンツとシューズの境界線が曖昧になります。また、パドローネのシューズは装飾がなく薄底であるため、足元に視線が集まりにくく、この境界線をさらに曖昧にすることができます。
その結果、パッと見た時に、パンツとシューズが一体化して見え、脚長に見せることができます。
【理由2】トップス選びの難易度を下げれるから
難易度が下がる理由は2つです。それは「トップスが多少カジュアルになっても、問題なくなるから」「全体的なシルエットを考慮しなくてよくなるから」です。
【理由2-1】トップスが多少カジュアルになっても、問題なくなるから
上記2点の商品を組み合わせると、以下の様に、ドレス比率は75%になります。
なので、トップスが多少カジュアルになっても、ボトムスのドレス要素で、カジュアルな雰囲気を打ち消すことができるため、問題なくなります。
【理由2-2】全体的なシルエットを考慮しなくてよくなるから
上記2点の商品を組み合わせると、ボトムスはかなり細身になります。ボトムスが細みであれば、大きめのトップスを選べばYライン、ぴったりめのトップスを選べばIラインになります。つまり、どんなサイズのトップスを着てもサマになるため、全体的なシルエットを考慮しなくてよくなります。
以上をまとめると、初心者が買うべきマストアイテムは、ユニクロの「ウルトラストレッチスキニージーンズ」と、パドローネの「SHORT BACK ZIP BOOTS」だと言えます。
着こなしレベルをさらに上げる方法
結論から述べると、以下の3点を行えば、さらに着こなしレベルを上げることができます。
なぜ、この3点がおすすめなのか、説明します。
【方法1】本書のchapter2〜4を読み込む
着こなしルールの実践方法が学べるからです。本書のchapter2には具体的な服の選び方、chapter3には実際のコーディネート例、chapter4にはMBさんオススメのアイテムが書かれています。ここを読み込めば、着こなしルールの活かし方が理解できるので、オススメです。
【方法2】「最速でおしゃれになる方法〈実践編〉」を読み込む
MBさんのコーディネート方法を大量に学べるからです。この本には、110近いコーディネート例が記載されており、それぞれの写真に対して、なぜおしゃれに見えるのか解説されています。内容的には「最速でおしゃれになる方法」とカブる部分が多いですが、本当に勉強になるので、オススメです。
【方法3】Youtube「MBチャンネル」見る
MBさんの考え方を映像と共に理解できるからです。このチャンネルでは、MBさん本人が、自身が培ってきた着こなしの考え方・実践方法を、余すことなく語ってくれます。MBさんの人となりも知れるので、オススメです。
本書の魅力
本書の著者であるMBさんは、100以上のメンズファッションブランドと取引経験のあるプロのバイヤーである一方で、そこで培った着こなし理論を、様々なメディアを通して発信もされている、いわば着こなしのプロと言える方です。
本書はそんなMBさんが、これまでの経験を通して体系化した「おしゃれに見せるロジック」を豊富なコーディネート例と共に学ぶことができます。また、MBさんが偏愛している機能的かつおしゃれなアイテムを、写真と共に知れるのも魅力です。
「おしゃれな着こなしをセンスではなく、理屈で理解したい方」「その理屈に基づいたコーディネート方法を知りたい方」に、おすすめの一冊です。
まとめ
- おしゃれに見せる方法は以下の「着こなしルール」を学ぶこと
- ドレスとカジュアルの比率は7:3とする
- 服選びは「服の4要素」を考慮する
- まずはボトムスを固める
- シルエットはI、Y、Aで整える
- 彩度の高い色は1色かつ面積を抑える
- 初心者が買うべきマストアイテムは「黒のスキニージーンズ」と「黒のレザーシューズ」
- 着こなしレベルをさらに上げる方法は「MBさんの著書」を読み、「MBチャンネル」を見ること
今回は以上です。それでは。
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