最終更新日:2022/3/1

東海漬物(株)

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業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)

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愛知県

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「挑戦する仕事」

工場異動で一歩成長。商品の安心・安全を担う「砦」としての専門性を追求します!

モノづくり

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会社がめざす「品質価値強化」を支える存在に

個々の社員の成長を見据え、そのためのサポートを惜しまないのが東海漬物のスタイル。品質管理で言えば、工場によって生産する商品も異なるため、品質や工程の管理スキルを磨く多くのチャンスが待っています!

栗田康平さん/豊橋マザー工場 品質管理/2017年入社

学生時代に食品栄養を学び、その知識を生かせる仕事を探す中で東海漬物と出会う。入社の決め手となったのは、説明会で実施された「漬物バイキング」の体験。思っていた以上に多彩な商品があることを知り、チャレンジ意欲が湧いたという。入社後は希望通りに品質管理の部署に配属となり、2019年8月までは田原工場に勤務。9月から豊橋マザー工場へ異動となった。

ルーチンワークで仕事の基礎を学び、試作にもチャレンジさせてもらいました。

田原工場では「きゅうりのキューちゃん」の品質を落とさないよう心がけていました。特に衛生面に関しては、製造スタッフにもつねに高い意識を持つよう話していたものです。

入社時に配属された田原工場には2つの生産部門がありました。私が勤務していた第1工場は「きゅうりのキューちゃん」の専属工場。第2工場では福神漬けやニンニクの商品など、多品目を手がけていました。

品質管理のメンバーは副工場長を兼務している責任者と私が正社員。ほかにパートさんが2名勤務しており、仕事はルーチンワークが中心でした。理化学分析や微生物検査、会議資料の作成、現場の掃除などの衛生管理を、ほぼ毎日行っていたものです。
また田原工場では食品衛生管理の国際基準であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point=ハサップ)を取得しており、その基準に則った工程確認や書類作成なども2年目ごろから任されていました。

仕事のやりがいといえば、当社を代表する商品である「きゅうりのキューちゃん」に携わることができた点です。じつは「きゅうりのキューちゃん」には昔から大好きというヘビーユーザーが多く、少しの味の違いでもお問い合わせをいただくほど。その分、品質管理としては気を使うものの、一方で「何度食べても美味しい」という声もいただき、そうした言葉を社内のパソコン上で見つけるたびにモチベーションが高まっていました。
逆に難しいなと感じたのは、歴史のある工場だけに長く勤めている方も多く、これまでのやり方が当たり前となっている点でした。品質管理として新しい改善策を提案した際に、それを理解してもらうには根気がいったものです。

仕事のおもしろさがわかってきたのは、2年目になったばかりの時。「きゅうりのキューちゃん」をリニューアルするという計画が発表され、そのプロジェクトチームから試作を任されることになったのがきっかけでした。これまでの製造方法から大きく変える案が出て、仕込みの状態で製品の味や香りの違いを比較するための試作が必要になったのです。
「きゅうりのキューちゃん」としても新しい試みですし、設備の改善にもつながる業務のため、これまで以上に必死に取り組みましたよ。
残念ながら発売前に部署異動となりましたが、試作に向けて毎日のように食していたので、味の違いもわかるようになりました(笑)。

新たな職場への期待とプレッシャー。国際規格にも詳しい品質管理をめざします。

もう1人の品質管理は、現場から移ってきた社員。また工場長は品質管理出身。近くに相談できる仲間がいるメリットを活用し、よく質問を投げかけています。

そして2019年9月に「こくうまキムチ」の生産を行う豊橋マザー工場へ異動。最初に辞令を受けた時は驚き、違う分野に移る不安も感じたものです。でも同時に次のステップに進む喜びもあり、部署のパートさんや製造スタッフからも「頑張ってね」と言ってもらいました。

両工場の大きな違いは、田原にあった熱殺菌の工程が、こちらではない点です。その分、作業現場の衛生面を大切にしていて、衛生改善を行う頻度も高いんです。品質管理としても、微生物検査で汚染箇所を見つけて改善を図る業務が多く、しかもその場しのぎにならないよう、長期的視野に基づく改善の仕組みづくりが求められています。

ルーチンワークもずいぶん少なくなり、分析や微生物検査はパートさんに任せ、私は結果確認など管理業務が中心となりました。日々の業務としてはデータ収集や資料作成、マニュアルの更新といったところです。
基礎的なことは以前の職場で学んでいたため問題はないものの、これまであまり意識してこなかった微生物関連のことなどは、ネットなどで調べて学んでいる段階です。

「こくうまキムチ」は他の工場でもつくっているため、“豊橋だけ品質が落ちた”と言われないよう、プレッシャーとも闘っています。先日も他の工場の品質管理が見学に来たため、一緒に現場をまわり、改善点などの情報共有を行いました。
もちろん普段も改善点を見つけた時などは、各工場の品質管理と電話やメールで相談し合っています。

また豊橋マザー工場ではFSSC22000という、国際食品イニシアチブ(GFSI)からベンチマークを受けた食品マネジメントシステムを取得しています。ゆくゆくは私もサーベイランス審査(維持審査)に参加することになるため、最近は外部セミナーに出席して、知識習得に努めています。
当社の場合、会社から推奨されるセミナーもありますし、自分から行きたいと手をあげれば、認めてもらえるケースが多い点も魅力の1つです。

改善や品質追求にゴールはありません。そんな奥の深さが向上心を刺激します。

JAS認証工場品質管理責任者を始め、食品衛生責任者、衛生管理者、変わったところでは漬物製造管理士などの資格も、全額会社負担で取得することができます!

入社して3年目。発酵食品の基礎知識、検査の仕方など、学校での学びが役立っている面も多々ある一方で、それ以上に新しく覚えなくてはいけないことばかりです。
現場にもよく出向き、機械の掃除を手伝ったりしています。自分でやることで“この部分は見落としがちだな”といったことや、どうすれば効率良くなるかもわかりますし、指導の際の説得力も違うと思っています。そもそもモノづくりの世界は、連携プレーで成り立つものですしね。

私がこれまで頑張ってこれたのは、希望の職種に就けたことと、パートさんたちからの励ましがあったから。そして何より元気のもととなるのは、お客様の声!今もよくネットで「こくうまキムチ」を検索し、“美味しい”などの書き込みからパワーをもらっています。
加えて当社は週休2日制で、年間休日も118日とオンとオフの区別がつけやすい環境です。休みの日に趣味の釣りに行ったり、友人と旅行に出かけるといった気分転換も、次への意欲につながります。

品質管理は目立つ存在ではありませんが、商品をつくる上では重要な仕事。会社の信頼を担っていると言っても過言ではないと思います。
その中で、いかに1つでも多くの問題点を見つけ、改善していくかが腕の見せ所でしょう。田原工場時代に、しっかり見ないと気づくことができず、清掃面で苦労していた工程がありました。その改善を行い、お客様からの問い合わせが減ったという実績も残すことができました。

工場の異動を経験したおかげで、新しいことに挑むという意識も芽生え始めていて、学生時代の自分からは想像できないほどの成長です。
まだ豊橋マザー工場に来て数ヵ月ですが、この機会をチャンスと捉え、知識やスキルをしっかり蓄えて、誰からも頼られる品質管理になることが目標。そして将来的には工場全体の品質を追求する「品質保証」の仕事にもチャレンジできればと思っています。

学生の方へメッセージ

今後の活動では、まずは自分が何をしたいかを見極め、それを実現できる会社を探しましょう。「ここでいいや」ではなく、「ここがいい」と選んだ会社なら、働き出した後の意識も違うと思います。
ちなみに私が大切にしていたのは、説明会で社員の方と会話をすること。そこで会社の雰囲気を感じたり、どんな仕事があり、若手がどう関わっていけるかを尋ねていました。

当社の場合は選考もユニークで、私たちの時の一次面接では面接官も学生も5~6人いて、数分ごとに相手を変えながら1対1の面接を行いました。その場からも社風のようなものは伝わってきて、“ここで働きたい”と決意を強くしたものです。

私が後輩に望むのは、チャレンジ精神です。当社は、今や単に“漬物の会社”ではなく、機能性表示食品の製造・販売にもチャレンジしています。「きゅうりのキューちゃん」にしても様々な味覚の商品を出したり、リニューアルも行っています。歴史はあるものの、決して伝統にのみ固執する会社ではありません。

その点では好奇心が旺盛で、意欲的に仕事に取り組む人にとってはおもしろい会社だと思いますし、会社としても若手の活躍が組織全体の成長につながると考えています。
実際の仕事でも自分の頭で考え、計画し、工夫・行動していく機会が多く、P(PLAN=計画)D(DO=実行)C(CHECK=評価)A(ACTION=改善)のサイクルが自然と身に付く環境です(栗田さん)。

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社員たちも、自社商品が大好物!私たちと一緒に、お客様に喜ばれる商品づくりをしていきましょう!一人暮らしの方には月5,000円の自己負担で済む借上寮も用意しますよ。

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