今後の活動では、まずは自分が何をしたいかを見極め、それを実現できる会社を探しましょう。「ここでいいや」ではなく、「ここがいい」と選んだ会社なら、働き出した後の意識も違うと思います。
ちなみに私が大切にしていたのは、説明会で社員の方と会話をすること。そこで会社の雰囲気を感じたり、どんな仕事があり、若手がどう関わっていけるかを尋ねていました。
当社の場合は選考もユニークで、私たちの時の一次面接では面接官も学生も5~6人いて、数分ごとに相手を変えながら1対1の面接を行いました。その場からも社風のようなものは伝わってきて、“ここで働きたい”と決意を強くしたものです。
私が後輩に望むのは、チャレンジ精神です。当社は、今や単に“漬物の会社”ではなく、機能性表示食品の製造・販売にもチャレンジしています。「きゅうりのキューちゃん」にしても様々な味覚の商品を出したり、リニューアルも行っています。歴史はあるものの、決して伝統にのみ固執する会社ではありません。
その点では好奇心が旺盛で、意欲的に仕事に取り組む人にとってはおもしろい会社だと思いますし、会社としても若手の活躍が組織全体の成長につながると考えています。
実際の仕事でも自分の頭で考え、計画し、工夫・行動していく機会が多く、P(PLAN=計画)D(DO=実行)C(CHECK=評価)A(ACTION=改善)のサイクルが自然と身に付く環境です(栗田さん)。