玉堂星は陰の習得本能を持っています。陰の習得本能は人類が作り上げた文化であり、風俗や習慣を含めた伝統的な知恵であり、実生活に根ざした知恵です。それは遠い過去から受け継がれ、遥かな未来へと伝えていくものです。それが理論づけられて理性となり学問となり、文化的本面では芸術、芸能、文学、理学、数学等になります。さらに哲学、宗教学となり、時代と共に古典や伝統になります。人類の文化的遺産であり、現在の生活の基礎となるものです。玉堂星は体制側にあって、学問の習得と創造を通して伝統を守る役目があります。
玉堂星は緻密で優雅で保守的です。玉堂星には母親、母性愛、慈愛の意味があります。そのため、礼儀礼節を重んじ上下関係を大切にし肉親を大切にします。愛情もありますがのめりこむ性情も現れて主体性をなくす恐れがあります。母性愛は子を育てるときは役に立ちますが、社会生活の中で母性愛を出すと主体性をなくしてしまいます。その結果、公私混同となったり、いい加減な人間性を出します。保守性が強い玉堂星なので、一度主体性をなくした状態になると容易に変えることができません。最終的には硬直状態を起こし社会にとって不必要な存在になるか、社会全体を硬直状態に追い込んでしまいます。玉堂星は母性愛であるので、善悪を合わせ飲む性情があり、心の安らぎを与え自然のうちに悪を善に変える質も持っています。学問を通して後世に伝える力量は見事なものです。玉堂星は古典及び伝統に基づくので現実離れせず、地味で堅実です。たとえ空想的であっても現実可能なものです。まさに学者であり研究者です。理論と現実を両立させて区別して現実に対応させた理論を作り上げます。そこには見事な観察力と批判力が働き、冷静さと客観性を備えています。学問的理論が得意なので、体得によるものが欠ける面が出ます。そのため机上の空論となり批判を浴びることがあります。玉堂星の知恵は純粋性があるため学問や研究に適しますが、研究のための研究になって役に立たなくなる恐れがあります。その時は硬直性が出て、進歩も発展もなく後退し自滅します。知恵が知恵で敗れます。玉堂星は老成風であり、伝統の上に安眠を貪り、物知り顔をしているように見え、面白みのない人のように見えます。
玉堂星の思考の深さや広さは、対象となる問題や時と場合によって調節します。その才能は玉堂星独特の思考で他の星には見られません。だから思考の対象が幾通りにも分かれ、非常に複雑なものであっても自由自在に処理できます。それは主観と客観を対応させることによって区別することができる能力があるからです。玉堂星が自分勝手になると、自分だけの利益を考えてしまう傾向があります。客観的思考は超理想主義的なものでも体制に合うかどうかを検討することができます。その反面、突飛な思想や改革的思考には不向きとなります。