宅地建物取引士、通称「宅建士」という資格、一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、宅建試験の合格点や合格率などについて解説していきます。
宅建試験の合格を目指す方や、興味がある方はぜひご覧ください。
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宅建試験の合格点について
宅建試験はマークシート形式の試験であり、50点満点の試験です。
1問1点のため、50問出題されます。
そして合格点は一律に固定されているわけではなく、毎年変動します。
『令和3年度 宅地建物取引士資格試験実施結果の概要』によると、令和3年度における宅建試験の合格点は、12月実施分34点(合格者3,892名)、10月実施分34点(37,579名)という結果でした。
宅建試験の合格点の推移
それでは、具体的に合格点はどの程度変動しているのでしょうか。
過去の合格点の推移を見ていきましょう。
年度 | 合格点 |
令和3年度(12月実施分) | 34点 |
令和3年度(10月実施分) | 34点 |
令和2年度(12月実施分) | 36点 |
令和2年度(10月実施分) | 38点 |
令和元年度 | 35点 |
平成30年度 | 37点 |
平成29年度 | 35点 |
平成28年度 | 35点 |
平成27年度 | 31点 |
平成26年度 | 32点 |
平成25年度 | 33点 |
平成24年度 | 33点 |
平成23年度 | 36点 |
平成22年度 | 36点 |
最高点と最低点の差は大きいですが、近年は概ね34~38点程度の傾向にあります。
そのため、まず目標として34~38点を安定して得点できるように勉強するのが大切であるといえます。
合格率の推移
それでは合格率は概ねどのくらいで推移しているのでしょうか。
『令和3年度 宅地建物取引士資格試験実施結果の概要』によると令和3年度宅建試験の合格率は、10月実施分17.9%(受験者数209,749人 、合格者数37,579人)、12月実施分15.6% (受験者数24,965人 、合格者数3,892人)という結果でした。
以下で、過去の合格率を表にまとめまていますので見ていきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和3年度(12月実施分) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
令和3年度(10月実施分) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
令和2年度(12月実施分) | 35,258人 | 4,609人 | 13.1% |
令和2年度(10月実施分) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
令和元年度 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% |
平成30年度 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% |
平成29年度 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% |
平成28年度 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% |
平成27年度 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% |
平成26年度 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% |
平成25年度 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% |
平成24年度 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% |
平成23年度 | 188,572人 | 30,391人 | 16.1% |
平成22年度 | 186,542人 | 28,311人 | 15.2% |
この数値は決して高いものとは言えないため、しっかりと対策を行うことが必須条件となります。
もっとも、宅建試験には受験資格がないからこそ受験者数が非常に多いのが特徴です。
したがって、受験者数が多いからこそ合格者の割合が少なくなっているともいえますので、あまり合格率を見て躊躇する必要はありません。
計画的な学習が合格へと繋がります。
関連コラム:宅建の難易度は大学や偏差値でいうとどのくらいなのか?
まとめ
合格率、合格点から、宅建試験合格は容易ではないということがいえます。
もっとも、各試験科目の特徴をおさえつつ、効率的に、計画的に学習を進めていけば決して合格不可能な試験ではありません。
ぜひアガルートの講座等を活用して合格を確実なものにしましょう。