旅の女が襲われている。それを偶然通り掛かった男が助ける―。いかにも物語の幕開けのようだが、実際にはその後、どうなるのだろうか。
享和2(1802)年2月21日、長左衛門は信州から江戸への旅路を歩んでいた。彼は信州高遠古見村(現長野県朝日村)出身で、10年ほど前から江戸へ奉公稼ぎに出ていた。この時信州から江戸への旅であったのは、一時帰省していたためだったろうか。
信州の伊那谷の辺りで、2、3人の男が女を捕まえて「飯盛女(宿場の売春婦)に売り飛ばそう」などと話しているところに出くわした。女の難儀をみた長左衛門は、
新着記事
京都サンガ、試練の後半ロスタイム耐える 激闘のPO決定戦でつかんだJ1残留
京都成章が7連覇、23-7で京都工学院退ける ラグビー全国高校大会京都予選
市内
森を育てる人を育てる 西日本初・京都府立林業大学校が開校10年 京丹波
地域
闇夜に浮かび上がる紅葉と宝塔 京都の大覚寺・大沢池でライトアップ
市内
校庭を飛んだ大型ロケット 開校150年記念で児童チャレンジ、滋賀・草津
地域
滋賀の介護関連事業所でクラスター2件 新型コロナ・13日発表分
地域
京都の感染は0歳~90歳以上の910人 新型コロナ・13日発表分
地域
