日本の映画産業の振興と熱海市の活性化を目指す第1回「熱海国際映画祭」が6月28日夜、熱海市桃山町の世界救世教救世会館大ホールで開幕した。会場の中へ続く赤いカーペットが敷かれ、オープニングセレモニーが行われた。
レッドカーペットに映画祭の顔となる招待作品「イマジネーションゲーム」主演の板野友美さん(AKB48元メンバー)や「ホテル・エルミタージュ」の飯島直子さん、加藤雅也さんらが瀟洒(しょうしゃ)な浴衣姿で登場すると会場は華やかな雰囲気に包まれた。「夜明けまで離さない」の宮地真緒さん、「殺人の告白」のパク・シフさん、「熱海のやまぼうし」に出演した熱海芸妓の小夏さんは千代琴さんとともに登場。「ゆずりは」の滝川広志さん(コロッケさん)やコンペ部門に出展した各国の気鋭の監督らが次々と大歓声の中、カーペットを歩いた。
レッドカーペットには、約20社の取材陣と500人を超す観客が押し寄せ、次々と登場する女優や俳優に声援を送った。
動画はコチラ→板野友美さんレッドカーペット
Video Player開会式は、アニメ作品「新世紀エヴァンゲリオン」の音楽を手掛けたジャズピアニストのクリヤ・マコトさんの演奏で始まり、熱海市長の齊藤栄実行委員委員長が開会を宣言。板野友美さんら女優・俳優がおよそ1000人の観客にあいさつを行い、熱海国際映画祭を世界にアピールした。
■齊藤栄市長の開会宣言 「熱海市は首都圏に近く、海山そして市街地の魅力に富み、世界文化遺産となった富士山、ユネスコ世界ジオパークに認定された伊豆半島、箱根などの観光地を控え、映画やドラマなど映像文化のふさわしい場所。常に市内で映画やドラマのロケが行われ、熱海から新しい才能が世界に羽ばたくとともに、映像の聖地熱海を国内外に発信したい。その一歩がこの熱海国際映画祭。「才能に光を」ここに熱海映画祭の開会を宣言する」
審査委員の紹介では岡田裕審査委員長に続き、EUCヨーロッパ国際映画祭創始者のスコット・ヒラー監督、韓国映画史上最大のヒットとなったペ・ヨンジュさん主演の映画「四月の雪」を手掛けたホ・ジノ監督(韓国)らが紹介された。MCの辻よしなりさん(元テレビ朝日)と室伏真璃さん(テレビ静岡)が、世界89カ国から応募のあった未公開映画1508本から審査を通過したコンペ作品部門、インディペンデントトワールド部門、ニュージェネレーション部門にエントリーした作品80本や期間中に開催するイベントなどを紹介した。
動画「熱海芸妓」…video0 (4)
記念パフォーマンスとして熱海芸妓が熱海をどりを、今井清隆さんと佐渡寧子さんが「シネマmeetsミュージカル」を披露。会場を盛り上げたあと、オープニングを飾る映画「イマジネーションゲーム」が上演された。
同映画は、金は十分にある独身のキャリアウーマン・真紀子(久本雅美)と若くして家庭に入ったものの自身の将来を見失った主婦・葵(板野友美)が出会い、人生を見つめ直す姿を描いた作品。7月28日より全国で公開される。同ホールでは29日午前に韓国映画「殺人の予告」を上映、午後は主演のパク・シフさんのトークショーを行う。
インターナショナル部門の受賞作品は、全国主要都市のイオンシネマで上映されるほか、ANAの国際線機内やスカパーのチャンネルで放映され、提携している海外映画祭で上映される。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■主催 熱海国際映画祭(熱海市、イオンシネマ、スカパー・ブロードキャスティング、全日空、フォーカスで構成)
■提携 釜山国際映画祭(韓国)、ECUヨーロッパ映画祭、上海国際映画祭、レインダンス映画祭(英国)、シンガポール国際映画祭。これらお映画祭と連携し、89カ国から1508本があり、このうち、日本の作品は140本程度。
■問い合わせ 熱海国際映画祭実行委員会(0557-85-4000)
今井清隆さん、佐渡寧子さん、広瀬彰勇さん、秋夢乃さん
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