行方不明になって30日で1週間が経った。千葉・埼玉両県警は計160人態勢で捜索したが行方に結びつく有力な情報は無く、引き続き情報提供を呼びかけている。

 両県警はこの日、朝芽さんの靴や帽子が見つかった流山市や松戸市の江戸川沿いや、南に約20キロ離れた東京湾につながる旧江戸川の河口付近、対岸の河川敷なども捜索した。10月1日以降は目撃情報を中心に聞き込み捜査する方針。

 県警や家族によると、朝芽さんは9月23日午前11時半ごろ、1人でキックボードに乗り自宅を出た。約5分後に母親も自宅を出て朝芽さんが向かったはずの自宅近くの市内の公園に行ったが姿はなく、同日午後3時ごろに110番通報した。

 その後、自宅から北西約900メートルの流山市内の公園で朝芽さんのキックボードが、さらにそこから西に300メートル離れた江戸川河川敷の茂みで両足の靴と靴下が発見された。28日には下流約1キロの松戸市内の江戸川沿いの取水口で、行方不明当日にかぶっていた帽子も見つかっている。

 流山市内の公園近くの防犯カメラには23日正午ごろ、1人でキックボードに乗る朝芽さんの姿が映っていた。

 松戸市の本郷谷健次市長は30日の記者会見で「ご家族の心労は大変なものと思う。一刻も早く元気な姿でご家族のもとに戻ってくれることを願っている」と話した。市はボランティアの休憩場所や駐車場の確保などで支援する。

 朝芽さんの家族は29日夜、「もしも、さやを保護して下さっている方がいらっしゃいましたら、どうか人が多い安全な場所にそっと離していただきたいです」とコメントを出した。

 朝芽さんのキックボードが見つかった流山市の公園付近はマンションや一軒家が立ち並ぶ住宅街。

 公園で次男(4)、長女(1)と遊んでいた同市の30代女性は「子どもが多い地域で、1人でいても不審に思わない。無事に早く見つかってほしい」と願った。

 朝芽さんは身長115センチ、髪形はショートカットで、薄いピンクの半袖Tシャツに青の短パン姿。情報提供は松戸署(047・369・0110)へ。

     

 29日夜に家族が出したコメントは以下の通り。

 「さやが居なくなって、もう6日目です。

 もしも、さやを保護して下さっている方がいらっしゃいましたら、その方にお伝えしたい事がございます。さやの側に居てくださっているのであれば、どうか人が多い安全な場所にそっと離していただきたいです。

 コンビニなどの狭い屋内ですと、さやは走り回って逃げてしまうので、例えば広めの公園や、大きめのショッピングセンターなど、他の人がさやを見つけてくれる安全な場所で、1人で離してあげてください。

 ボランティアとしてお力添え頂いている方々には、街中での捜索を止め、私共家族と一緒に待っていただきたいと思っております。保護してくださっている方がさやをお家に帰しやすい環境を、作って待ちたいと思います。

 さやは、保護してくださっていた方と過ごしていた時間のことを覚えてはいても、口に出して表現することはできない子です。少しでもはやく、さやがお家に帰れるようにそっと送り出してくだされば、私共はそれ以上何も追及するつもりはありません。

 どうか、よろしくお願いいたします」(上保晃平、宮坂奈津、近藤咲子)


 

 千葉県松戸市の小学1年、南朝芽さやさん(7)の行方が分からなくなった松戸、流山両市にまたがる地域では、県警や消防による必死の捜索が続いている。30日で行方不明から1週間。「無事であってほしい」と願う同世代の親たちの協力もあり、捜索活動の輪は広がっているが、朝芽さんは見つかっていない。

県警など170人態勢

 県警や消防は29日も午前から捜索を行った。この日の態勢は、対岸の埼玉県警も含む約170人。28日に朝芽さんの帽子が見つかった松戸市七右衛門新田の江戸川取水口では、午前11時からダイバーが茶色く濁った水に潜った。ドローンやヘリコプターによる上空からの捜索も続けた。

 県警によると、朝芽さんは23日午前11時半に1人で家を出た。同日正午頃、松戸市の自宅近くの公園から約900メートル離れた流山市内の寺の防犯カメラに朝芽さんとみられる子どもがキックスケーターに乗って通過する様子が記録され、キックスケーターは寺の隣にある「香取のもり公園」で見つかった。翌24日には、香取の杜公園から300メートル離れた江戸川河川敷で、朝芽さんの靴と靴下が発見された。

 家族によると、朝芽さんは活発な女の子で、水遊びが好き。県警は、朝芽さんが川に転落した可能性もあるとみて、江戸川周辺を中心に捜索している。

近隣母親ら集まる

 流山市は、子育て世代に人気の地域として知られる。近隣の母親らが情報を求めるビラを配り、SNSで情報を発信している。情報を共有するために家族が開設したLINE(ライン)の「オープンチャット」の参加者は、29日時点で2600人を超える。

 朝芽さんと同じ小学1年の息子がいる南流山子ども食堂の会代表、金川聡美さん(41)は、現場近くの自治会館にボランティアのための休憩所を開き、飲み物やパンを無料で提供する。金川さんは「人ごととは思えない。一刻も早く見つかってほしい」と願う。

 帽子が見つかった後、家族はSNS上に、「想像もできないほどたくさんの方が、時間と労力を投入してさやの捜索にお力を貸してくださっています。さやの元気な姿を再び見つけ出し、この胸に抱きしめてあげられる時まで、私どもと一緒にこの子を探していただきたいです」と思いをつづった。

 朝芽さんは身長1メートル15で、外出時は薄ピンク色の半袖Tシャツと青色の半ズボン姿だった。県警によると、24〜28日の5日間で、情報提供や意見などが約300件寄せられたという。情報提供は松戸署(047・369・0110)へ。


  









 



 



 












 





 




 




 




 








家族によると「水遊びが好き」なのか「水は苦手な方なのか」、どの言葉を信じればいいのかわからなくなる。
総合的に考察すると、誰かが居なければ、水辺には行かない、そして、水辺で遊ばない、ということとなる。
つまり、事件性が非常に高いと言える。
また、生きたまま川に突き落とされたとも考えられる。
1週間経ち、だいぶ下流に流されたのか、
それとも偽装工作で靴や靴下、帽子を棄てて、実は上流や別な所に遺棄したとも考えられる。
または、生存していて、この近隣エリアに誘拐拉致監禁されていることもあるだろう。
どうか犯人の人には、彼女を早く解放して、親元へ返してあげてほしい。