2022年11月11日 18:00
全国高校ラグビーの京都大会は、花園の切符をかけて決勝戦が11月13日に行われます。
運命の一戦を前に、KBS京都のラグビー担当アナウンサーが熱血解説します!
【森谷威夫アナ】
「今年もこの2校の対決となりました!
青と黄色の京都成章そして赤と黒の京都工学院。
8年連続同じ決勝のカードという事なんですね~」
ラグビー実況歴20年!元高校ラガーマンでもある森谷威夫アナウンサーが今年の決勝戦を展望します!
【森谷威夫アナ】
「今年の両チームも拮抗していますよ!
まずは京都工学院ですが9番スクラムハーフの鈴木、そして10番のスタンドオフの吉田、12番センターの富山。
この3人が高校日本代表候補なんですね。
久しぶりに京都成章よりも京都工学院の方が高校日本代表が、多いと言うこのバック3人が中心に、いつもの展開ラグビーを見せる京都工学院。
一方の京都成章は、下級生からレギュラーで活躍するフォワードの森山とバックスの本橋、この2人が共同キャプテンとなってますので、どこからでも点が取れる!強いんですよね~。
今年は一体どんな両チームかといいますと、まず京都工学院は伏見工業から京都工学院に変わりました。
校名が変わって初めて全国選抜大会に出場したんですね。
そしてさらにセブンズの大会があるんですが、京都大会では京都成章破って京都工学院が全国大会へ。
今年の京都工学院は選抜、セブンズとどちらも全国の強豪と戦っている経験値があるんですね。」
そして今年の京都工学院には、伏見工業時代に山口良治 元監督が築き上げたイズムが流れています。
【森谷威夫アナ】
「伏見工業で全国優勝を果たしたときのキャプテンの坪井さんが、今、伏見クラブというクラブチームを作っているんですね。
中学生年代の選手たちが全国大会にも出場したその選手たちが去年から今年中心になっている。
今高校ジャパン候補にも入っているとメンバーたちなんです。
この伏見クラブのメンバーが中心になっている。
つまり山口先生のあの「信は力なり」を中学生小学生の頃から、体現してきている選手たちが中心になって、京都工学院とは言え心の底では伏工魂!
一方の京都成章は、ピラニアタックル、ダブルタックル、ディフェンスの京都成章だったのが、去年大島キャプテンを中心に攻撃力を増した京都成章だったんです。
そこにさらに今年は今リーグワン、トップのところで活躍しているOBの清水晶大さんが愛知から月1回位のペースでチームを見てくれているんです。
ですから去年はこんなプレーをしようと思っていた京都成章、今年はなぜこういう攻撃をすれば相手を抜くことができるのか、理論まで理解した上で選手たちの戦術が浸透しております!
いや~こうなってくるとわかんないですね!
京都成章が7連覇を飾るのか、京都工学院が京都工学院となって初めてそして7年ぶりの優勝を飾るのか!どちらが勝つのか!?
この日曜日、心配は雨だけです・・・」