2017.11.11 19:31
ばんえいの走路は冬になるとヒーティングシステムが稼働し、厳冬時マイナス20℃を超える冷え込みになっても馬場が凍らないようになっている。
あくまで馬場を凍らせないようにするもので、馬場が乾くまでにはならない。
ヒーティングシステム稼働に伴い、凍結防止のためゴール前に設置してあった登り勾配、いわゆる砂障害が撤去され、平坦コースにに変わる。
今季はいつもよりひと開催早くからヒーティングシステムの稼働、砂障害撤去となり、11日(土)から冬仕様の馬場でのレースとなる。
http://www.banei-keiba.or.jp/race_topics_detail.php?id=2007
(ばんえい十勝HP)
また、同じく11日(土)からロータリーハローによる本走路の整備を実施。
第1障害後から第2障害前、そして、第2障害後からゴールまでロータリーハロー掛けががされ、畑を耕すように馬場の表面の砂と奥深い砂とを全体に混ぜる整備が行われる。馬場が固まらないようにするための処置だ。
http://www.banei-keiba.or.jp/race_topics_detail.php?id=1992
(ばんえい十勝HP)
秋は馬場の水分が抜けず、スピード競馬になっていたが、ヒーティングシステムの稼働、ロータリーハロー掛けの影響により、前半レースは時計のかかる馬場になるだろう。砂障害の撤去により、障害巧者が有利になると思われるが、ロータリーハロー掛けのふかふかした馬場の影響で、ゴール前苦しくなる馬が続出。ペースが鍵となるだろう。基本、先行馬が有利だが、ペース次第では差しも十分届き、ゴール前の混戦となることが多い。