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【社員interview】イベントのプロデュースはまるで文化祭|丸山佳那子(コンテンツプロデューサー)

ーコンテンツプロデューサーの役割と具体的な業務内容を教えてください。

UUUMに所属しているクリエイターやインフルエンサーとイベントや新規事業を形にしていくのが私たちコンテンツプロデューサーの役割です。

現在の業務は大きく分けて2つあり、ひとつはイベントの制作業務です。イベント制作では、UUUMのクリエイターが出演する「クリエイターイベント」をプロデュースしています。クリエイターイベントは、普段オンラインで活躍しているクリエイターたちに、オフラインでファンと交流してもらいながら新たな可能性を引き出すのが狙いです。

もうひとつはUUUMのクリエイターと企業が協業しながら新しいテーマパークのようなコンテンツやビジネスをつくる「共創」をプロデュースする仕事です。こちらはクリエイターがもっている世界観を活かしたビジネスを企業と共創していくことを目指しています。

もちろんオンラインイベントも企画しますが、クリエイターイベントにしても共創にしても動画のようなオンライン配信でなく、リアルな空間でのイベントやビジネスが私たちの主戦場です。

ーひとつ目の「イベント制作」では、具体的にどのようなイベントをプロデュースしているのですか。

イベントにも大小さまざまな規模のものがあり、観客が数百人単位の小規模なファンミーティングもあれば、数千人収容できるコンサートホールで行う大規模イベントもあります。

大規模イベントの例として、2022年4月に、活動を一時休止した「パオパオチャンネル」の「パオ博」のラストステージを幕張メッセで開催しました。パオ博でも他のイベントでもそうですが、企画から構成、ゲストのブッキングやイベント制作会社や技術スタッフとの打ち合わせなど、イベント制作全般のハブとなるのが私たちです。

イベントの内容については、クリエイターの意向を受けて考えることもありますし、私たちから「こういう企画はどうですか」と提案することもあります。お互いの考えをすり合わせながらイベントを設計していくイメージです。

ーふたつ目の「共創」では、どのようなコンテンツを手がけているのでしょうか。

グループクリエイター「フィッシャーズ」がアスレチックを監修した「六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)」が代表的なものです。

グリーニアは兵庫県六甲山の自然を舞台としたアスレチック施設で、関西の鉄道会社が運営していたものですが、2022年にフィッシャーズとコラボして80ポイント以上のアスレチック施設をリニューアルしました。

フィッシャーズはアスレチック動画が代表作のひとつ。まさに彼らの強みを活かした共創となりました。現在、グリーニアはおかげさまで親子一緒に楽しめる観光スポットとして人気を呼んでいます。

2022年8月30日に開催した「はじめしゃちょー & 川崎ブレイブサンダース presents DREAM GAME 2022〜クリエイター最強チームがプロバスケチームに挑んでみた〜」も共創のひとつです。

この施策はUUUMと川崎ブレイブサンダースのパートナーシップで実現したもので、はじめしゃちょーや水溜りボンド・カンタ、コムドット・ゆうた、うらたなどの人気クリエイターとプロバスケクラブとの本気の試合は、動画視聴者はもちろん会場のお客様にも楽しんでいただけました。

企画に関しては、私たちプロデュース側でクリエイターと企業の相性を考えて、それぞれに提案していく形が多く、このように企業とクリエイターのマッチングや企画・制作、プロモーション設計を私たちコンテンツプロデューサーが担います。

ーコンテンツプロデュースチームの体制を教えてください。

コンテンツプロデュースチームは「クリエイターイベントチーム」と「協業・協賛チーム」に分かれていて、私は後者のリーダーです。ただ実際の垣根はなくて、私たち協業・協賛チームもイベントの企画制作を行っています。最終的な責任を持つのが、それぞれのチームリーダーの役目となります。

ー仕事をしていて、どのようなところにやりがいを感じますか。

「やってよかった!」と思えるのは、イベントの幕開けの瞬間ですね。私たちの仕掛けるイベントは、準備に最低でも半年をかけます。6カ月くらい前に企画立案して3カ月後くらいにチケットの発売をはじめるので、そこからまた3カ月くらいかけてさまざまなスタッフとともに準備を進めていきます。それだけの時間を費やしたイベントが幕を開ける瞬間は、ホッとすると同時に達成感を味わえます。

普段はスマートフォンなどで動画を見ているファンの方々に直接会えるのも、イベントプロデュースの醍醐味です。多くの人に喜んでもらえて笑顔に出会える。それだけでもこの仕事をやっていてよかったと思えます。

印象に残っているのは、先ほど述べた幕張メッセでの最後のパオ博ですね。私はパオパオチャンネルがまだ小規模イベントを開催していたころから同行していました。全国5カ所で開催されたツアーも一緒でしたから、最後のイベントの幕が開いて大勢の人の歓声を耳にしたときには、いつも以上に感慨深いものがありました。

ー苦労することはありますか。

クリエイターや制作会社、会場スタッフなどの中心となって準備を進めていく立場になるので、自分が動かないと何も進まないんです。自分が歩みを止めてしまうとイベントの歩みが止まってしまうので、常に動いている必要があるのは大変かもしれません。

準備の大きな流れはあっても、イベントごとに確認するポイントは変わってきます。そのため制作スタッフやクリエイターとの細かな調整も必要です。そこは苦労するところですが、苦労もあるからこそイベントの幕が開いたときの達成感につながってくるのではないかと思っています。

ーイベントをプロデュースする上でUUUMならではの特徴はありますか。

UUUMのクリエイターは、それぞれの世界観をもっています。ですから一般的なアーティストのライブのように歌やダンスだけでなく、それぞれの世界観に基づいたさまざまなエンタテインメントを実現することが可能です。

パオ博にしても「踊ってみた」だけでなく、寸劇や大喜利でもできれば、クイズやじゃんけん大会もできます。制約が少なく、あらゆる可能性にチャレンジできるところがUUUMのイベントの特徴です。

UUUMにはさまざまなクリエイターが所属していますので、クリエイターの数だけ可能性があります。すでに人気者となっているクリエイターだけでなく、可能性を秘めたクリエイターに声をかけてイベントを仕掛けたりもできます。

「こういうの面白いんじゃない?」とか、ノリで企画したことが会場で盛り上がると最高に楽しいですよ。まるで文化祭で企画したイベントが成功したときのような感覚です。だからこそ準備も苦にならないのかもしれません。

ーUUUMに入社したきっかけを教えてください。

前職では、派遣社員でフリーペーパーの原稿担当を行っていました。その頃、同じ会社に勤めていた方がとにかくYouTubeが大好きで、休日にクリエイターが主催するイベントに誘われたんです。

当時はまだ今ほどYouTuberにスポットが当たっていなかった時代。私もHIKAKINやはじめしゃちょーなどの名前は知っていましたが、それほど興味はなかったんです。

実際にイベント会場に行ってみると、とても盛り上がっていて驚きました。「なんだ、この世界は!」という感じ(笑)それがきっかけでクリエイターのチャンネルを見るようになって興味をもち、1ヶ月後くらいにUUUMの募集に応募しました。

そのとき募集していたのはイベント担当ではなかったのですが、面接で「イベントに興味はありますか?」と聞かれて、そのまま今の部署に配属されました。クリエイターに興味を持ったきっかけがイベントだったので、これも何かのご縁かと思います。

ー働く環境についてはどのように感じているでしょうか。

風通しがいいなと感じます。どんなことでも聞いてくれるので、意見も言いやすいですね。前職は派遣社員で「言われたことだけやっていればいい」という雰囲気でしたが、UUUMでは課題があると感じたことに耳を傾けてくれますし、改善をしていけます。

また、自分が面白いと感じることにも積極的にチャレンジすることができます。そういった意味での自由さや風通しの良さは、魅力的だと思っています。

ー今後、チャレンジしていきたいことはありますか。

イベントや共創を通じて、クリエイターさんの活動の幅を広げていきたいです。イベント自体もよりエンターテインメントなものにしていきたいですね。入社したころはファンミーティングで最後にハイタッチが主なイベント内容でしたが、今はそれだけではつまらないので(笑)

現在では、更にコンテンツを上乗せしていき、より楽しめるステージに進化させています。今後もより面白く進化させていけるはずですので、どんどん開拓していきたいです。

ーイベントプロデュースに向いている方とはどのような方でしょうか。

責任感をもって主体的に物事を進めていける方が向いています。イベントは走り始めると予期せぬ事態がたくさん発生してしまうのですが、そのひとつひとつにきちんと向き合えて解決策を模索していけるような方が理想です。上司に相談したり、プロの制作会社の方にお願いしてみたりできる環境ですので、自分ひとりで抱え込まず、外に発信しながら進めていただければと思います。

私自身、UUUMに入るまで舞台の上手(かみて)も下手(しもて)も理解していない状態でした。それでもいろいろな方に学びながらやってきました。ですからイベント関連の仕事が未経験でも大丈夫です。大切なのはやはり責任をもって進めていける力やエンタメに対する想いです。

実際に今のメンバーも前職はさまざまで個性的ですが、共通しているのは主体性をもって進めていく力があることです。そうした方に新たな力になってもらえれば、一緒にクリエイターの可能性を引き出していくことができると思います。

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