金融会社の役員登記を無断で書き換えたとして、男女6人が警視庁に逮捕されました。この会社は、およそ1000億円の資産があるとされる韓国の消費者金融会社を傘下に持ち、6人は会社を保有資産ごと乗っ取ろうとしたとみられます。
会社役員の石井実成容疑者(72)ら男女6人は今年6月、新宿区の金融会社「ユナイテッド」の社長が解任されたとする偽の株主総会の議事録などを法務局に提出して、犯行グループの数人が新たに社長や役員に就任したというウソの登記を無断で行った疑いがもたれています。
「ユナイテッド」は、およそ1000億円相当の資産を保有するとされる韓国の大手消費者金融会社「三和貸付」の親会社で、警視庁によりますと、石井容疑者らは「ユナイテッド」を乗っ取り、同じく逮捕された韓国籍の金永殷容疑者(61)に会社を売却しようとしていたということです。
「ユナイテッド」の本来の社長に法務局から「解任通知」が届いたため、事件が発覚しました。
石井容疑者は「会社を金容疑者に60億で売るつもりだった」と供述し、金容疑者から手付金としておよそ6億円を受け取っていたということです。
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