長野大学、セクハラした40代男性教授を懲戒処分 「女性の拒否が極めて困難な状況」 停職6ヵ月

長野大学の正門

 長野大(上田市)は9日までに、学外で女性に対しセクハラに当たる行為を繰り返したなどとして40代の男性教授を停職6カ月の懲戒処分にした。被害者のプライバシーを侵害する恐れがあるとして詳細は公表していない。

 処分は10月31日付。同大ホームページによると、セクハラは5月にあった。「被害女性が拒否することが極めて困難な状況で行われた不適切な行為」で、大学などでの上下関係を背景に嫌がらせをする「アカデミックハラスメント」にも当たるとしている。

 発覚後、同大は調査委員会を設置、10月上旬に賞罰審査委員会をつくるなどして処分を決めた。今後、ハラスメントに関する指針を教職員に徹底させるなど再発防止に努めるとしている。