新体制18人のリーダーの顔触れ 長野県内商工会議所の”新会頭” 「若返り」進む
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■副会頭に女性目立つ
県内18商工会議所で、任期満了に伴う3年ごとの役員改選が一斉に行われ、それぞれ新たな任期が始まった。会頭に新任されたのは10人で、再任は8人。新任は2019年の前回改選時より4人増加した。地域経済の顔役となる会頭の若返りが進み、副会頭には女性の選任も目立った。
会頭の新任は近年、10年が5人、13年が8人、16年が3人、19年が6人と、10人未満で推移してきた。会頭の業務を担える若手が少ない課題が指摘されてきたが、今回の改選では、長野の水野雅義氏(57)=ホクト社長=ら50代の3人が新任された。
平均年齢は前回改選時より2・0歳下がって69・1歳。最年少は、水野氏と小諸の塩川秀忠氏=大栄製作所社長=の57歳で、10年以降に新任された会頭で最も若い。最年長は岡谷の小林睦巳氏=イデアシステム会長=の78歳だった。
今回の改選は、6期務めた松本の井上保氏(80)=井上会長=などベテランが一斉に退任したことも特徴。在任期間は須坂の神林章氏(74)=テクノエクセル会長=と、信州中野の山田彰一氏(75)=山形屋社長=の4期目が最長となる。3期目は…
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