秋サケ釣りも終盤、皆さんの今年の釣果は? 今週は、ばんえい競馬騎手から4人の釣り名人を紹介する。いつも勝利数を争っており、勝負強さはバッチリ。名付けて「(釣=つ)リーディングジョッキー」は誰が釣る…じゃなくて、取る? ※順位は日刊スポーツ選定

■1位 西将太騎手(33)

7日終了時で勝利数7位につける西将太騎手(33)が、自他ともに認める釣り好きNO・1だ。1日に網走沿岸で釣ったサケが今年61匹目。9月末にはオホーツクで77センチを筆頭に1日9匹釣った。キャリアは10年ほどで「去年名人と一緒に釣りをして変わった。海を見ると、活気があるかないか分かる」と力強い。レースがない火~木曜は調教後に各地に出向くほどで、別掲の島津、菊池騎手が大物釣りした日も「両方とも僕も一緒にいましたよ」と、サケがいるところ、西将がいる。

■2位 阿部武臣騎手(50)

リーディング2位の阿部武臣騎手(50)は、釣りでも幅広い対応力を持つ。針とオモリ、餌をつけて投げるぶっ込みと、ルアー釣りの「両方をやる」と言う。「竿先がブルンブルン震える様子を見ると、気持ちも高ぶるね」。10月末には浦幌町厚内へ出掛け、「コマイ50匹くらい」をゲット。

■3位 島津新騎手(32)

7月に通算1000勝を挙げた島津新騎手(32)は、釣りでも充実したシーズンを送る。9月15日に、帯広から車で1時間ほどの浦幌町豊北でサケ8匹を釣った。「竿(さお)を複数用意しての投げ釣りで、餌はソーダガツオ。自分で食べたり、実家(北斗市)にも送りました」と親孝行もできた。

■4位 菊池一樹騎手(36)

菊池一樹騎手(36)は今秋、サケ釣りで苦労を実らせた。釣れても雄ばかりで雌は1匹も釣れない。10月末に網走まで出掛けて、ようやく雌に巡り会えた。出身地の岩手県に在住時はバス釣り、今はサケやサクラマス釣りが主。「サケは十勝で1日に9匹釣ったのが最高です」と、次は2ケタ釣りを成就か。