音速で豆腐ぶつけたい

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2022-11-10 00:40:17

ツイッターのBLゾーニング論争についてです

Posted by @ymils_y

2022年10月末に勃発したBLゾーニング論争がある。
発端は10月23日だが、私は10月29日に参戦した。

表現規制反対派の人達は団結して、反ポルノ団体から与党野党に働きかけられた表現規制に向けた法律改正に反対しなければならない。
AV新法のスピード採決の恐ろしさを痛感していたからだ。

そして反ポルノ団体は、性交同意年齢引き上げ、売春防止法での北欧モデルの採用も現在進行形で求めている。
刑法改正ワーキングチームの議論の中で、罪刑法定主義を投げ捨てて、限界事例を示した本多元議員さんが言っても無い発言で、議論ではない場所の発言のリークで議員辞職にまで至った。
そんな恣意的で、処罰主義の団体が法律改正や立法に関わっている。
だから、表現規制反対派の分断は避けなければならないと思い、どんな暴言が来ても誰もブロックしなかった。

その間、私は、自分の発言がデマだとして自分の発言で傷つけてしまった人の名誉回復の為に、事実関係を追い、デマ訂正の要求を飲んで正しく客観的に事実確認したつもりだ。

私がデマを発して人を傷つけてる事を清算していないのだから、デマだと言った人の情報の中にデマがあっても責めなかった。
私をフォローして下さってる人にとって不利な情報も出した。フォロアーさんに嫌われる様な発信もした。
徹底的に自分の非を認めて、頭を下げ続けた。平謝りし続けた。

話の食い違う相手の言い分が、なぜここまで認識差があるのか分からなかったので、理解に努めようとした。
そして恐らくは理解に辿り着いた。
これが11月7日の事。
それでようやくなぜ自分の発言が相手を傷つける事になったか理解し、なぜ自分が真面目に話している事を、論点逸らしだと言われたのかが分かった。
言葉は同じ筈なのに、話しているレイヤーがまるで違っていたのだ。

権利や未来の話をしているかと思ったら、ゾーニング論争は現状の格差の話をしていた。

そして11月1日~11月8日までの、自分の起床就寝表を見て、1日の平均睡眠時間が4時間を切っていた事に気付いた。

ついに8日になって、体に変調を来した。いや、その前から既に視界から1日色の消える日まで出てきて目が回る様になっていた。
リプライの応酬で対話してる最中に、気絶して寝落ちする様な事も複数回あった。

食べ物を吐き戻す様になって、まともに食べ物が喉を通らない。
笑っても怒っても涙が止まらない状態にもなった。悲しい訳でもないのに意味が分からず号泣する。
なぜ何も思ってなくても泣いてしまうのか意味が分からない。
感情と頭の認識が完全に別々の動きをしていたので、これは神経が壊れたのだと思った。

自分の日常生活を捨てて、身を投げる様にここまでの事をやっても1銭にもならない。
私は一体何をしているのかと思った。
誰の得にもならない事を体を壊すまでやって、手前勝手な自己満足の為に自傷していただけではないのか。


11時間寝て1日考えた。
この話を出せばもう1度炎上して火だるまになる人が出るので、出してはいけないのではないか。

しかしもう知った事か。



私の知っている事を話すだけで誰かが火だるまになったとしても誰かの名誉が傷つけられたままになっていて、その原因になった人間はのほほんと普段通りSNSで発信している。

高村さんには私の謝罪のリプライをリツイート頂いた。
だけどそれ以外に火をくべた人間が安全圏で嘲笑ったままになってる。
それが私には許せないんだ。



BLゾーニング論争は、BLゾーニング派と、BLゾーニング反対派で話の認識がまるで違っている。
BLゾーニング派には変な勢力がトロイの木馬の様に混じってる。


この話を説明するには2019年10月の『宇崎ちゃんは遊びたい!』日本赤十字社との献血コラボまで遡らなければならない。
漫画のコラボポスターは「環境型セクハラの様な物」「性的対象化」「巨乳は奇形」「胸を小さくする手術もある」という強烈な言葉で責められた。
胸の大きい女性が実体験としてセクハラや性加害を経験し、こんな表現があるせいで胸を性的に扱われるので嫌だと発信もしていた。


これに対して表現規制反対派は猛烈に批判した。
『宇崎ちゃんは遊びたい!』はエロ漫画だと言われて、実際に読んで検証した人も多いはずだ。
桜井先輩と宇崎ちゃんが進みそうで進まない初心なラブコメをやっているだけで性行為がある訳でもない。胸が揺れる程度描写も目立って多い訳でもない。
それだけでも作者さんが心無い攻撃を受けていて、それに抗議していた人も多いはずだ。


そしてその中には胸の大きい女性も含まれていた。
失礼ながら「胸の大きい女性」属性を持った方々とまとめさせて頂く。
残念ながら私はこの属性に当てはまらない。

「胸の大きい女性」属性且つ「巨乳表現擁護女性」の表現規制反対派は数としてはとても少ない。
この方々は普段から、胸が大きい事で揶揄され、男女共にセクハラされ、着たい服も売ってないのでオシャレも限られて、その上に胸を目立たない様にしろと普段から抑圧されて、身体にコンプレックスを抱かされてきたと発信してきた方々だ。

その為に、胸の大きい事は悪い事ではない。コンプレックスを抱く必要はない。
セクハラをしてくる人間が悪いのであって、漫画にセクハラや性加害の原因を求めるな、差別を認めるなと、とても真っ当な主張(※)をされていた。

この方々の中には、漫画が好きだから擁護していた人達も居るだろう。
でも最もクレーマーに抗議した動機は、その表現が禁止されれば「その批判は現実の私達に刺さるからやめろ」と「胸の大きい女性」当事者として差別に抗議していたんだ。

アベマTVではフィフィさんが献血ポスターに文句を言えたのは、漫画のキャラクターだからで、実際に現実の人間に言えば差別になるので言えない筈だと言った。
献血ポスターへのキャンセルは、胸が大きい事に対するコンプレックスと差別を加速させる批判だったからだ。
ここに「男性に媚びたいから」「男性に加担したいから」という動機が第一義だった人など居ない。

オーバーEや、ハートクローゼットという胸の大きい女性の為の服飾メーカーが、乳袋という表現を弊社の商品に使うなと注意喚起した為に、攻撃され、顧客にセクハラが行われていた事を知っているか?
名誉男性という侮辱にさらされながら、もう一方ではセクハラにも合う様な二重苦の中で「胸の大きい女性」属性且つ「巨乳表現擁護女性」は『宇崎ちゃんは遊びたい!』の擁護をしていたんだぞ。

(※)
科学的に、メディアを見て性加害に及ぶのは、元々性加害の気質があって、メディアが無くても性加害をする事はメディア効果論の研究は世界中にあり分かっている。
AVが性犯罪の原因と33%の逮捕者が証言した98年の警視庁科学警察研究所の内山絢子さんの話も、それが警視庁がメディアの影響を立証した物ではないと山田太郎のさんちゃんねるでも確認されて話されている。
しかも99年には警視庁科学警察研究所の内山絢子さんはハワイ大学との共同研究でポルノメディアと性犯罪件数に相関関係はないという発表までしているのだ。



しかし残念ながら2020年1月、献血騒動のたった3ヶ月後。実在の人間の写真を使った転職サイトの広告が非難に合った。
公共機関でもない、公共空間に晒されてもいない、漫画のキャラクターでもない実在のモデルが写った広告だ。

献血騒動の理屈はほとんどが雲散霧消した「胸の大きい女性が写っている」というだけの理由で批判された。
さらに理不尽な事に、その広告によせられたセクハラのリプライを批判するのではなく、モデルさん本人、茜さやさんが批判に晒された。
セクハラが悪いと思っているのに、広告にセクハラが送られてる事に何も言わないからと、セクハラ容認と看做してモデルを攻撃する。
このクレーマーの理不尽さはない。

「胸の大きい女性」当事者はそれは怒ったよ。
「胸を縮小しないのは男性に媚びたいからだ」なんて言われて、同じ身体特徴を持つ人が怒らない訳が無い。
手術をした所で数ヶ月で戻る人だっているのに、自分の身体でもないのに他人が望んでもないのに身体にメスを入れる事を軽々しく口にするなんて、凡そ普通の感覚では有り得ない。

こうやって、漫画のキャラクターへの差別は簡単に実在の人間への差別にフェーズを移した。


この辺りから「胸の大きい女性」且つ「巨乳表現擁護女性」の表現規制反対派女性は、顕在化し始めた。
クレーマーの中にも「胸の大きい女性」が居る様に表現規制反対派の中にも「胸の大きい女性」は居るんだ。

この方々のおかげで、同じ身体特徴を持つ者の意見として、クレーマーの当事者性を無効化し、イーブンの状態に持っていけた事はある筈だ。
「胸の大きい女性」属性ではない男女表現規制反対派は、彼女たちの意見を、クレーマーへの反論として数々の場面で援用してきた筈だ。


そして「女性」という性別属性もよく表現規制反対派は利用してきた。

最も援用されるデータは、漫画家の68.4%、イラストレーターの77.2%が女性というデータだ。
日本には特殊文脈の文化があり私もよく援用している。


アツギのラブタイツキャンペーンは、考えたのはおっさんだとクレーマーに断罪されたけど、内情は企画者が女性、イラストレーター26名の8割ほどが女性で、ミスジェンダリングが行われた。そしてイラストレーターは1人を除いて絨毯爆撃で誹謗中傷に晒される様な事態に陥り。中にはアカウント削除を悩むまで追いつめられた人もいる。今は1人が万単位あったフォロアーが2桁になり鍵アカウントになっている。

ミスジェンダリングは撤回されず、アツギは即日キャンペーンを取りやめて謝罪したにも関わらず、そのまま女性差別の企業として年単位で非難され続けた。
アツギが成績を落としたのはコロナ禍より前だ。30代以上への売り上げが頭打ちで20代以降の顧客を求めた事も伺える。
30代以上の利用が多いツイッターでは大炎上し、20代の利用者の多いインスタグラムでは炎上の形跡がない。
レナウンインクスを買収し、レッグウエア部門では他の企業よりもコロナ禍の落ち込みから回復しているのに、東北の工場の撤退も全てたった1日のSNSのキャンペーンの失敗のせいにされている。

その中で、アツギの商品を買って「ラブタイツ買ったよ」のハッシュタグで応援した女性の方々が、ハッシュタグ荒らしや、嫌がらせやセクハラを受けていた事を知っている人が何人いるか?
中にはアツギのサポーターを買った男性の人も居るけど、ラノベの様な美麗なイラストに惹かれてタイツを買った女性達もいるんだ。
それをクレーマーは、あんなキャンペーンが好きな女性など居ないと不可視化してきた。
何度声を上げても話を聞いてくれなかったし、性加害に合いたい女と罵られ、自撮りを挙げてみろと二次加害にあった人もいる。
ラブタイツのイラストに対して、女性差別ではないと声を上げた女性が少なくない数居るのに、あまり注目されていない。居ない事にされ続けてる。



中央展受賞者の学生さんは女性だった。メイド服で下着も見える様に描かれた絵だったとはいえ、デジタル画の様な絵をアクリル画で大きなキャンバスに再現する高等技術があった。
表現規制反対派は、その学生さんを見て、若年層にもこんなアニメ絵の様な画風が浸透してる傍証として祭り上げた。
その学生さんは奨励賞の受賞を喜んだだけ。特定を避ける加工もされてた。

にも関わらず、学生さんに対する個人特定の働きかけが起こる。美術部の他の部員の特定にまで走った者も居る。
その特定の働きかけをツイッターに挙げて、削除を呼びかけた者が現れた。
匿名掲示板で個人情報の特定がされてる最中、その現場を晒上げて状況を悪化させた者が居る。
受賞の為に男に媚びる様な絵を描いたからという理由で影を潜めていたクレーマーは、よりにもよって個人特定に加担。
美術部部員は全国的な傾向として、女子部員の方が圧倒的に多いにも関わらず、媚びる様な絵を描いた事を咎として責められた。

学校まで特定し、地域掲示板や学校のグーグルレビューまで荒らし、個人ブログの感想欄にも書き込み、他の部員の情報まで出す事で、学生さんをネットで活動不能にまで追い込んだ。
関係各所に確認しているのに、学生さんのせいで中央展の規約が変わったという事実無根のデマを吐き続ける者も居る。

私は、学生さんの個人情報の削除申請を巨大掲示板、画像アップローダー年末年始3時間睡眠でぶっ通しでして回り、巨大掲示板の削除案内人が特殊事例の為か、同じトピックに触れた板を次々挙げてくれたので、ほとんど目を通したと思っている。
だから、クレーマー側の行った有効な削除申請は1つもない事を知っているし、協力してくれた人たちにも感謝はしている。20人くらいの人が実際に動いてくれた。メールでやり取りした人もいる。
しかし残念ながら、クレーマーに協力者が全く居ない同様に、表現規制反対派でも見える形で個人情報の削除申請を出してる人は少ないんだ。



松戸警察、松戸東警察とVチューバー、戸定梨香さんとのコラボは10~20代がテレビよりユーチューブを観る世代である事を考慮し、若年層への交通安全啓発として行われた物だ。
2021年7月中旬から8月下旬、全国フェミニスト議員連盟に抗議を受けるまで何の問題もなく配信されていた。
それが大きな胸が揺れるという理由で女性差別で、性的対象化で、性犯罪誘発の懸念まであると削除とコラボ中止まで求められた。
地元で認められたから契約したコラボが公人から強烈な差別を受ける事態だった。
戸定梨香さんは所属事務所の社長、戸定梨香のデザイナー、演者まで全て女性だったにも関わらず、いわゆるふしだら侮蔑を受けた。
デビューから1年以上の経緯を知る地元の市議会議員さんは今迄そんな批判は聞いた事がないと驚いていた。
何インチの大きな画面で見れば胸の揺れが分かるのかも微妙な動画で、千葉県警でチェックした男女も問題を感じず、タレント事務所関係者も全員性的な意図は無いと発表している。

議員連盟からはアニメキャラクターと呼ばれ演者の存在を消され、Vチューバーの性質を知っている者すらもクレーマー化した者は素体は創作物であるから体の形などいくらでも変えられると、ユニフォームだって変えられると普段の活動形態は非難された。
戸定梨香さんの配信の中には胸の大きな女性を綺麗だと評した物もあり、演者さんが望んでその素体を選んでいる事も分かる。
演者さんは落ち込んでいたし、配信休止に至った事もあり。そして一切胸が揺れない様にしてくれと演者さんが求めた心中は如何ばかりか。
これに対して、女性の自己表現をフェミニズムを掲げる議員連盟が否定するとは何事だと怒った女性は多かった。
ここでも大きな胸に対してネガティブな印象を発するなと、胸の大きい女性が発していた。
ここでも戸定梨香さんに対する擁護で、若年層の方がVチューバーに抵抗がなく、女性が声を発した事が多かった事は表現規制反対派にとっては支えになっていた筈だ。


これと同じ様な事は『月曜日のたわわ』の日経新聞の広告でも起こった。国連女性機関と言う国際機関が抗議してきた事は外務省も把握していた。
しかも抗議内容はハフポストの記事でしか見れないのだ。
外部へのプレリリースなしでの国連機関の勧告というのは前例がない。それほど異例な事が起こった。

そこでも内閣府の第五次男女共同参画計画の原案に関わった治部氏によって、性的対象化や女性差別の類の非難がされ「痴漢行為」「性的な虐待」という内容が記事で書かれた。
これに対して表現規制反対派は検証をした。
『月曜日のたわわ』には「痴漢行為」も「性的な虐待」も描かれてないって事が分かった。性行為のある漫画ではない。胸の大きな複数の女性の周りの日常風景をオムニバス形式で描いた漫画だ。
『月曜日のたわわ』ツイッターには毎週投稿されていて、これに対して作者さんは黙々と新作を挙げるばかりで言及無し。

ハートクローゼットの社長さんは『月曜日のたわわ』に言及し、漫画のファンタジーと断った上で「女子高生を性的に見て何が悪いのか」と仰った。これに関しては、社長さんは胸の大きい女性当事者であり、その悩みを知りながらセクハラに会社からアナウンスを出す事で注意喚起を呼びかけていたので、クレーマーはそれを根拠に社長さんを責めたてた。インスタグラムすら炎上するほどだった。
「男女が胸の大きい女性を性的に見ても内心に留まる限りは問題ない、内心の自由は誰にも咎められない」という極々当たり前の話なんだけど、これが法的な思想が共有されていないので、ハートクローゼットは敵に回ったとする女性が多かった。
さらには当の女子高校生が『月曜日のたわわ』を問題視したクレーマーに対し、漫画に問題があると思わないとクラスメイト30人以上の意見を聞いて回った人も居た。その学生さんは性別を疑われ、趣味を晒上げられ、集団リンチの状態に陥った。

しかし、表現規制反対派で『月曜日のたわわ』の擁護として、胸の大きな女性、現役学生の証言が描写されたキャラクターと合致し、とても大きかったので、ハートクローゼットの社長さんも学生さんも擁護した筈だ。
何も間違った事は言っていないと。それが真っ当な意見だと。

余計な話だが昔は、顧客にセクハラをして注意されていた人達もいて敵視されていたのに『月曜日のたわわ』ではハートクローゼットを擁護した。この前者と後者がおなじ層でない事を祈る。



ここまで書き連ねて何が言いたいか分からない人も居るだろう。

しかしこれらの騒動では、意見が隠されている、クレーマー達に非難されていて居ない事にされている、それでも自分と同じ身体特徴を持つ人を守る為に差別に立ち向かち続けた人が居る、居たという事だ。
自分の身体特徴を写真で公開して、個人攻撃やセクハラ、場合によっては個人特定に晒されそうになっても、自主的に戦ってた人が居る。


他にもあるでしょう。
東京都条例改正時に反対運動に加勢した多くの腐女子の人達。竹宮惠子さんも反対していましたね。
女性現代メディア文化研究会が数々のBL作家さんと連名で、国連の女子差別撤廃委員会の勧告に反対した意見書。
女性活躍の場を、女性差別撤廃を理由に奪わないでくれと。

私も含めた、表現規制反対派は、その当事者性の高い人達の意見にぶら下がって、意見を援用していた所があるんだよ。


さあ、ここでBLゾーニング論争に話を戻すぞ。


漫画家の68.4%、イラストレーターの77.2%が女性というデータは出した。
次にジャンルとして、一般向けの70%、成年向けの35%、女性向けの90%の漫画家が女性だ。

一般向けは、少年漫画、少女漫画、青年漫画だと思ってくれ。一般書籍だ。
成年向けは、文字通り成年マークがある、表示図書を指している。
女性向けは、ティーンズラブ、ボーイズラブ、レディスコミックと思ってくれればいい。

なぜこの様な分類にしたかと言えば、男性向け女性向けの分類にすると、女性男性の対立軸にしたくないからだ。
女性向けを消費している男性については考慮に入れるべきだけど、描き手が多い事について言及したいので便宜的にBLやTLは女性向けという分類にしている。

私は2013年に漫画家を目指し始めてツイッターを開設。
周りに漫画家志望の方が多くなっていき、デビューした方々も多くなっていく中、一時期、年間1週間に週刊誌9誌、1ヶ月に月刊誌11誌を読んでいた時期がある。

物凄く沢山の漫画を読んでいたし、単行本もはちらっと数えてみたら恐らく数百冊以上ある。雑誌はもっとある。

少年漫画25%、青年漫画55%、商業BL5%、百合5%、成年漫画10%くらいの割合。
これで読んできた肌感覚として、青年誌と商業BLはそんなに差がないという感覚がある。

色んな分野を読んでいると、兼業漫画家さんは結構いるんだよ。
一般向け漫画と青年向け漫画を兼業。
一般向け漫画と成年向け漫画を兼業。
成年向け漫画と女性向け漫画を兼業。
一般向け漫画と女性向け漫画を兼業。
一般向け漫画と成年向け漫画と女性向け漫画を兼業。

BL漫画を描く人は百合漫画も描くという感覚は大きい。これは一部の出版社に偏って読んでいたせいもあるのですが。



兼業してる漫画家さんにしてみたら、ここでBLはゾーニングに進めるべきという論調が強くなったら、BLは守られなくなったから青年誌で描いてるけど青年誌でも守られなかったらどうしよう、という感覚は生まれると思うんです。

そして成年誌も現在進行形で、性器の修正に関しては厳しくされ続けてる。
行政に従って、ゾーニングの先に送られて、それでも描ける範囲が厳しくされて狭められるんですよ。

これでは漫画家さんの方に恨みが溜まっていく一方ですよ。
この体験をしてる人が居るんです。

BLゾーニング騒動の中では星崎レオさん。

星崎さんは石原都知事時代の都条例の時にTLを手掛けていて、規制が厳しくなった為に描ける範囲が狭まって職を失った。
そして、商業BLでデビューした時に、紙の書籍で電子より修正を厳しく別の出版社から出版された物が東京都から指定されて、電子書籍も巻き添えでアマゾンからBAN。
今度は成年向け漫画で執筆を目指している。

東京都で暮らしてその税金で指定をされた事を恨んですらいて、長野県出身の星崎さんが日本で唯一、有害図書指定のない長野を理想だと語った事もある。
ジャンルを渡って苦難に合ってきた人が、このジャンルはR18だからゾーニングしよう、という意見を見たらどう思うか想像に難くない。
商業BLで成年マークをつけてる出版社を知ってれば尚更だ。

商業BLでも成年マークがついてる本はあるんですよ。
自著がゾーニングされても構わない、でも出版社が販路を決めるので漫画家にはどうしようもないという話を何回もされてました。
出版社は漫画家が希望してもゾーニングを渋る。
でも指定されるリスクがあるのに、つけない出版社がある理由が分からない。

今迄は、不健全図書指定されて声を上げる漫画家自体が珍しかった。
出版社を悪者にされると業界に居られないので、ほとんどの漫画家が声を挙げなかった。
星崎さんは異例中の異例。
それが青少年健全育成審議会にメスを入れる、制度の問題点を挙げる、議員が質問を挙げる機運の高まりになっている。

星崎さんはジャンルを移っても出版社を悪くは言わなかった。
そしてBLが指定される前に、青年誌で有害図書指定されて勲章の様に語ってる漫画家さんに対して、星崎さんあまり良い印象を持って無さそうにも言ってた。

自著が出せなくなってもいい、今後、他の人が指定の憂き目に合わない様にしたいという発信をしていた。
青年誌も商業BLも成人向けも守りたい人間が、自分だけが助かりたい二重基準のBL無罪論者に見えるかと言えば、数々の傍証だけでも否定出来る話なんですよ。

星崎さんは主語と述語を書かずに勘違いされてるツイートがあって、それを切り取りで拡散されてます。
自分がゾーニングされていいという文意を、男性向けのゾーニング肯定だとか。
BL業界から別に移っても自分と同じ目に合う人を減らしたいと言ってるのに、BLだけ救いたくて他の物は救わないとか。
これまで数々の規制を肯定してた者が次のジャンルが指定されてから何故BLで止めなかったと言い出しても味方ですらないと言ってるのに、BLを攻撃し男性向けを守ろうとする者は味方としていらないとか。
全てのジャンルを憂慮しているのに、BL無罪論者であるとか。


それを積極的に発信している人物は誰か。


小山、お前だよお前。

お前の事は絶対に許さない。
お前を批判する為だけに、私は命を落としたって構わない。
悠長に暮らしていろ。
損失がなくて得な事だけがある戦いは楽しいか。
お前はこの騒動で失う物はない人物だろう。


BLゾーニング論争の大きさを、様々なワードでグラフ化して見た事があるか?
その中で10月30日からグラフが急上昇してて、随所随所でガソリンをぶっかけてるツイートがあって、11月3日に最大火力を出してる。
10月中から結構仕掛けてるよな。

リツイート数で多い順に追っていくとお前以外あり得ないんだわ。
あとは白饅頭か。
全体を俯瞰した客観データを揃えたやつって私以外にいるか?

リツイート分析ツールにかけたかったけど、無料では出来なかったので、拡散ルートが分からない。
それをやってたら確度100%に出来たんだよ。
ちくしょう。
企業向けの有料ソフトしかないので、どうしたもんか。


小山は、高村さんに同調した訳じゃない。
燃料を安全圏から後ろからぶっかけてるだけ。

お前が4月の話をミスリードし続けて、星崎さんへの憎悪を扇動してきたんだよ。
星崎さんがBL無罪論者だったら、この騒動の最大の燃料だから。
4月から維持し続けてたそれを都合よく持ってきた。


それで10月中に煽って、表現の自由と男女平等は共存できないとか、BLのゾーニングを否定する者はBL無罪論者だとか。
現状から後退するのは避けようと言っただけの、表現規制反対派を、星崎さんの言をミスリードする事で煽って攻撃させた。
ここに女叩きを目的にしたやつらがまあ、見事に扇動されてる。
先に述べた、トロイの木馬の様に混じってるのは、表現規制反対派の中に、女叩きを第一義にするやつがいるって事だ。


その結果誰が犠牲になったか。誰がBL無罪論者と罵られたか。攻撃され、脅迫までされたか。

それまで表現規制反対派としてバチバチにクレーマーと戦ってきた「胸の大きい女性」属性且つ「巨乳表現擁護女性」の表現規制反対派ですよ。
それも複数人。アカウントを消した人が何人も居る。
高村さんが多くの人と問答していた裏で、目立たないまま袋叩きにされていた人達がいるんだよ。

「これまで何もしなかった癖に、今更BL擁護しやがって何様のつもりか」

これ私も言われたんですけど、ジェンダークレーマーに対して、戦ってきた事を無かった事にされて、敵として背中から斬られる事の脅威ったらないですよ。味方が居なくなった様な異様な孤立感。

私は、女性の意見として自分の発言を援用された事はない。
データとして女性が多いと出した物はよく拡散されてきた。

でも実際に自分の身体をさらして、身を粉にして戦ってクレーマーに不可視かされてきて、それでも表現の自由を叫んで、様々な人達が味方の筈の人間に攻撃されたんです。

この方々は、自分が差別されているから戦った。
それを表現規制反対派は援用してきた。
表現規制反対派は持論の補強の為に「胸の大きい女性」属性且つ「巨乳表現擁護女性」属性の人達は散々利用されてきて持ち上げたのに、表現規制反対派は持論の補強の為に「巨乳表現擁護女性」を丸ごと斬り捨てた。

こんな残酷な話があるか!

女性の主張、女性の身体は、表現規制反対派に利用される為にあったんじゃないんやぞ。

お前ら、片翼失って飛べるんか。片足無くなって走れるんか。

その癖に、ズリネタの自由戦士と言われたくらいで、凹んで、女性が男性の意見を要らんというなら勝手にやってろと投げ捨てようとする者までいる。

お前らは何の恩も感じて無いんか。
この方々が居なくなって「正当性」や「権利」は主張できても「説得力」という戦力がガタ落ちしているし、沢山助けられてきた私はその属性を持ってないのに、無しではやっていけないと思ってるくらいの恩を感じてるのに。
お前らは何の恩も感じて無いんか。


ツイッターの表現規制反対派は何を失ったと思ってるんだ。


一体お前らは何のために表現規制に反対している。
差別されず言論や表現を自由に出せる為に戦ってるんじゃないんか。
その差別されてる当事者、権利者が第一義ではないのか。
誰かを叩く為にその表現規制反対の看板を持ってるんか。

男女で格差があるんなら、その中で差別されてる男性向け漫画の方にも目を向けんか。
その中には男女両方の漫画家がいる事が分からんか。
どちらの性別の漫画家も守らないといけないのが分からんか。

ツイッターに限った話とはいえ。
自らの手で、片翼を斬り落とした事に気付いてる人間が何人いるよ。

取り返しのつかない喪失が起こっている。しかも内ゲバでだ。



さらには応援している候補者のネガティブキャンペーンをしかねない事まで言って、星崎さんを黙らせた者までいる。
そんな脅しをされたら何の説明も出来なくなる。
どこをどう読んだらゾーニング容認派に読めるんだか。
10回くらいあれ音読しなおしてみたら?表に出てないあれ。

私が高村さんをキャンセルした後で、私が何を言うか見ものだと、星崎さんをキャンセルしておいてどこの口が言うのか。
私は非を認めて謝ったけど、あんたがどんなに頭を下げようが土下座しようが星崎さんもう戻ってこれないんやぞ。

あと高村さんから、星崎さんに話が伝わったルートは、全然違う人が浮上したぞ。あんたの把握してた絶対このルートだと断言してた情報はそのままでいいんか。



あとは商業BLのゾーニングの是非だ。


まず、商業BLの内の何%が成年誌と同等の表現をしてるのか定量化してくれ。
それがないと話にならん。


商業BLの紙の書籍で私は、性行為の場面が大半を占める漫画にあまり出会った事がない。
3話に1話に性的なシーンがあったり、最終話にしか性行為のシーンがなかったり。ドラマ重視。
全編に性行為のシーンがあっても、性器の形すら分からないほど修正されてるので、何も描かれてないほどだったりする。

紙の書籍ってかなり修正されてるんちゃいますん。
少なくとも、性器が一部消しの成年向け漫画に匹敵する商業BL漫画作品に出合った事がない。
ネットで晒されてるのは極端すぎる例ではないのか。


実際、不健全図書指定された商業BLでも白消しで性器の輪郭だけが見えてる物があって、それが青年誌では『パラレルパラダイス』みたいな印象だったけど『パラレルパラダイス』スは性器の形が描かれてないというので驚いた。
しかし同じヤングマガジンの『サタノファニ』は白消しじゃないかという指摘があって、見てみたらそうだったわ。
刃牙シリーズだって白消しのシーンあるやんけ。

ページ数が少なくていいんなら、青年誌で無修正で性行為を描いた漫画だってあるし、バトルシーンで消し忘れたのか、性器がばっちり書かれてる漫画も事故の様に出てくる事がある。
少年誌でもバトルシーンで描いてる物に出くわす。
それらはページ数が少なかったり、1コマだったりするから見逃すのか。
そういうのが出てきたらヒヤッとするんだわ。
「これ大丈夫?」って。見逃してるなら好きにすればいいけど。


これだけ騒動になっているのに、実際に『月曜日のたわわ』や『宇崎ちゃんは遊びたい!』みたいに商業BLを買ってきっちり検証した人って居るんですか。
実際に成年指定に匹敵する描写があるゾーニングされてない問題がある物って、商業BLの何%なんですか。
静止画1枚じゃなくて、ページ数やドラマパートとどのくらいの割合なのか見比べてくださいよ。

でないと、何%が過激すぎる物か分からないので、本棚にある物は全部ゾーニングしようよって話に見えるじゃない。ツイッターの論争は。
このまんま商業BLの大枠の話だけをしてたら、性行為の一切ない作品まで責めてるみたいになってしまう。


だいたい商業BLが本屋でどのくらい並んでいるのか見た事があるんかよ。
私の近所2駅以内の書店は全滅したけど、全滅前だって商業BLの棚すら無かった。
取り寄せか大きな書店にまで出かけないといけないけど、繁華街に出ても、BLフェアなんてのも見た事がない。

エロ本に匹敵する商業BLが書店では平積みされてる写真が流れてるけど、あれは東京じゃ当たり前の光景なんか?
東京の人はみんな体験してる事なん?
東京の書店の感覚だけで日本全国の漫画がゾーニングの是非が語られたりすんの。
おかしないかそれ。


商業BLの置いてるアニメイト、とらのあな、メロンブックス、そこまで行くのに5駅か10駅先で、そこまで行ってやっと手に出来る様な本なので、本棚をまじまじと見た事がない。
大型書店まで行けばTLだけの棚、BLだけが占めてる棚は確かにあって多いな、って感覚はあるので、全体で見たら青年誌より、商業BLが過激な物が多いかもしれない。
でも自分の家から離れすぎてるので、陳列に文句なんて言ってる余裕がない。買う本も決まってるので見つかったら去るし。
多いなっていう感覚はあるけど、それが先入観だったらどうすんのよ。

何%がゾーニングにおくられるべき物か分からないのに、先入観だったらどうすんのよ。

BL特権を誰が調査したのかデータがあったら出してくれ。

実際にまじまじと表紙を見て、これが並んでいるのは問題だって思いながら眺めるんかよ。
性行為をしている漫画が並んでいたとして、それは本屋で直接性行為が読めるんかよ。
その商業BLのどのくらいか買った事があるのか。値段を知ってて言ってるんかよ。
これだけ騒動になっているのに、実際に買って検証した人って見当たらんやん。


商業BLの最も過激な部分ばっかりクローズアップして、それで青年誌を超えているって言い始めたら、青年誌だって危ないって言ってる見立ては正しくないんかよ。
私は絶対狙われると思ってるんやが。
私にはBLの過激な所を無くしたら次のターゲットが青年誌かTL誌にしか見えない。
不健全図書指定ってルーチンワーク化してて、この月はエッチな本はありませんでした、該当なしですって58年の歴史の中で先月1回あっただけやぞ。
58年で1回。ただの1回だけやぞ。
買ってきて審査した本が指定されるのは100%。生贄捧げ続ける制度でなくてなんやねん。


本屋に行って調査もしてない、全体の何%かも分からない。
しかも、成年マークを付ける権利があるのは出版社だけ。
陳列を決める権利があるのは書店だけ。
不健全図書指定が東京都で出来る権限があるのは、青少年健全育成審議会だけ。

今されてる話は、書店に文句を言う話でもなく、出版社にマークの自主規制をお願いする話でもない。議員さんに陳情する話でも、審議会に通報する話でもない。
それを言ったら、そんな話で論点を逸らすなという話をされるし、怒る人まで出る。実際に陳情や通報やクレームをする訳でもない。
じゃあなんやねん。

権利者じゃないのに、男性向け、女性向けの性描写には差があるは不公平だねって話してたら。そうだね。って話にしかならんやろ。
当事者権利者を置き去りにして、盛り上がって、出版社が危機感持ってくれたらいいねって、アホか。

どこまでも他人の権利にぶら下がって他力本願。
自分の生活がそれで脅かされてんのかよ。
実際に脅かされてる当事者が救われんのかよ。
規制したくないんなら何がしたいねん。

一般向けの100%、成年向けの100%、女性向けの100%の漫画家が男性だったって、意見は変わらん。
おそらくゾーニングしろって言ってる側も性別情報を全て100%にしても変わらないだろう。
この話は突き詰めれば、性別なんてもんは全く関係ない話なんや。


格差があると好き勝手言ってたって規制の働きかけを何もしないならそれでええわ。
その為にぶった斬られて、ツイッターから去った人達は一体なんでそこまで叩かれないとあかんかった。
明らかに、表現規制反対派女性を誤射してたやろが。
そして去った人に唾を吐き続けてる。お前らなんやねん。下支えしてた人達を認識してなかったんか。


あと堀あきことかいう馬鹿学者が書いた『BLの教科書』とかホンマに今回初めて知ったわ。
それがゲイの勉強になってるとか言ってる内容っぽくて腹立つわ。当事者LGBTの人達に怒られろよそいつ。
ゲイのジャンルはまた別にあるっちゅーねん。
それで女性がキャラクターデザインをしてるキズナアイさんを否定したりしてんでしょ。
ばっかじゃねーの。女性の権利向上を叫ぶ者が女性の権利に対して、差別とか言ってんじゃねーわ、お前が学者の立場で女性の権利と名誉を棄損しとるんじゃ、すかたん。

金田淳子が刃牙の範馬勇次郎にレイプを肯定するなとか言ってんのもバッカジャネーノ。
お前は野生動物にレイプするなとか言って回ってんのかよ。そんな生易しい漫画ちゃうやろが。ホンマに刃牙のファンなんかよ。
読み方は勝手にせえ。こんなやつらがBLのオピニオンリーダーとか笑わせてくれる。

そのオピニオンリーダーとやらをBL描いてる人が勧めてる人すら見た事がない。
私のBL史(やおい史)は中島梓(栗本薫)さんの『タナトスの子供たち 過剰適応の生態学』で止まってますわ。

堀あきことか、金田淳子とかごときが、中島梓さんより上なんか。張っ倒すぞボケなす。たわけが。


私は生涯で最初に読んだエロ漫画は森山塔さんの『とらわれペンギン』か樽本一さんの『ブルーレディ』かのどっちか。道に落ちてた。
本屋で間違って手に取ってしまった初めて見た、エロ本で立ち読みしたのは『ガンダムW』のアンソロジーだった。
子供の時にそれを読んだって意味が分からんし、分かっても、求めてなかったら棚に戻すわ。

私にとっちゃ子供の頃は『聖闘士星矢』の鳳凰幻魔拳の初登場時が怖くて何年も聖闘士星矢の3巻が読めないって時期があったし、頭蓋骨が本当に苦手で『銀河鉄道999』がずっと読めない時期があった。化石が並んだ博物館でも人骨に頭蓋骨があるのでずっと人の背中に隠れた。『はだしのゲン』のアニメなんてトラウマもので二度と見たくないレベル。
そっちの方がよっぽどショックだった。

今は別に聖闘士星矢の3巻は読めるし、頭蓋骨はビジュアルとして好きなくらいだ。そこは克服したし好みも反転した。
はだしのゲンは見てないから分からん。

それで未成年時にエロ漫画読んだ子供が、非行に走ったとか、犯罪を犯しやすくなったとか、検証されたデータがあるんか?
ないんやったら、単に青少年が守られる蓋然性が高いって根拠どこにもないやんけ。
樽井良和さんの表現規制で、未成年の犯罪やいじめや非行が増えたか聞いた質問主意書読んだ事あるか?

今は子供が、アダルトコンテンツにアクセスする事よりも、端末を使って騙されてお金騙し取られたり脅されたり事件に巻き込まれる状態を防ぐ方がずっと大事だと思う。
絵に描かれた漫画やアニメ程度が何を起こすんじゃ、言ってみろ。
そこにあるのはなんじゃ。知識を与えないのは短絡的な親の世代のエゴじゃないのか。



それで、あとはなんだ。北海道みたいに自主規制が行きわたったら個別指導はなくすっていう話になって、規制が緩和されたとか言ってるやつはアホなのか。
私は、自分が描きたくてもそのネタが描けるプラットフォームが無いってずっと言ってる。
コンビニからは成人漫画雑誌、正確には類似図書という区分が無くなった。
その状態が維持され続けるという事だ。
北海道に行ったら、私は体調が万全でも描ける先が無くて死ぬわ。
それで満足する訳にはいかんのじゃ。
これはごく少数の私の我儘じゃ。それはわかっとるわ。

類似図書って分野は、ドラマもやってエロもある、けどエロは毎回義務じゃない、成年マークがつかない単行本だって出る様な区分だ。
絶対エロを描いてはいけないか、絶対エロを描かなければいけないかの二極化した状態では、私は描ける場所が無いんや。
栗下さんだって北海道を継続して監視するっていう事は、まだこれでは完全ではないって見てるんや。

快楽天は、成人マークのある類似図書の区分になったのに、コンビニと同じ白抜きが一部で続いている。
さらに言えば、表示図書も性器の描写が一部消しから白塗りに変わっていってる出版社もある。
ゾーニング先に行政に課された義務で送り続けられてるのに、さらに厳しくなってるってどういう事やねん。

私はな。
私が表現の自由を求める理由は、私には描きたい漫画があって、それが描ける環境がない。
それを描きたいから規制を緩和したい。でないと生きていく意味がないし、漫画家としても生きられない。
そういう理由で表現の自由を守りたいんじゃ。
お前らは何の為に表現の自由を守りたいんじゃ。

私はこの戦いから降りられない。
デスクワークしか出来ない自分が出来る事は漫画を描く事で、それ以外で生きる方法が思いつかない。
それほどに体を壊している。

描きたい表現は限度を超えてるからどのプラットフォームでBANされても仕方ない。お前は漫画界全体が悪目立ちしない為に犠牲になれって、表現の自由を守る人達から言われて納得できるんかよ。
お前が最も描きたい物は永久に描くなと。


私はな、出版社がゾーニングしたいならゾーニングしたらいいし、したくないならせんでいい。
成年指定の本も区分陳列義務のクソみたいなコストのかかる制度さえ無くなればなんでもいいんじゃ。
みんな民間に任せろっていうのが私の意見じゃ。

行政が区分陳列義務を課してるせいで、民間がやりたくても出来ない売り方が出てて、10年くらい問題になってると聞いた。
つまり区分陳列は民間が信じられないから、行政が決めてます、しかも書店にコスト丸投げなので事実上の販路制限です、っていう状態、ハッキリ言っておかしいんよ。
行政が区分制限つけるんなら、書店にコストの補助をしろってフォロアーさんの意見が真っ当だ。

長野県が有害図書制度なしで民間に全て任せて、どういう状態になってるのか、私は勉強したい。長野市には指定制度があるそうだけど長野の他の市はどうなってるのか。

私も沢山読んでても、分からん事がいっぱいある。
本当に人の叡智を子供には知らせないって事が本当にいいとは私は思えん。周りの大人が一緒に考えるって事の方が大事ちゃうんか。長野県の掲げる理想の様に見える状態にしておいて判断能力を育てるって大事ちゃうんか。

行っても無い本屋の情報で怒って、読んでも無い本に怒って、自分かもしくは近しい人が被害を受けた訳でもない。
自分と関係ない当事者の意見は、自分の意見として援用する。
そしてその当事者を持論に合わなければ斬り捨てる。
自分が何に支えられてるのか忘れている、そんな人にはうんざりしている。


話長すぎて、私がこの文章書いてる理由を忘れた人は、もう一回冒頭に戻ってくれ。


私はもう全て投げ捨てる覚悟でこれを書いてる。
私がフェミニストで、表現の自由の幅が広い方が男女の体格差が埋まるという普段の話でもない。
私がミサンドリストだから男が憎たらしいという話でもない。

単に、恩のあった人たちに、恩知らずな行動を取っておいて、自分勝手に暴言を解釈してるやつらばっかりなのが腹が立ってしゃーない。
陰の立役者をボコボコに殴っておいて、立ち去る人が吐き捨てた暴言だけはいつまでも吊し上げてやるというその汚らしい根性が許せん。


私の発言権を奪いたかったら、ツイッターポリシーに反するツイートを晒したので、集団通報して凍結させりゃいい。
この騒動で多くの人が傷ついてるのに、何も失わずに煽るだけ煽って安全圏から影で嗤ってる奴に一矢報いたい。
私が攻撃された事だけじゃなくて、恩のある人が多く失われた。その人らは戻ってこれん。私の怒りでしかない。八つ当たりだ。



私には腹立つ事ばっかりや。
ツイッターをやってて最大の怒りだ。
今は闇落ちした人間の気持ちが分かる。
表現規制反対の運動から退いて規制賛成はしないけど、一切協力しなくなった人の気持ちが分かる。

裏付けのある話でも、データやソース無しで書いてる。その方が誰かが火だるまになる根拠もなくなるやろうからな。
それだけが譲歩だ。

心の底からアホどもに音速で豆腐ぶつけたい気持ちでいっぱいだ。



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