相棒 season 21 #5[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

相棒 season 21 #5[解][字]

第5話「眠る爆弾」
暴走する爆弾犯!
女子学生の死亡事故に隠された真実とは…
危険な頭脳戦に特命係が挑む!!

詳細情報
◇番組内容
大学構内に爆発物を仕掛けた男が、警察を挑発する動画を送ってきた。男は大学に籍を置く学生、平山翔太と判明する。特命係は、同大学で先月、女子学生が実験中に死亡する事故があったことを知り、関連を捜査。実験計画書には平山の名前があり、殺人の可能性も疑われていた。そんな中、平山が共同研究者である准教授の三沢を監禁していることが発覚。さらに大胆にも自ら警察と接触し、女子学生死亡事故の再調査を要求してくる。
◇出演者
水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、小野了 ほか
【ゲスト】山本涼介 ほか
◇スタッフ
【脚本】岩下悠子
【監督】権野元
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Twitter】https://twitter.com/aibouNow
【Instagram】https://www.instagram.com/aibou_official/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 平山
  2. 三沢
  3. 事故
  4. 真希
  5. 爆弾
  6. 三沢先生
  7. 彼女
  8. 研究
  9. 平山翔太
  10. 芹沢
  11. 本当
  12. 伊丹
  13. 実験
  14. 森原真希
  15. 先生
  16. 警察
  17. 自分
  18. 森原
  19. 爆発
  20. 間違

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

♬~

(爆発音)
(学生たちの悲鳴)

大丈夫ですか!? 大丈夫ですか!?

♬~

「はじめまして。 爆弾犯です」

「この動画が
いたずらじゃない証拠に

爆弾の事を言っておきます」

「置いたのは 城南大学3号館脇」

「30センチ四方の段ボールに
入れておきました」

(芹沢慶二)爆発とほぼ同時刻に
送られてきました。

(中園照生)この内容は事実か?

(伊丹憲一)ええ。
現場からの報告と一致します。

「そして
さっきのは ただの脅しです」

「爆弾は もう一つあります」

…ああ?

「次の爆弾では

人が死にます」

「爆発する前に
頑張って捜し出してください」

「それじゃあ 失礼します」

(中園)なんのために
わざわざ 顔までさらして…!

先輩… 現場は
城南大学だった事を考えると

今回の件…。
ああ。

先月の事故と関係があるかもな。

なんだ? その事故というのは。

(伊丹)先月 城南大学で…。

(土師 太)よし!

(出雲麗音)
発信元を特定しました!

♬~

♬~

悪い奴ほど よく眠るって
本当ですね。

三沢先生。

♬~

平山翔太 城南大学 理工学部4年。

わざわざ 目につく所に置くなんて
親切だねえ~。

(麗音)犯行声明が撮られたのは
この部屋ですね。

…あっ!
(芹沢)ん?

(麗音)ちょっと すいません。
(伊丹)痛っ…。

ん…? これは?

ん? 何かの部品かね?

(杉下右京)これはまた
随分 勉強熱心ですねぇ。

(亀山 薫)お邪魔します。

「お邪魔します」じゃねえんだよ
このバ亀!

工学系の専門書が
ずらりと並んでますよ。

おや 随分と読み込んでますねぇ。

これほどの知識があれば

爆弾を作る事など
造作もなかったでしょうねぇ。

頭の無駄遣いですよ。

おや それは?

あっ これは 写真立ての前に
これ一つだけ置かれてました。

答えなくてもいいんだよ。

金具? 爆弾の材料ですかね?
ちょっと失礼。

ああ チェックバルブですね。
(芹沢)チェックバルブ?

通称 逆止弁。
気体や液体の逆流を防ぐために

ポンプや配管に取り付ける
部品です。

相変わらず 博識ですねえ。
ええ。

あっ… もしかして

第2の爆弾に関する
ヒントですかね?

ヒント あるいは

なんらかのメッセージかも
しれませんねぇ…。

♬~

(クラクション)

(笛)
(警察官)空けてください!

(警察官)危ないですよ。
下がってください。

♬~

この建物内に
爆弾は発見されませんでしたが

構内は引き続き捜索中です。
十分な警戒を。

(野々村利夫)わかりました。

♬~

(携帯電話の着信音)

もしもし。

(平山翔太)平山です。
あなたの研究室の。

なぜ 三沢くんの携帯から?

(平山)本当は 三沢先生に
電話してほしかったんですけど

ちょっと気絶させたら
なかなか 目 覚まさないんですよ。

君は 一体
何をしようとしてるんだ?

(平山)爆弾は
もう一つあるんです。

仕掛けた場所
知りたいですか?

教えてあげてもいいんですけど

条件があります。

参事官。 平山翔太

やはり 城南大学での事故に
関係してました。

確か 女子学生が一人
死亡した事故だったな。

はい。 先月8日の夜
城南大学 理工学部の実験室で

同理工学部4年の森原真希さんが
実験を行っていたところ

装置にガスを供給する容器内で
爆発が発生。

森原さんは
衝撃で崩落した天井の一部と

倒れてきた器具棚の
下敷きになり…。

(平山)真希…!

(芹沢)平山翔太によって
救助されたものの

その後 死亡しました。

(中園)被害者は
一人で実験していたんだな?

それが 担当教授に提出された
実験計画書には

平山の名前も
書かれていたそうです。

平山の話によると…。

(平山)わかんないですって!

真希が勝手に
僕の名前を書いたんです。

あの日 実験するなんて
僕は聞いてません!

(伊丹の声)供述の不自然さから
所轄署では

平山による殺人を疑う声も
あったとか…。

平山が 故意に
爆発事故を起こしたって事か?

(伊丹)そのようです。

♬~

どうも。

一緒。
(警察官)どうぞ。

ご苦労さま~。

捜査資料によれば
爆発の原因は

装置のチェックバルブ
だったそうです。

あっ あの平山の部屋にあった
金具ですよね?

ええ。 なぜか
バルブが正常に作動せず

逆流した気体が
容器に流入。

高圧の混合ガスが発生して
爆発…。

つまり バルブに
あらかじめ 細工をしておけば

爆発を誘導する事が可能だった
って事ですよね?

これが 仮に
殺人事件だったとすれば…。

ええ。 平山はもちろんの事

実験室に出入りできる
全ての人間に

犯行のチャンスがあった。

(ノック)

どうぞ。

失礼します。

突然 申し訳ありません。
警視庁の杉下と申します。

同じく 亀山です。

(野々村)警察の方…?
ええ。 あっ 何か?

ああ 実は…。

平山翔太から連絡が。

(中園)何!?

拉致監禁だと!?

ええ。 同じ理工学部の

三沢龍之介准教授を監禁している
と伝えてきたようです。

奴は 爆弾事件と監禁事件
同時に起こしてるというのか?

そうです。 早急に

三沢さんの携帯の位置情報を
確認すべきかと。

♬~

(平山)はい チーズ。

(カメラのシャッター音)

♬~

(杉下の声)平山翔太は
農業工学を志していたのですね。

ええ。 三沢くんと
亡くなった森原くんと

3人でチームを組んで
研究をしていました。

森原真希さんが
実験を行っていたのは

日曜の午後。

彼女は なぜ あえて 休日に
実験を行っていたのでしょう?

さあ… その辺りは…。

実験計画書には
平山の名前もあったそうですね。

原則 単独での実験は
許可されませんので。

しかし 申請とは裏腹に
彼女は一人で実験室にいた。

(ノック)

失礼しま…。

あっ! また いやがる この…!
お前ら 聞いてんのか?

てめえ 先回りしてんじゃねえよ!
何が?

野々村教授ですね?
(野々村)はい。

平山翔太について
少し お話を…。

現在 平山は
所在不明なんですが

実は 自室に こんな金具が…。

その前に ちょっと… 聞けよ。
だから 首を突っ込むな!

甲羅にしまっとけ! この野郎。
伊丹さん。

まもなく 中園参事官から
連絡が入ると思います。

なんで 参事官から?

准教授の一人が
平山に監禁された。

はあ!?
今 携帯の位置情報を確認中だ。

おい! そういう事は
先に言っとけよ!

だから 言おうとしてるのに
お前が…!

(携帯電話の着信音)

スピーカーで
お願いします。

(着信音)

…もしもし。

(平山)警察の皆さんって
なかなか 騒々しいんですね。

お仕事 お疲れさまです。

盗聴器!?
あっ…。

(平山)「2つ目の爆弾の場所…」

黙っておくのも申し訳ないんで
教えますね。

爆弾は…。

「三沢先生に仕掛けてます」

平山くん…
なんで そんな事を!?

野々村教授

どうして 僕が頼んだ事を
やってくれないんですか?

「さっき 伝えましたよね」

三沢先生を助けたければ

大学のホームページで
真実を公表してくださいって。

真実?

野々村教授だって
知ってるはずです。

真希が なんで
死ななきゃいけなかったのか…。

まあ 本当の事を隠しておきたい
気持ちはわかりますけどね。

ああ…
その近くを捜しても無駄ですよ。

「僕が 大学周辺にいると
思ってるんでしょうけど…」

そう簡単に見つかるつもりは
ありませんから。

そのようですねぇ。

♬~

「どうやら このパソコンに
バックドアを仕掛けたようですね」

「どうです?
僕の姿は映っていますか?」

ええ。 見えてますよ。

あとね アパートに
チェックバルブを置いたのは

あなた方警察に
ハッパをかけるためですよ。

「ハッパ… というと?」

真希が死んだ事故について
もっと ちゃんと調べてくれって。

「なるほど。 そうでしたか」

申し遅れました。
警視庁の杉下と申します。

どうも。 平山です。

あなたは 先月の事故について
何か訴えたい事がある。

今 この場で
お話しになる気はありませんか?

僕を捕まえられたら
話しますよ。

もっと早く知りたければ

そこにいる野々村教授から
聞き出してください。

そうですか。

ああ ところで…
ちょっと 失礼。

あなたの論文ですが
大変興味深いですねぇ。

地球規模の気候変動に
対応するための農業工学。

自分の研究を社会に役立てたい
という志が伝わってきました。

三沢先生も
そう言ってくれました。

あなたの部屋にあった
研究ノートからは

あなたの発案した研究を
三沢准教授と森原真希さんが

全力でサポートするという様子が
うかがえました。

しかし 森原さんは今
亡くなって

三沢准教授は
あなたに監禁されている。

いわば 同志だったはずの3人に
一体 何があったのでしょう?

もう切るんで。

ああ もうひとつだけ。

「森原真希さんは
どんな方だったのでしょう?」

♬~

一途でしたよ すごく…。

♬~

一途ですか…。

ああ…。

(伊丹)平山の言う「真実」って
一体 なんなんですか?

あなた
何を隠してるんです?

私は何も…。
なんの事かも わかりませんよ。

教授!
人の命が懸かってるんですよ!

何も知らんと言ってるでしょ!
失礼。

ちょっと… ちょっと!
(芹沢)教授!

(麗音)待ってください!
(伊丹)待ってください!

♬~

(森原真希)平山くんって

実験の準備する時
いっつも 目 キラキラさせてる。

いや 真希だって そうだろ?

フフフフッ…。

♬~

(エンジンをかける音)

あの野々村って教授
絶対 なんか隠してますよね。

間違いありませんねぇ。

恐らく 三沢准教授も
同じ真実を知っているのでしょう。

確認できました。
現在 根川通りを南に移動中です。

芝浦だ。 今 阿波田橋を通過した。

(伊丹)了解です。
どこへ向かってるんですかね?

阿波田橋の先は
工場や空き倉庫だらけです。

(パトカーのサイレン)

よっと…。

ああ… 事故以来
使われてないみたいですね。

天井は
まだ修復されていませんねぇ。

ああ… 現場検証が終わって
もう だいぶ 日が経つのに

直す気ないのかな?

森原真希さんは 事故があった際

この辺りに倒れていたようですね。
ええ。

平山翔太の証言によれば 彼女は

崩落した天井と倒れた棚の
下敷きになって

気を失っていたそうです。

(平山)真希…!

(真希)平山くん ごめんね…。

(平山)何 謝ってんだよ…!

かわいそうに…。
発見されるまで ずっと

重い物の下敷きに
なったままだった

って事ですもんね。
そこです。

はい?
爆発事故があった時

休日だったために
構内は ほぼ無人。

実験室は
遮音性が高いため

事故があった事に気づいた人は
いなかったようです。

つまり
平山翔太に助け出されるまで

彼女は 3時間近く
放っておかれた事になりますね。

ああ… やっと救出されたあと

容体が急変して
亡くなったんでしたっけ?

ええ。 恐らく
クラッシュシンドロームです。

ク… クラッシュ…?

クラッシュシンドローム。
別名 挫滅症候群。

長時間にわたって
体が圧迫を受けていると

細胞内に
毒性の高い物質が蓄積され

圧迫からの解放とともに
その毒素が全身に回り

内臓に ダメージを
与えてしまうんですよ。

えっ… そんな事が?
ええ。

うわあ…。

(パトカーのサイレン)

(パトカーのサイレン)

この中か…。

♬~

(芹沢)位置情報では
ここから しばらく動いてません。

(麗音)三沢さんの携帯
鳴らしてみます。

(携帯電話の着信音)

(携帯電話の着信音)

なんだと!?
トラックの荷台で見つかった!?

平山が
居場所の特定を避けるために

トラックに投げ込んだものと
思われます。

今 出雲が 運転手から
走行経路を聞き出してます。

(芹沢)先輩! これ…。

ケッ… ご丁寧に写真撮影かよ。

大至急 頼む。

(携帯電話の振動音)

はい! 中園でございます。

はい。 あっ 申し訳ございません。
はい! あの…。

(せき払い)

おっと! 珍しいお顔が…。

ああ もしかして…。

(角田六郎)杉下の奴から
おつかい頼まれちまってな。

言わなくても わかるよな?

早速 ありがとうございます。

(角田)GPSオフで
撮影されてるもんで…。

「緯度 経度はわからんとさ」

「今 鋭意 画像を分析中との事だ」

しかし 妙ですねぇ。
(角田)何が?

三沢さんは 後ろ手に
縛られているのでしょうか

床に転がされていますが

腰から下に 毛布のようなものが
かけられています。

この毛布
なんの意味があるのでしょう?

うーん… この中に
爆弾を隠してるんじゃないの?

では なぜ
隠す必要があるのでしょう?

警察が画像を見るのを
期待していたのなら

むしろ 爆弾の存在を
アピールしそうなものですがねぇ。

相変わらず
細かいところを気にするねえ。

ええ。 僕の悪い癖。

ともあれ 監禁場所が特定できたら
すぐに教えてください。

♬~

♬~

(三沢史子)でも
どうしても信じられないんです。

平山くんが主人にそんな事…
何かの間違いに決まってます!

どうして 間違いだと?

だって
本当に仲が良かったんですから。

平山くん

同じゼミの森原さんと一緒に
よく遊びに来て

あの人の愚痴まで

聞いてくれるような子
だったんですよ。

愚痴ですか?
(ため息)

主人は 思うように研究ができない
ストレスがたまってたんです。

(三沢龍之介)クソ… ここに来て
実験回数に制限かかるなんてな。

やっぱり

共同研究に応じてくれる企業が
必要だと思うんですよね。

そうだな…。 探してみるか。

あっ… 平山くんは
研究に集中してて。

私と三沢先生で探すから。
ねっ? 先生。

(三沢)うん。

ふーん… 大学で研究を続けるのも
金次第って事ですか。

ええ。

そんな中 3人で
よく頑張ってたんですよ。

それなのに
どうして平山くんが…。

うん…。

(携帯電話の着信音)

メールです。
ちょっと すいません。

ああ どうぞ。

(平山の声)
「今すぐ 高田馬場5-7の

諏訪山ビルに来てください」

「そこに三沢先生がいます」

「ただし 一人で来てください」

「もし警察が一緒に来たら

先生が死にます」

あの… もしかして
メール 平山からですか?

…いえ 知り合いから。

ちょっと
皆さんに お茶いれますね。

ああ いや…
そんなのいいですよ 奥さん。

(ドアの開く音)

(工藤)警察の方ですか?
はい?

(工藤)もう 平山くんって
捕まったんですか?

おや…。

お二人は
平山くんのお知り合いですか?

同じゼミです。

そうでしたか。
ちょっと お話よろしいですか?

おや それは 確かなのですか?

(谷川)確信があるってわけじゃ…。
なあ?

ひと月くらい前 気になるところ
見ちゃったんです。

(谷川の声)あれは もう
ただならぬ… って感じでした。

まあ 先生と教え子の不倫って
たまに聞く話だし。

ええっ?
何?

いや…。

なるほど。 ところで
天井 なぜ直さないのでしょう?

天井?
実験室の天井ですよ。

事故で一部が崩壊したまま
放置されていますねぇ。

(2人)ああ…。

うち これがないんで…。

これですか?

(谷川)これが…。

ほう…。

(床をたたく音)

(三沢)うっ…。
(平山)やっと起きた。

(三沢)こ… ここは?

俺のバイト先ですよ。

こんな きついバイトをしないと
学費も払えないんですよ。

(平山)もう時間もないし
単刀直入に聞きますね。

真希を殺したのは
三沢先生ですよね?

(平山)付き合ってたんですよね?
あんなに優しい奥さんがいるのに。

(三沢)平山くん…。

(平山)とっくに
噂になってましたよ。

先生にとっては
きっと 遊びだったんですよね?

だから
邪魔になった真希の事を…。

違う!

事故の前の日 真希の実験計画書を
見かけたんです。

♬~

(平山の声)俺の名前が
勝手に使われてた。

実験にかこつけて
2人きりで会おうとしているのか

それとも 何か別の理由か

あの日
それを確かめに行ったんです。

(平山の声)三沢先生なら

あの事故を仕組む事が
できましたよね。

チェックバルブに細工をして

真希に操作を指示した上で
部屋を出ればいい。

もし
警察が事件性を嗅ぎつけても

疑われるのは
計画書に名前が書いてある俺だ。

どうして そこまで僕を疑うんだ!

先生 自分で
告白してたじゃないですか。

俺 事故の真相を知りたくて

教授のPCに
バックドアを仕込んでたんですよ。

(野々村)「君は
一体 何を言ってるんだ?」

「森原くんを殺したのは
僕なんです」

♬~

(平山)野々村教授なら 隠蔽に
協力してくれると思ったから

本当の事を話したんですよね?

研究室の准教授が殺人犯だなんて
シャレになりませんもんね。

(三沢)違うんだ…。

(平山)俺…

三沢先生の事 本当に尊敬してたし
信じてたんですよ。

前に言ってくれたじゃないですか。

君の この研究は
必ず社会を良くする

たくさんの人を幸せにするって。

それ 聞いた時
本当に嬉しかったな。

ああ… ううっ…!

(平山)ねえ 先生

たくさんの人を幸せにするんじゃ
なかったんですか?

♬~

なのに…。

なんで 俺が 犯罪者に
なっちゃってるんですか!

このままじゃ 研究も 大学も
辞めなきゃならなくなるんです。

教えてくださいよ 先生! 先生!

(笛吹きケトルの鳴る音)

アチッ! 熱い…。

ん? おい 奥さんは?

えっ?
えっ? って お前…。

奥さん。

(風の音)

ん?

ああ… しまった!

(土師)床に落ちている
コンビニ袋から…。

(中園)39スマイルか!

トラックの走行経路に
39スマイルは3カ所。

それぞれの店舗から
半径100メートル以内で

南東側が開けた
現在 使われていない建物は…。

高田馬場5丁目 諏訪山ビル!

すいません。
ありがとうございます。

了解 急行します。
(芹沢)はい。

(呼び出し音)

杉下 監禁場所が特定されたぞ。

わかりました。
角田課長 どうもありがとう。

(携帯電話の振動音)

杉下です。

すいません。 三沢さんの奥さんが
姿を消しました。

多分
平山のメールで呼び出されて…。

亀山くん すぐに
高田馬場へ向かってください。

そこが監禁場所ですか?

ええ。 三沢さんの奥さんを
止めなければ。

平山は 彼女を利用して

爆弾を目覚めさせるに
違いありません。

目覚めさせるって?
やっと わかりました。

三沢さんの下半身が
なぜ 毛布で覆われていたのか。

足を縛り上げて血流を止め

細胞の挫滅を促しているのを
隠していたんですよ。

あっ… クラッシュシンドローム!

そうです。 2つ目の爆弾は

三沢さんの体の中に
仕込まれていました。

今の状態から
縛ったロープをほどけば

血流の解放と同時に
毒性物質が全身を駆け巡ります。

そうなったら終わりです。

そうなる前に 三沢さんの奥さんを
止めてください!

そこです! 止めてください!

♬~

(史子の荒い息)

♬~

♬~

あっ!? ああっ…!

あなた!

(三沢)足…。
えっ?

(三沢)足を ほどいて…。
(史子)足!?

(三沢の荒い息)

(三沢)ううっ… ああっ…。

ううっ… うっ! ううっ…!

うっ…! ほどけない…!

あっ…!

♬~

(一斗缶の転がる音)
キャー!

切っちゃ駄目だ! これを切ったら
毒が全身に回ってしまう。

大丈夫ですか?
このまま病院に。

(パトカーのサイレン)

これに乗せます。
(史子)は… はい!

広げて。
はい!

おい! 三沢さん 大丈夫か?

おう。 でも 早くしないと。
(芹沢)代わります。

病院だ 病院!

(芹沢)一番近い
人工透析設備のある病院は

大久保北病院です。

(麗音)杉下さんが
すでに連絡を入れているそうです。

オッケー。 上げるぞ。
1 2 3!

(救急車のサイレン)

(ヘリコプターの飛行音)

♬~

犠牲者が出なくて よかったです。

♬~

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発売されました〉

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〈詳しくは
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♬~
(上戸)ハミガキ選びはここに注目!

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(新垣)
《「アロマリッチ」しよ》

《この瞬間が》

好きだ~ 離れられん

《好きな香り ずっと
そのままなのはただひとつ》

やっぱり離れられん

《「アロマリッチ」》ピンクのフローラル出た

キユーピーハーフの11回の改良は

新しいおいしさをめざした

ヒトも新しくなろうとする

基本は健康だ

キユーピーハーフは健康のために生まれた

そして 静かに変化している

Life is young.

それは新しくなるという意識

<彼女の名前はキヤノンマーケティングジャパンのCanonさん>

<得意分野はイメージング技術?
…だけじゃない>

(指を鳴らす音)パチンッ!
<あれもできる>

<これもできる。 えっ そんなことまで?>

<技術とハートでソリューションを生み出す>

(Canonさん)あっ!
<心強~い ICT PARTNERなんです>

<あなたの近くにも
Canonさんが きっといますよ>

あっ… 命に別条はないそうです。
そうですか。

体の中に爆弾仕込むとは
悪知恵 働かせたもんだな。

本当 助かってよかったっすよ。

(麗音)伊丹さん
平山翔太が出頭してきたそうです。

よし 行くぞ。
(芹沢)はい。

あっ 俺も行ってきます。

亀山くん。
はい。

これは?
真希さんの研究ノートです。

なんだ 死ななかったんですか。

殺人犯にならずに済んで
よかったと思え。

殺人犯は 三沢先生のほうですよ。

警察は 僕を疑ってるけど。

その辺りの事
詳しく聞かせてもらおうかな。

ちょっと入るよ。
勝手に入ってくるんじゃねえよ!

(芹沢)はいはいはい
もう出ていってくださいよ…。

ところが そうもいかねえんだ。

彼の誤解を解く必要があるんだよ。

はあ?
誤解ですか?

森原真希さんの命を奪った
爆発事故

誰が仕組んだのか
やっとわかったよ。

事故を仕組んだのは
森原真希さん本人ですね。

彼女は
自分が故意に起こした事故で

命を落としたんです。

なぜ そうだと?

最初から不思議でした。

真希さんは なぜ あえて
休日に実験をしていたのか。

しかも 一人で。

自分が起こす事故に
人を巻き込まないよう

安全を期したのでしょうねぇ。

真希さんの研究ノートです。

失礼は承知で
研究室を調べさせて頂きました。

1回ごとの実験データなどと
ともに

ところどころ 彼女自身の心情が
書き込まれています。

野々村研究室は…
いえ 大学全体かもしれませんが

深刻な予算不足に陥っていました。

共同研究に応じてくれる企業は
見つからず

学術基金に何度応募しても
助成金を得る事はできなかった。

助成金 また駄目だったんですか?

ああ…。

私大は 元々 不利なんだ。

社会に還元される研究に
国立も私立も関係ないのにな…。

♬~

平山くんが どんなに
がっかりするかと思うと…。

彼女は 本当に一途でした。

ええ。
平山翔太も そう言っていました。

その事は
彼女の この研究ノートからも

よくわかります。

(真希の声)「研究に使われるべき
時間と体力が

削り取られてしまっている」

(真希の声)「例えば この部品で
事故が起きたら どうだろう?」

「それが起きたら

世の中は きっと
私たちの困窮に気がつく」

「そうなったら

援助を申し出てくれる企業が
いるかもしれない」

あの日 彼女は

経年劣化したチェックバルブに
さらに細工を加えて

装置を組み立てたのでしょう。

自分は 爆発の直前に

実験室を出るつもり
だったのでしょうが…。

(異常音)

(爆発音)

間に合わず 自分が起こした事故の
犠牲となってしまった…。

嘘だ!

三沢先生は
自分が真希を殺したって言ってた。

僕は それを聞いたんだよ!

先生は
真希さんのノートの文面から

事故の真相に気づいた。

そして 責任を感じていたんだ。

三沢くん
君は 一体 何を言ってるんだ?

「森原くんを殺したのは
僕なんです」

あっ すいません。

コピー取らせてもらっても
いいですか?

(野々村)ああ どうぞ。

ありがとうございます。

(野々村)自分で事故を起こした?
確かなのかね?

僕が 彼女を相手に

研究予算の不足を
何度も訴えてしまったせいで…。

だから 僕が
森原くんを殺したも同然です。

事故が自作自演だと
世間に知られたら どうなる?

うちの研究室は…。

いいか
この事は 今後一切 口にするな。

いいね?

恐らく 野々村教授が
真実を隠蔽したのは保身のため。

一方 あなたは…。

森原くんの気持ちを
尊重したいと思ったんです。

真実を話せば
彼女の死が無駄になってしまう。

それよりは 彼女の望みどおり

研究室の窮状が
世間に伝わってくれるほうがいい。

だから…。

考えづらい事ですが

逆止弁が
正常に作動しなかったとしか…。

劣化した器具を
使い続けねばならなかったが故の

爆発事故。

全ては 研究費不足が原因。

警察が そう判断してくれるよう
誘導を試みました。

それなのに

まさか 平山くんが疑われるなんて
思いもよらなかった。

森原真希さんも
そして あなたも

平山翔太が発案した研究を
完遂したい一心で行動した。

しかし その結果 これです。

あなた方のやった事は

間違っていたとしか
言いようがありません。

♬~

真希さんも三沢先生も
間違ってはいたけど…

それでも必死に

君の研究を
完成させようとしてたんだ。

君と一緒に
夢をかなえようとしてたんだ。

その事だけは伝えておきたくてな。

♬~

(亀山美和子)
大学の研究室の予算不足は

ノーベル賞受賞者にも
たびたび指摘されてます。

未来に関わる大問題だって。

ええ。 大学の疲弊という澱は
積もり積もって

眠る爆弾として
いつか爆発するのかもしれません。

本当は そういう爆弾
俺たちが気づかないだけで

周りに たくさんあるのかも。

そうかもしれませんねぇ。

なあ 美和子 その事さ

影響力のある媒体で
特集とかできないかね?

うん やってみる。
売り込んでみる。

(小出茉梨)
でも その亡くなった女の子

本当に一途だったんですねえ。

その一途さのあまり
歯止めが利かなくなる。

若者には ままある悲劇ですねぇ。

まあ いくつになっても 一途で

突っ走っちゃう人も
いますけどねえ。

ああ 確かに いますね。

ああ~! ねえ。

右京さんって 確かに
そういうとこ ありますよね。

おやおや 君の事だと思いますよ。

えっ! また ご謙遜を。
ハハハッ…。

フフッ… ご謙遜を。
間違ってる? 間違ってる?

遺体が ニヤッと笑っていた…。

(飯村)元お笑い芸人が
愛想笑い一つできないなんて。

最期の瞬間 何を
目にしていたのかと思いましてね。

捜査は
振り出しに戻っちゃいましたよ。

犯人の目星なら
最初からついています。