1. 下処理 | |
まず下処理として画像の解像感を低下させます。ソフトな画像の場合はこの工程は省略してください。 | |
1.画像をぼかす 画像を軽くぼかして細部のディテールをつぶします。 画像を開いて ”フィルター → ぼかし → ガウスぼかし” をクリックしてください。 ぼかし半径を1.0にして「OK」をクリックしてください。 |
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2.画像をシャープにする これだけではただのぼけた画像になってしまうので、画像をシャープにします。 ”フィルター → 強調 → シャープ” をクリックしてください。 明瞭度を20~30にして「OK」をクリックしてください。 |
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3.ぼかしてシャープにした画像 画像をぼかしてシャープにすることで、元画像と見た目は一見同じようでも細部のディテールは消滅してます。 これで下処理の完了です。 |
2. プリズム | |
ブラウン管特有のプリズム的な色ずれをつけます。 | |
1.チャンネル操作 レイヤーのチャンネルタブを開き、赤チャンネルだけをアクティブにしてください。 |
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2.横方向にぼかす 赤チャンネルだけに横方向のぼかしをかけます。 ”フィルター → ぼかし → モーションぼかし” をクリックしてください。 パラメータの設定を以下のようにして「OK」をクリックしてください。 ぼかしの種類:線形 長さ:10 角度:0 ※プレビューでは通常の画像のように表示されますが、赤チャンネルだけにぼかしがかかります。 |
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3.ぼかした画像 赤チャンネルだけにぼかしをかけた画像です。プリズム的な色ずれが発生してます。 |
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4.チャンネルを通常の状態に戻す チャンネルを通常の状態に戻し、レイヤータブに戻ってください。 |
3. 波紋 | |
波紋をつけます。 | |
1.波紋フィルター 波紋フィルターを適用します。 ”フィルター → 変形 → 波紋” をクリックしてください。 左の画像の設定で「OK」をクリックしてください。 |
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2.波紋の不透明度を調整 波紋の効果が強すぎるのでフェードで効果の度合いを調整します。 ”編集 → 波紋をフェード” をクリックしてください。 不透明度を50%前後で調整して効果を弱めてください。 |
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3.波紋を適用した画像 波紋を適用した画像です。適度なギザギザ感が出てます。 |
4. 走査線 | |
走査線をつけます。 | |
1.ビデオフィルター ”フィルター → 変形 → ビデオ” をクリックしてください。 ビデオパターンは縞を選択し、付加的のチェックをはずして「OK」をクリックしてください。 ※素材画像が暗めの場合は、付加的のチェックを入れてください。 |
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2.ビデオ効果の不透明度を調整 ビデオの効果が強すぎるのでフェードで効果の度合いを調整します。 ”編集 → ビデオをフェード” をクリックしてください。 不透明度を20%前後で調整して効果を弱めてください。 |
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「元画像との比較」(マウスオーバーで画像が切り替わります。) |
5. ゴースト | |
アナログ放送特有のゴーストをつけます。 | |
1.レイヤーを複製 メニューの ”レイヤー → レイヤーを複製” をクリックしてください。 レイヤーウインドウに「背景コピー」というレイヤーが作成されます。 |
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2.オフセット調整 「背景コピー」を右側に移動させます。 ”レイヤー → 変形 → オフセット” をクリックしてください。 Xの値を10にして「OK」をクリックしてください。 |
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3.レイヤーモードの変更 「背景コピー」のレイヤーモードを”比較(明)”にし、不透明度を20にしてください。 |
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4.統合 「背景コピー」を「背景」に統合して1枚の画像にします。 メニューの ”レイヤー → 下のレイヤーと統合” をクリックしてください。 |
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5.ゴーストをつけた画像 ゴーストをつけた画像です。 |
6. 画像の変形 | |
画像をブラウン管画面の形に変形させます。 | |
1.レンズ補正 レンズ補正フィルターを適用します。 再び ”フィルター → 変形 → レンズ補正” をクリックしてください。 パラメータの設定を以下のようにして「OK」をクリックしてください。 周辺部:40 明るさ:30 ※明るさの値を増やすほど周囲が透明になっていきます。 |
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2.レンズ補正を適用した画像 レンズ補正適用後の画像の状態です。 画像の周囲が透明&半透明になっているので、ここを黒で埋める処理をします。 |
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3.アルファチャンネルの削除 ツールボックスの背景色を黒に設定してから ”レイヤー → 透明部分 → アルファチャンネルの削除” をクリックしてください。 画像の透明や半透明の部分が背景色の黒で埋められます。 |
3.レンズ補正が完了した画像 レンズ補正処理が完了した画像です。 |
7. 仕上げ | |
1.ソフトフォーカス処理 1 画像にソフトフォーカスをかけます。 ”フィルター → ぼかし → ガウスぼかし” をクリックしてください。 ぼかし半径を10にして「OK」をクリックしてください。 |
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2.ソフトフォーカス処理 2 続いて ”編集 → ガウスぼかしをフェード” をクリックしてください。 モードをオーバーレイに設定し、不透明度を50前後で調整してください。(画像に応じて調整してください。) ※暗めの画像を加工する場合はモードをスクリーンにしてください。 |
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3.ソフトフォーカス処理 3 ソフトフォーカス処理が完了した画像です。 |
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4.中央発光処理 1 画面中央を明るくしてブラウン管の発光感をつけます。 ツールボックスのブレンドツールを選択し、描画色を白に設定してください。 続いてツールオプションを以下のように設定してください。 ・モード:オーバーレイ ・グラデーション:描画色から透明 ・形状:放射状 |
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5.中央発光処理 2 画像の中央から右端までドラッグしてください。 ※効果が強いときはフェードで調整してください。 効果が足りない場合は2回繰り返してください。 (画像に応じて調整してください。) |
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6.中央発光処理 3 中央発光処理が完了した画像です。中央部が発光してるように明るくなってます。 |
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7.色調処理 1 テレビ特有の青みがかった色調にします。 描画色を ”R0 G128 B255(カラーコード #0080ff)” に設定し、”編集→描画色で塗り潰す” をクリックしてください。 |
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7.色調処理 2 この様に画像全体が描画色のシアンで塗り潰されます。 |
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7.色調処理 3 続いて ”編集 → 描画色で塗り潰すをフェード” をクリックしてください。 モードをオーバーレイに設定し、不透明度を90前後で調整してください。(画像に応じて調整してください。) |
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8.アンシャープマスク 最後に軽く画像をシャープにします。 ”フィルター → 強調 → アンシャープマスク” をクリックしてください。 半径を5、量を0.10~0.20にして「OK」をクリックしてください。 |
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9.完成! これで完成です。お疲れ様でした。。。( ̄ー ̄)v 「ブラウン管テレビスクリプト」 ここまでの工程を自動処理するスクリプトです。 メニュー位置は ”Script-Fu → 写真加工 → ブラウン管テレビ” です。 |
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