11月8日夜は皆既月食です。
太陽・地球・月が一直線に並ぶことで、月が地球の影に完全に隠れる現象で、太陽の光の性質上、赤黒い月が見られます。
8日午後6時9分ごろから月が地球の影に入り始め「部分月食」が始まっています。
そして徐々に月が欠けていき、午後7時16分ごろから1時間半近く、皆既月食を見られるとされています。
8日午後6時現在の大船渡市の情報カメラでは、月の左下部分が大きく欠けて見え、部分食が起きていることが確認できます。
8日、沿岸では南部中心に晴れ間がありました。月食も存分に楽しめそうです。
8日午後6時現在の盛岡の情報カメラでは、月に雲がかかっています。
8日は気圧の谷の影響で、内陸では夕方まで雨が降りました。
ただ皆既月食の時間は長いので、雲の隙間から見られるチャンスもありそうです。
また8日夜は皆既月食だけではなく、月の後ろに天王星が入り込む「天王星食」も同時に見られるということです。
惑星食と皆既月食が同時に見られるのは、日本では442年ぶりで、こちらも注目されます。
「天王星食」は、盛岡では8日午後8時45分から午後9時36分にかけてみられるとされています。
天王星はかなり遠い位置にあり、肉眼でギリギリ見えるかというほどの明るさですので、観察には双眼鏡などがあると良さそうです。