オバマケアで、健康保険料が月額400ドルから2700ドルに
以前は、アメリカの報道で中道といわれる米公共ラジオ局のニュースを熱心に聞き、08年の大統領選挙ではオバマに投票したスパルディングが、「何かがおかしい」と感じ始めたのは、“オバマケア(医療保険制度改革法)”が成立した後で、家族の健康保険料が月額400ドルから2700ドルに跳ね上がった時のことだ。
オバマケアができると、無保険者の数が減り、すでに保険を持っている人の負担も減ると思い込んでいただけに、保険料が7倍近くに跳ね上がったことに驚いた。
それからスパルディングの“正解”を探す旅が始まる。
まず、NPRを聞くのをやめた。その頃、再婚した夫が勧めるQアノンに足を踏み入れるようになる。Qアノンの入門書を読み、ネット上の同紙に進められて移民排斥を訴える映画も観た。そうして、徐々にQアノンにはまっていった。
スパルディングの場合、入り口は高騰した保険料だったが、そのきっかけは信者の数だけある。