バーチャル教育空間のイメージ
富士ソフト株式会社は、文部科学省の「令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業」(*1)に採択されました。
バーチャル教育空間「FAMcampus(ファムキャンパス)」を活用し、不登校対策におけるバーチャル教育空間の効果検証と課題の抽出、新たな可能性の検討に取り組みます。
文部科学省が2022年10月27日(木)に公表した「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(*2)によると、国内の小中学生における不登校生は約24万人(前年比124%)に及び、9年連続で増加の一途をたどっています。行政は不登校生に対して、対面授業と同等の教育機会を保障する必要がありますが、授業を受けられる環境と体制の構築に有効な方策が確立されておらず、政策課題となっています。
富士ソフト株式会社はこの政策課題の解決に寄与すべく、学校関係者、有識者とともに「バーチャル教育空間(教育メタバース)を活用した不登校支援」をテーマとした実証事業を提案し、採択されました。
この実証事業では、不登校生を支援する支援プログラムと体制を構築し、「FAMcampus」上での実証を通じて、不登校対策におけるバーチャル教育空間(教育メタバース)の効果を検証するとともに、検証結果に基づく課題の抽出と教育機会の保障につながる新たな可能性を検討いたします。