2021年11月20日から12月25日までWOWOWで放送されていた、有村架純主演『前科者-新米保護司・阿川佳代-』が2022年1月28日から、全国で劇場公開もされています。
映画公開に向けて制作され、ドラマは原作コミックに基づいたストーリーで構成されています。
映画は、オリジナルストーリー。
『WOWOWドラマ 前科者-新米保護司・阿川佳代-』を観て予習してから映画を観ると100倍楽しめるかもしれません。
今だと、≪Amazonプライム≫と≪WOWOWオンデマンド≫で視聴できます。
本文では、無料で視聴できる方法、AmazonプライムビデオとWOWOWオンデマンドのどちらがお得に視聴できるのか、WOWOWドラマ『前科者-新米保護司・阿川佳代-』全6話のあらすじ、映画『前科者』についてまとめてみました。
WOWOWドラマ『前科者~新米保護司・阿川佳代~』キャスト
有村 架純(阿川 佳代)
前科者の社会復帰をサポートする、非常勤の国家公務員・保護司の職に就いている。
保護司には報酬は一切なくボランティアのため、コンビニでアルバイトをしながら生計を立てている。
石橋 静河(斉藤 みどり)
佳代が出会う最初の対象者。
アクセサリーショップの従業員に暴力をふるい、恐喝および傷害罪で懲役2年。
仮釈放となり、佳代と出会いお互い打ち解けていくが、佳代は彼女の母親とも会い、みどりの心に母親とのずれた思いがある事に気付く・・・
大東 駿介(石川 二朗)
佳代が出会う二人目の対象者。
実の兄を殺害し6年の実刑を受け、残り半年で仮釈放となり佳代と出会う。
殺人者という事もあり、かよは身構えるも、真面目な印象を受け一安心するが・・・被害者遺族との接触で、二朗の明らかにされていない事実を佳代は知る
古川 琴音(田村 多実子)
佳代が出会う3人目の対象者。
恋人に裏切られ、性風俗で働かされる。そこで薬物の道へ入り込み、覚醒剤取締法違反で執行猶予中。
自身もなくし、夢も希望も失っても必死にもがき苦しんでいる多実子は薬物から抜け出すことができるのか。
佳代の温かい救いの手は多実子に届くのか。
北村 有起哉(高松 直治)
東京保護観察所の保護観察官。
佳代の熱い思い、苦しみを理解しながら、時に厳しく、時に優し温かく指導し見守る佳代の良き理解者。
宇野 祥平(松山 友樹)
佳代がアルバイトをするコンビニの店長。
無報酬の保護司の仕事を優先にする佳代に、不満はあるが、佳代を誰よりも温かく見守る佳代の最大の応援者。
WOWOWドラマ『前科者~新米保護司・阿川佳代~』全6話ネタバレ
WOWOWドラマ『前科者~新米保護司・阿川佳代~』は、原作をドラマ化しています。
阿川佳代が、新米保護司としての、前科者達と向き合い成長していく姿が描かれてます。
【1話あらすじ】
阿川佳代が絶叫しながら転倒!鼻血!走る!からドラマは始まる・・・
阿川佳代は、コンビニのアルバイトで生計を立てながら『罪を犯した人の更生の手助けをしたい』と研修を受け、保護司になったところから物語は始まる。
ある日のコンビニでのバイト中、保護観察官の高松(北村有起哉)からの電話を受け高松の元へ向かうと、佳代にとって初めての対象者『斉藤みどり(石橋静河)』の担当を告げられる。
斉藤みどりは、自身が経営するアクセサリーショップの従業員に暴力をふるい、恐喝・傷害罪で懲役2年。
この度、服役中の態度良好という事で、半年の刑期をのこして仮釈放されるという。
まずは、「環境調整」をするように、高松より指示をされる。
環境調整とは、対象者の身元引受人、住居の確保、就職先の手配など、対象者の生活環境を整える事。
佳代は、みどりの母親に会いに行き、身元引受人の依頼をするもあっさりと拒否される。
食い下がりしぶとくお願いをすると「今度来たら殺すぞ・・・」と言われ追い返される。
みどりに馴染みのある教会へ向かい、神父に依頼をしたところ、服役中にもみどりと交流をしていたとの事で気持ちよく引き受けてくれ、寮付きの就職口まで準備してくれているという。
佳代は一安心する。
そして、佳代はみどりと出会う。
佳代は保護観察官の高松に3つの強い希望を伝えていた。
「おかえりなさいと言ってあげたい」 「手料理をたべさせたい」 「お風呂に入らせてあげたい」
いいことですね。と高松も賛成してくれた
仮釈放後、みどりは高松の元へ向かい話を聞く。
態度は横柄で、高松の心象は決して良くないが、佳代の元へ向かうときには、料理を用意しているそうなのでお腹を空かせていくといいと伝えるがここでも・・・『この辺に鬼くそうまいラーメン屋ない?』といった態度。
佳代は家で牛丼を作りながら、みどりが来るのを待っている。
みどりは、高松から言われていた事を無視し、ラーメンを食べて、美容室でカラーリングして佳代の家へ向かい佳代と対面するが『カラーリング代貸して!』『らーめん食べてきた!』『銭湯そのうちいくわ!』と、佳代の思い描いていたのとは真逆でいい出会いではなかった。
みどりは、母親に会いにいくが『前科者なんて身内でおまえだけだ。恥さらし。』と家で体を売って生活している母親に罵られ、二人の間の溝は埋まる事はなかった。
数日後、みどりの就職先から、佳代に連絡が入り、みどりが職場で暴れ、警察に連絡するという。
仮釈放中に警察沙汰はみどりの更生の道が断たれてしまう。自分が向かうので警察にだけは連絡しないでほしいと告げ、佳代はみどりの元に全速力で向かう。
阿川佳代が絶叫しながら転倒!鼻血!走る!
【1話感想】
1話は、これからの物語に向けて佳代にとって欠かす事の出来ない登場人物の紹介です。
およそ30分のドラマでも十分なほどまとめられていました。
1話の結末のシーンから始まり、そこに至るまでのストーリーがとてもうまく凝縮されています。
同じ年頃のみどりとのやり取りも、今後ふたりの仲が深まっていくかと匂わせるような感じもある。
明らかに友達が少なそうな佳代と、両極端真逆の性格のみどりが、お互いにかけがえのない存在になればいいなと期待もあります。
みどりの更生へ佳代はどのように導くのか楽しみです。
【2話あらすじ】
【2話感想】
1話、2話はみどりの回でしたが、ハッピーに終わった印象です。
思った通り、佳代との距離はぐっと縮まり、これからお互支え合っていけるのではないかと思わせる終わり方です。
みどりの母・・・みどりは母の事を愛しているが、母はみどりに対して本当に愛がないのを感じた時は切なさもありましたが、佳代との出会いが神様からの最高のご褒美だったと思えば良かったと思えるところ。
頑固で不器用で人に熱い同じ性格の二人がこれからどのように交わっていくのでしょうか。
【3話あらすじ】
みどりは佳代の家に不法侵入し、アイスを食べながら佳代の帰りを待つほど二人の距離は縮まっていた。
みどりは≪便利屋≫を始めていた。人助けで夜逃げも請け負うという。
みどりは順調に更生に向かって前進しているようにみえる。
佳代に、2番目の対象者が石川二朗(大東駿介)に決まった。
二朗は、人気カフェ店を夫婦で営んでいる実の兄を刺殺し、懲役6年の実刑。
半年の刑期を残し、仮釈放となる。
佳代にとって、罪は殺人、はじめて男性を担当するという事もありおもいのほか身構えている自分に気付く。
佳代は牛丼を用意し二朗が来るのを待つ。
『石川さんおかえりなさい。』と佳代はみどりの時と変わらず二朗を迎え入れる。
二朗に不安は見せないものの、台所に出しっぱなしになっている包丁を片付ける・・・
牛丼を食べながら、面接を行う。今後の流れなどを説明すると二朗『これからどうぞよろしくおねがいします』と佳代に深々と頭を下げる。
二朗の礼儀正しさで、佳代は安心したのかつい
『石川さんて・・・とても罪を犯した人に見えないです。あんな事件・・・よほどのご事情があったんですね。』と事件に触れてしまい、二朗を傷つけてしまう。
佳代は動揺し、お茶をこぼし二朗の服をよごしてしまい二朗は慌てて帰ってしまう。
二朗が心を閉ざした瞬間だった。
二朗は、ある朝どこかの家を見ている。
家の中から学生服を着ている女の子がでて来て、家の中から『あおい~』と呼ばれている。
二朗は、その子を見ながら自分が持つ少女の写真と見比べているようにもうかがえる。
二朗は、農園で住み込みの仕事が決まっている。
後日、佳代は二朗の部屋の前で待ち謝罪をする。
一緒にお弁当を食べようと買っていくが、二朗はすでに買っていたため、ふたり交換して食べる事にした。
二朗は、佳代に心を許したのか、明日兄の命日のお墓参りに同行してほしいとお願いされる。
二朗が兄を殺害した日でもある・・・
佳代は、急きょコンビニの休みをもらい同行する。
お墓の前では、口数の多い二朗。
もともと、合わなかったのか兄の悪口になっていく・・・
これから新しい人生を・・・と二朗の言葉で言いかけたとき
『あたらしい人生?・・・』
『お姉さん・・・』二朗の兄の妻で義理の姉の愛子。つまり遺族・・・
『お前が死ね!一郎さん返してよ!!!』と泣きじゃくり怒りと憎しみをぶつける。
『あいつが出てきたら被害者が増える・・・』と意味深なことを佳代に告白する。
二朗が兄を殺害したのは性格の不一致ではない。
夫が殺された本当の原因は≪あおいちゃん≫という少女が原因だという。
これは、警察に話しても検察に話しても聞いてくれなかったという・・・
その頃、二朗は実家に隠しておいたものを自転車で取りに行く。
大量のあおいちゃんの写真だった・・・
【3話感想】
3話、石川二朗と佳代の出会い編。
みどりの回のような激しさはないものの、二朗の回は複雑そうです。
愛子の言っていたことは事実なのか・・・
あらたな人生を未来にみていたり、礼儀正しかったり事実とは思いたくないところ。
実の兄を殺害した本当の動機。
あおいちゃんへの想い・・・
深く関わってはいけないと言われているけど、これから彼の更生に向けて手助けをする佳代にとっては真実を知る事は避けて通る事は出来ないんだろうなと思う。
次回が楽しみで仕方がないですね。
【4話あらすじ】
佳代は、愛子から聞かされた二朗の殺害動機を、保護観察官の高松に相談する。
が、『保護司は事件に立ち入ってはいけない!事件への介入は許されません!』ときつく諭されるが、愛子の態度は二朗の更生の妨げになる。事実を知ることが必要と、高松を説得し再び愛子に会いに行く。
今野あおいは、当時8歳。あおいの家族は二朗の兄が経営するカフェの常連客だった。
そこであおいは、野菜を配達していた二朗に優しく話しかける。
あおい一人で二朗の畑に遊びに行ったりするうちに、二朗はあおいの写真を撮るようになり、手紙を送ったりするようになり、兄は二朗に注意をしてきたが、聞く耳を持たなかったという。
二朗は≪小児性愛者≫だった。
佳代は、愛子に一つお願いをする。
今後、二朗に会う事があったら無視してくれと・・・
『被害者遺族がなぜ加害者に気を使わなければいけないの・・・私は被害者遺族だよ・・・保護司はどんだけ偉いの。』
と拒否され、佳代は落ち込んだ。
佳代は、二朗の本質を知る事ができたそんな頃、今野家か通報され二朗と佳代ともに警察に呼び出される。
二朗はあおいに会いに行き会話も交わしている。7年し前にも付きまといをし、今回また会いに行ってると。
警察にもきつく注意をされるが、怒りをぶつけ、聞こうとはしない様子。
佳代は今野家に出向き、二朗をこのままにしておけないので、協力してほしいと頼むもいい返事はもらえなかったが、話を聞いていたあおい本人が、二朗に会ってくれるいう。
佳代は二朗の部屋に出向き、事件の夜の事を全て聞いた。
兄は、二朗の部屋に勝手に入り、あおいの写真を取り上げていた。
取返しに仕込み中の兄のいる店に行く。
そこで、あおいちゃんに関わるのは辞めろと言われ、写真もゴミ箱に捨てられた。
取り戻そうとすると、兄も激昂し『俺はあおいちゃんをロリコン変態野郎からまもらなきゃいけないんだ!!』と罵倒され、カッとなり、近くにあった包丁で刺した。
両親に付き添われ、あおいと二朗は再会する。
あおいは、二朗に対し気持ちがない事を告げる。小さい頃にも気持ちがなかった。
母親が再婚した血のつながらない父の気を引きたかった・・・二朗さんと会うと叱ってくれたから・・・記憶にも薄いがそんな気持ちだっただけだと思うと伝える。
それは、あおいの両親と佳代が見届ける中でのしっかりとした拒絶だった。
二朗は、写真を全て燃やし泣き崩れた・・・
佳代は、保護観察官の高松に介入のし過ぎだときつく注意される。
【4話感想】
二朗の回。明るさは違うが、みどりの時と同様に更生には導けたのかなと。
二朗の人柄や礼儀正しさからいって、殺人は何かの間違いであったのかと思いきや事実だったことと、その理由は想定外でした。
兄の一郎には、実の弟の為に正してあげようとする思いががあっての行動だったのかとも思ったが吐いた言葉にはあまりにも愛がなかった・・・
お店の事だけを思ってぶつけた言葉と行動だったんだなと思うと胸が痛い。
『小児性愛』は病気。変態の一言で突き放すのではなく、周囲がもっと真剣に考えて接していれば、二朗は実の兄を殺害することもなく兄も殺されないでよかったのにと・・・
佳代が、二朗が分かり合う事は不可能だけど、佳代なりの方法で寄り添い手を差し伸べて二朗にとって一番いい方法で解決できたのかなと思いました。
重いテーマでしたが、とてもストーリーでした。
【5話あらすじ】
佳代が保護司になって半年が経とうとしたころ、3人目の対象者の田村多実子(古川琴音)の担当が決まった。
多実子は覚醒剤取締法違反で逮捕されたが、懲役1年6カ月、執行猶予3年、猶予の期間は保護観察とする判決が出たが、多実子は刑務所に入る事を強く望んでいた。
保護観察期間中は、佳代との面接を続けなければならない。佳代との長い付き合いの始まりです。
多実子の交友関係には注意を払うように高松に注意を受けた。
初めての面接の日、多実子は約束の時間には早いからと佳代の家の前で待っている。
佳代が、どうぞ中へと進めてもかたくなに中に入らない。
そこで、佳代は『ご飯ができるまでお風呂に行くとどうですか?』と銭湯を案内してしまいます。
佳代は慌てて多実子の情報を見返すと、彼女の体には刺青が入っているので銭湯には入れなかった。
自転車で追いかけると、多実子は公園の水道で髪を濡らしていた・・・佳代への気遣いなのか・・・
佳代が作った牛丼を食べながら面接をした。
何か夢中になれることはないかと尋ねると『子供が好きで、大学の時には保育士になりたいと思っていた』と話してくれた。これから、保育士を目指してみよう!執行猶予中でも、なにかできるのか調べてみますねと、佳代は嬉しそうに多実子に伝えた。
多実子は、ファミレスでのアルバイトが決まっていた。
佳代は多実子のアルバイト先で、多実子が出てくるのを待ち、執行猶予が明けたら資格がとれる事を伝えると、
『わたしバカだから無理だと思います・・・』と言った。
多実子は、ファミレスの客に体を求められファミレスのトイレで応じたと佳代に話した。
『どうしてそんなことを・・・』と聞くと『わたしに一目惚れしたっていうから・・・』と
こんな自分に呆れたかと佳代に尋ねる。
佳代は、産婦人科に行きましょうと連れて行く。
『わたしバカだから・・・』が口クセの多実子。いつも自分を卑下している。
多実子は大学生の頃、テニスサークルで知り合った男と同棲を始める。
その男に騙され、薬漬けにされ体に刺青まで入れられたという・・・
『わたしバカだから・・・』という多実子に佳代は『あなたはバカじゃない!!』
『あなたの戦いに最後まで付き合うから!』と佳代は多実子に宣言した。
佳代は、あるお店でサプライズを計画していた。
現れたのはみどり。
『仮釈最後の晩餐か~』と、みどりは強がりながらも、涙ぐみ喜んでいた。
二人で写真を撮ったり、料理を食べたり楽しいひと時を過ごしていた。
これからは友達の二人だった。
楽しく過ごしている店の前を多実子が通りかかり見かける。
多実子の体はすでに薬を求めていたところに見かけたこの光景は、多実子にとっていいものではなかった。
『わたしの佳代さん取るなよ・・・』嫉妬心と、薬が欲しい感情に襲われ立ってる事もできなくなり、道でうずくまっていると、声をかけてきた男がいた。多実子の心も体もボロボロにしたかつての恋人・翔だった。
薬を欲している多実子にまた薬をちらつかせてきた。
【5話感想】
前回とはまた違った形の深いテーマです。
『わたしバカだから』というが本当にバカなところがあって困った人だなぁ・・・って思う。
多実子に文字通りの更生はもっともっと先の事なんだろうなぁ。
おそらく薬物依存との戦いが先でしょうね・・・
そして、ところどころに垣間みえる、人への依存もかなり・・・
こんな精神的に弱い人が今後どうなっていくのでしょうか。
6話の最終回に期待しましょう。彼女の未来は明るいのでしょうか。
【6話あらすじ】
多実子が2日間連続、職場を無断欠勤しているとの事で、佳代は多実子の部屋を訪れる。
薬物の売人である元恋人の翔が自分の前に現れた事を伝える。
彼に、職場も住んでいるところもすぐに特定される事が怖くて外に出られないという。
『よくがんばりましたね』と優しく言葉をかけて、多実子を守る事を心に誓った。
多実子が退勤して外にでると、やはり翔が待ち構えていた。
そこに佳代も現れた。
佳代は、翔に強く向かっていったが効かない。
保護司は対象者の交友関係を報告する義務がある事。つまり、あなたの名前も詳細に報告しなければならない!
と告げ、翔を追い返した。
そのたくましい姿に多実子は『先生すごい。やっぱり私には先生しかいない!』と感動と尊敬の気持ちを隠せなかった。佳代も悪い気はしない。
佳代は、保護観察官の高松のところに行き、多実子の事を相談する。
本来、住居を変える事が安全かもしれないが、現状今は難しいと告げる。
でも、佳代はなんとか多実子の手助けをしたい、守りたい気持ちを訴えるが、高松はくれぐれもやりすぎは禁物ですと釘を刺した。
多実子は、佳代にプレゼントを用意して佳代の家を訪れた。玄関先でみどりに会った。
みどりは『3人でお茶でもしばくか!』と声をかけるが、多実子はその場所を去った・・・
また、あの時と同じ感情が湧いた。みどりと佳代がお店で楽しく過ごしていた光景を思い出し異常なまでの嫉妬心に心が支配されて佳代に用意したプレゼントまで投げ捨てた。
怒りさえ生まれた状態で歩いていると、そこに翔とその仲間が現れ多実子は連れ去られてしまう。
多実子は、佳代の家に面談にきていた。
顔色もよく、明るくなぜかイキイキしていた。言葉数も多く、別人と感じるほどのキラキラしていた。
お水をくださいと佳代にお願いし、一気に飲み干した。
『保育士の勉強は進んでいますか?』と佳代がきくと『あ。あれやめました』と明るくこたえた。
『考えたら、そんな子供好きじゃないし、叩かれて育ったから子供に同じ事しちゃうの怖いし』とあっさり。
佳代は唖然としていた。のと、少しの違和感を感じていた。
コンビニのバイト中、佳代はスマホで何か調べている。
店長に『明日、お休みを頂きたい』と申し出るが『またか・・・でも佳代ちゃんの要望に応えるとだれかが救われてるんだと思えるんだ』と許可をくれた。
佳代は職場を出た多実子の尾行をした。
デリヘル店に入っていくのを見た。
みどりも佳代のもとに現れた。
『あの子クスリをやってるよ・・・』と知らされる。
佳代が翔を煽ったおかげで多実子は犠牲になっていると・・・
みどりとみどりの仲間と佳代は、ラブホテルの一室に入り、客を装い多実子を呼びだし、何もしらず多実子はやってきた。
みどりは多実子のバッグを取り上げると中から覚せい剤が出てきた。
佳代はショックを隠せないが、毅然と『このことは保護観察官に報告しなければなりません』と伝える。
『こうなる事は自分でわかってたから。だから刑務所に入れてくれっていったのに!』と叫んだ。
『先生は傷つかない!また他の対象者の世話をするだけでしょ!はじめから優しくなんてしないでよ!』と思いを佳代にぶつける。
『翔君に連絡したい』と電話をかけようとすると、みどりのタレコミで翔は逮捕されたという。
みどりは、刑務所にいけば薬物中毒が治ると思ったら大きな間違いだと夜逃げを提案する。
ここから逃げろと。
佳代は許さない。そんな事をしたらみどりの事も通報すると。
友情と職務なら、自分は職務を全うすると言い放った。
多実子は、佳代に警察に連れて行ってほしいという・・・
決まり上できないというと、どうしても佳代に連れて行ってほしいと言われ、彼女は多実子の出頭に付き添った。
佳代は、保護観察官の高松から、『勝手な行動で著しく信頼を損なう行為だ』と叱咤した。
でもまだ、多実子に対してできる事はあると、落ち込んでいる佳代を慰めた。
外にでると、みどりが待っていた。
仲直りしようと佳代に寄っていくが、佳代には話す余裕もないほど落ち込んでいる。
立ち止まると、佳代は号泣した『多実子さんごめんなさい。頼られていいきになってた。自分に保護司のしかくなんてない』とみどりの前で泣き叫んだ。
そんな佳代にみどりは、前科者は生きるのが大変だけど、佳代ちゃんがいるから頑張れる。
失敗したら次の対象者を助けたらいい!また失敗したらまた次の対象者を助けたらいい!
それでもだめだったら私が佳代ちゃんを助けるから!
とみどりは佳代を抱きしめた。
佳代はみどりの胸の中で泣いた。
ある日、佳代の家の玄関があいた
『保護司の阿川佳代です。おかえりなさい』と迎えた。
【6話感想】
思っていた通りの最後だった。
多実子の弱さではハッピーエンドにならないのかな・・・と思ってたけどやっぱりの結果でしたが、ショックな終わりだった。また、多実子のその後もみたいところです。
全話を通してテーマは現代の社会問題でもあるので重かったけど、みどりとの関係が唯一ほっとする場面でした。
有村架純さんの演技は素晴らしかったですが、今回はみどり役の石橋静河さんの演技に見ごたえがありました。
わりとしっとりした役どころしかみたことがなかったので、こんな役もできるんだなとファンになりました。
サラブレッドですね。
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1/28公開の映画【前科者】ストーリーは?ドラマ以外のキャストは?
二つの仕事をかけ持つ阿川 佳代、28歳。コンビニ勤務は至って平穏だがもう一つの務めは波乱に満ちていた。
元受刑者の更生を助ける保護司という仕事で、国家公務員だがボランティアのため報酬は一切ない。
『もっと自分の人生を楽しめば』と周りには言われるが、何があっても対象者に寄り添い続ける覚悟に一点の曇りもなかった。
そんな中、阿川は殺人を犯した工藤誠を担当することになり、懸命に生きる彼を全力で支える。
ところが、工藤は保護観察終了前の最後の面談に現れず、社員登用が決まっていた自動車修理工場からも悠然と姿を消す。
折しも連続殺傷事件が発生、捜査上に工藤が容疑者として浮かぶことで、これまで阿川が隠してきた過去や保護司になった理由が明かされていく。
置いてきた過去に再び向き合う工藤、彼を信じてその更生に全力を注ぐ阿川。 二人がたどりついた先に見える希望とは・・・
【前科者】公式サイト引用
映画【前科者】ドラマ以外のキャスト
森田 剛(工藤 誠)
阿川の対象者。
磯村 勇人(滝本 真司)
警視庁の刑事。阿川の中学の同級生。
マキタスポーツ(鈴木 充)
警視庁の刑事。滝本の上司で相棒ベテラン刑事。
若葉 竜也(実)
謎の男
リリー・フランキー(遠山 史雄)
工藤 誠の義父。誠の妻である幸恵を殺害した過去がある。
木村 多恵(宮口 エマ)
遠山史雄の弁護士。
WOWOWドラマ『前科者-新米保護司・阿川佳代-』 全6話ネタバレ!相関図&キャスト(登場人物)、無料視聴できるのはどこ?まとめ
始めでもお話をしましたが、WOWOWドラマ『前科者~阿川 佳代~』は原作コミックに基づいていますが、映画はオリジナルストーリーです。
保護司になって3年経った佳代がどんな成長を遂げているのか、どんな対象者とどのように向き合っていくのか興味深いです。
ドラマから引続きのキャスト勢ももちろんいるので、佳代との関係性などを知ってから映画を観ると楽しめますよ。
ドラマは『傷害』『殺人』『薬物』とテーマは重いですが、30分6話に奥深さが凝縮されているので、何度観ても涙腺が壊れてしまう・・・
映画では、佳代が保護司になった本当の理由、隠してきた過去なども明らかになるとのことなので、ワクワクしかありません。