佐賀トヨタ自動車(株)(2022年4月1日に西九州トヨタ自動車(株)とネッツトヨタ佐賀(株)が合併）

当社を取り巻く環境は2つの大きな変化の最中にあります。1つは、電気自動車や自動運転車の登場をはじめとする自動車の大変革。当社が100周年を迎える二十数年後はおろか10年後ですら、自動車を取り巻く環境がどうなっているかを予測できないほどの急速な変革が既に始まっています。今までの常識が通用しなくなることは間違いありません。そのため、何事にも臆せずトライして、変化に対応していくことが不可欠。失敗を糧に成長していける、チャレンジ精神旺盛な人材を必要としています。

2つめは、トヨタ自動車の大変革。今まで4つの販売チャネルで車種を分けて販売しておりましたが、2020年5月から全てのトヨタディーラーでほぼ全てのトヨタ車が販売できることになります。販売車種による店舗の差別化ができなくなり、地域のお客様から選んでいただくための競争が激化することでしょう。しかし、この変革は当社にとってはピンチではなく、むしろチャンスだと考えています。当社には70年を超える歴史があり、地域で長年お付き合いを続けて頂いているお客様との強固な繋がりが強みです。法人顧客も多く、これまで当社で扱っていない車種に関して系列店を紹介する機会も多くありました。それが、今後は自社で販売できるようになります。また、佐賀県内で唯一、レクサス車の販売店を有しているということも大きなアドバンテージです。このような優位性を武器に、今後さらにステップアップしていけるチャンスが広がっています。

車種による差別化ができない時代に地域で生き残っていくためには「人」の力が全てといっても過言ではありません。そのため、社員が働きやすい環境づくりやスキルアップをうながす研修体制をより充実させていく計画です。当社は交通や物流、生活、情報など、多角的に事業を展開する昭和グループの一員です。そのため、自社での研修に加えて、昭和グループ全体での研修を受講できることも大きな魅力。様々な業種の社員が一堂に会して学ぶことで視野が広がり、専門スキルだけではなく、人間力を高めることにもつながっています。

「100年に一度の大変革時代」と呼ばれる自動車業界でダイナミックな変化を楽しみながら、地域に根差したディーラーとしてお客様や地域に貢献する。そんな使命を胸に100周年へ向けて当社を力強くリードしていくような活躍のできる人材をお待ちしています。

代表取締役社長
金子 隆晴