現役士業にスタディングをがっつり試してもらったシリーズの第二弾です。
伊野さんは宅建士資格を活かしたライター業をされています。
2018年に独学で宅建士合格を果たしています。
そうした視点は貴重ですね。
それでは、伊野さんよろしくお願いしますm(_ _)m
執筆者プロフィール
宅建士:伊野文明
2018年宅建士を独学で取得。不動産業の経験を活かしたライター業を展開。
総合不動産サイトの執筆・監修経験を多数持つ。不動産情報を取り扱う「いのブログ」を運営。
【伊野文明さんの運営ブログ】
スタディング宅建士講座を体験して率直な感想
早速ですが、まずはスタディング宅建士講座の率直な感想をお伝えします。
講座内容は全体的にわかりやすく、またスマートフォンで学習することを前提に作られていることが理解できました。
以下に特に印象に残ったものを3つ紹介します。
無料講座では得られない講師レベルの高さ
スタディング宅建士講座を受講しての第一印象ですが、講師の方(竹原講師)の話し方が聞きやすく、内容がわかりやすいです。
また、試験に合格することを重視し、要点を絞った解説をしているので、効率的に学習できるだろうと感じました。
最近では無料で視聴できる宅建士講座(Youtubeなど)が増えてきました。
私自身、無料の講座を参考にして宅建試験に合格しております。
しかし、無料の講座では講師の話し方や動画で利用されるスライドなどに、やや物足りない印象をもっていました。
合格するためには、満点を狙う必要はありません。宅建試験の合格点は例年7割前後だからです。
〜中略〜
各科目ごとの特徴、対策を講座の中でお伝えしておりますので、合格に直結する勉強をして頂くことができます。
また、YouTubeに投稿された無料宅建士講座の場合、アップロード日が古いと最新の法改正の内容が反映されていないケースがあり、間違った覚え方をしてしまうリスクがあります。
一方、スタディング講師である竹原講師は、しっかりとした実績をもっており解説レベルは非常に高く、当然、最新の法改正の内容なども踏まえているので、安心して視聴できるでしょう。
図表やアニメーションを使った分かりやすい講座スライド
講座では要所々々でスライドが表示されますが、とにかく「わかりやすさ」と「見やすさ」を重視しているように感じました。
たとえば、以下のようなスライドです。
「試験の出題分野と科目」と「宅建業法の全体像」を表したスライドですが、大変簡潔にまとめられています。
実際にはもっと細かい内容もあるのですが、全体像を掴むためには理想的なスライドといえるでしょう。
あまり詳細な内容をスライド上でまとめても頭に入ってきませんし、スマートフォンで視聴する場合、文字が多いと見づらくなってしまいます。
私は実際にスマートフォンを利用して視聴したのですが、文字が細かくて見えづらいと感じた場面はまったくありませんでした。
インプット講座⇔アウトプット演習の流れが適切
動画”だけ”ですと「見る・聞く」というインプット中心の学習になるため、アウトプット学習がおろそかになりがちです。
試験に合格するための実力をつけるには、過去問や演習問題を解くアウトプット学習が欠かせません。
スタディングではこの点を考え、アウトプットを重視したカリキュラムが組まれています。
実際、講義内のスライドでも以下のように紹介されています。
各分野の講座を終了した後、理解度を試すためのスマート問題集やセレクト過去問題集を解く形になっているため、インプット学習だけで終わることがありません。
また、一度間違えた問題を再度チェックするために便利な問題横断復習機能などツールが揃っています。
スマホでもストレスなく問題を解けるので、移動時間などのスキマ時間を活用することが可能です。
さらにメモをとる機能もついているため、自分なりに注意したいポイントをまとめておくこともできます。
スマートフォンで受講して感じたこと
スタディングはスマートフォンで学習することを前提に作られています。
そのため、働きながらスキマ時間などを利用して学習したい人にとっては、便利な通信講座といえるでしょう。
実際に私自身が、通勤電車の中でスマートフォンを利用して講座を受講した感想を以下にまとめます。
操作性が良い
1時間程度、立ったままスマートフォンで講座を視聴しました。
倍速にしたり、聞き逃した部分に戻ったりしましたが、その間、両手を使うことはなく、片手でほとんどの操作ができました。
動画を再生中に聞き逃した部分に戻ろうとする際も、10秒間隔で戻る機能がついているため、ストレスなくスムーズに操作できました。
音声が聞き取りやすい
ワイヤレスイヤホンを使って視聴しましたが、全体的に聞き取りやすいと感じました。
地下鉄の中で視聴したため、周囲の騒音も大きかったのですが、ある程度ボリュームを上げれば問題なく聞き取れました。
おそらく、きちんとしたスタジオで収録しているため、良い音質で録音できているのではないでしょうか。
YouTubeの無料動画などを電車内で視聴すると、やや聞き取りにくいケースがありましたが、スタディングの講義ではその心配はないでしょう。
スライドの文字が見やすい
前述したように、動画内で使用されるスライドは簡潔にわかりやすくまとめられています。
宅建試験の範囲は広く、どこから手をつけていいのか迷ってしまう人もいるかと思いますが、最初の講座で見る出題分野と科目を表したスライドは、試験の全体像を掴むのに最適です。
また、スマートフォンの場合、テレビやパソコンと違い画面が小さいため、スライドを使った講座では見づらい場面が多くなりがちです。
文字が見づらいと、目を疲れさせる原因にもなり、学習の効率を下げてしまいます。
しかし、スタディングは初めからスマートフォンで視聴することを目的に動画を作っているため、小さな画面でも見やすいサイズに調整されています。
気に入ったツールや要素
具体的に気に入ったツールや要素を5つ解説します。
私自身は通信講座を利用せず、独学で宅建試験に合格しました。
振り返ると、これらのツール・要素があれば、もう少し楽に合格できただろうなと感じました。
講座を倍速で再生できる
動画の再生速度を0.5~3倍速まで変更できるため、短時間での学習が可能です。
私は講座の途中から1.5倍速にして視聴しましたが、講師の方の話すテンポがややゆっくりめなので、速度を上げても十分に聞き取ることができました。
倍速での視聴は集中力を上げる効果もあるため、スキマ時間を使った学習には相性が良いと思います。
もちろん、じっくり時間をかけて視聴したい分野では通常の再生速度のほうが適していますので、場面に応じて速度を調整すると良いでしょう。
学習レポートで進捗状況を確認できる
スタディングのアプリでは、以下のように学習時間、レッスン終了数などを常に確認できる「学習レポート」という機能があります。
勉強時間がグラフや数値で表示され、資格別、コース別、講座別など細かい単位で進捗状況を確認できます。
また、日付ごとに何をどのくらい学習したか、自分の学習履歴を閲覧することも可能です。
学習時間を計測することは、モチベーションを維持するためにも大切なので、特に独学で合格を目指す人にとっては有効な機能になると思います。
マイノートで自分なりの暗記シートを作成
学習ツールの中に「マイノート」という自分でメモなどをとるツールがあります。
マイノートではメモをとれるだけでなく、自分独自の暗記シートを作成する機能もあり、覚えにくい箇所や苦手な箇所をまとめておけば、復習する時に役立つでしょう。
宅建学習をする場合、手書きでまとめノートを作成する人もいらっしゃいますが、この場合、どうしても手間がかかってしまいます。
本ツールを使用すれば、手書きの手間は大幅に減らせるので、効率性を高めることが可能です。
勉強仲間SNSが面白い
勉強仲間SNSとは、資格取得を目指している他の勉強仲間と交流できるスタディング独自のSNSサービスです。
ツイッターやフェイスブックのように勉強仲間の投稿に対して「いいね」をつけたり、コメントをつけたりする機能が備わっています。
SNSの利用に慣れている人なら気軽に交流できるでしょう。
現在の学習時間や学習内容などを投稿でき、自分の進歩や勉強仲間の状況がタイムライン上でわかるため、良い刺激になりますね。
一人で資格学習をしていると、モチベーションが保ちにくく、また自分の勉強方法が正しいのかどうか不安になってしまうこともあるため、刺激を受ける勉強仲間がいると心強いです。
また、アカウントを連携すれば、ツイッターやフェイスブックでシェアすることも可能となるため、SNSを積極的に使っている人には特におすすめです。
問題横断復習機能で苦手分野を克服できる
問題横断復習機能は、受講中の講座から前回間違えた問題や要復習にチェックした問題だけを選んで、まとめて復習できる機能です。
一問一答や過去問などは無料アプリなどでも利用できますが、復習機能までついているサービスは、無料ではなかなかありません。
資格試験の学習では、間違った問題の復習が特に重要なので、こうした機能を活用して学習していくことが合格への近道になります。
宅建士講座の竹原健講師は要点明確テンポ良し!
竹原講師の解説はわかりやすく、声質も聴き心地の良いものでした。
話すテンポはややゆっくりめな印象を受けましたが、前述したように倍速で再生する機能があるため、テンポを上げたい時は速度を調整すれば問題ないでしょう。
また、暗記すべきポイント、試験で出題されるポイントなど、要点を明確にして解説してくれるので、どこを重要視すべきか理解しやすかったです
宅建試験はボリュームの多い試験なので、テキストに記載されているすべて内容を覚えようとするのは無理があります。
特に民法の分野は範囲が非常に広く、時には重箱の隅を突くような問題も出されます。
あまり深入りすると一部の分野で多くの時間が割かれて、他の分野を学習する時間がなくなり、結果的に学習不足に陥ってしまう可能性があるでしょう。
そのため、重要なポイントとそうでないポイントを見分けて学習することは、最短で合格するためのコツといえますが、独学ではなかなか困難です。
その点、スタディングの竹原講師は、試験に出やすいポイントに絞った解説をしてくれますので、独学よりずっと効率的な学習ができるでしょう。
スタディングで注意すべきこと
ここまでスタディングの良い点を中心に解説してきましたが、注意すべき点もあります。
低価格である分、他の通信講座には備わっていても、スタディングには備わっていないサービスもありますので、事前に把握しておきましょう。
質問ができない
多くの通信講座では、わからない問題があった場合、講師の方へ質問することが可能となっています。
しかし、スタディングでは基本的に質問を受け付けていないため、講座を視聴しても理解できなかったポイントは、自分で調べて解決するしかありません。
したがって、講師へ質問して学ぶことを重要視している人にとっては、おすすめできないサービスになります。
とはいえ、宅建試験の問題は暗記科目が多いため、講座を視聴してしっかりとテキストを読み込めば、ほとんどの問題は理解できます。
最近ではインターネットの解説サイトなどが充実していますので、多少時間はかかるかもしれませんが、自分で調べれば大半の問題は理解できるかと思います。
冊子テキストはオプション
スタディングはスマートフォンで学習を完結することを目的としているため、テキストは電子データとなっており、Web上で閲覧する形になります。
データを印刷することは可能ですが、プリントアウトする手間がかかってしまいますので、紙媒体のテキストがほしい人にとっては不便な仕組みになっています。
冊子テキストをオプションで購入することも可能ですが本講座とは別費用です。
これは市販のテキストより高額なうえ、Web上で閲覧するテキストと内容が変わらないため、割高な印象を持つ人も多いでしょう。
問題の数がやや少ない
スタディングでは講義と練習問題はセットになっているので、実力チェックをするには大変便利に感じました。
しかし、確実に試験に合格する実力をつけるためには、スタディングの問題を解くだけでは、やや不安が残ると思います。
さらに実力を伸ばしていくためには、過去問題などで補完する必要があるでしょう。
過去問に関しては解説サイトが充実していますので、市販の問題集を購入しなくても、インターネットを活用すれば十分対応できるでしょう。
私がスタディングを本受講するならこう使います
もし私がスタディングを本受講するならば、以下のような利用方法をします。
通勤電車で動画を視聴
スマートフォンを使って電車内で視聴することに不便さを感じなかったため、動画の視聴は基本的に通勤時間での利用するのが良いと思います。
操作は基本的に片手で可能なので、身動きができないほどの混雑でなければ、立った状態でも十分可能です。
ワイヤレスイヤホンを利用すれば、より快適に学習できるでしょう。
スキマ時間で練習問題や暗記シート問題を解く
また、昼休みやちょっとした移動時間を使って、練習問題を解いたり、自分で作成した暗記シートの確認をしたりするのも良いでしょう。
練習問題は動画視聴とセットで解き、スキマ時間では主に間違えた問題の復習を行うことをおすすめします。
分厚い問題集や手書きのノートは、取り出すのが億劫ですが、スマートフォンならどんな場所でも利用しやすいです。
5分10分程度のわずかな空き時間でも復習の時間にできるでしょう。
休日などの時間を使ってテキストで復習
冊子テキストはオプションになりますが、やはり紙媒体での学習もしたいため購入します。
そして休日は帰宅後などまとまった時間では、じっくりと冊子テキストと過去問による学習を行います。
特に難解な問題が多い権利関係は、スキマ時間だけでマスターするのは困難でしょう。
手書きのメモをとり、じっくり考えながら解かないと理解が難しい問題もありますので、家で落ち着いて行う必要があると思います。
スタディングの価格はとてもリーズナブル
スタディングの特徴の一つとして、価格がリーズナブルである点があげられます。
宅建士の通信講座の費用相場は約5~6万円前後で、充実したサポートが受けられるとはいえ、やや高額な印象を受けます。
市販のテキストと問題集を購入して学習すれば、5,000円前後の出費で済むので、あまりにも価格差があり、利用をためらってしまう人も多いでしょう。
しかし、スタディングは「宅建士合格コース」が約2万円と、かなり割安な価格設定になっています、
「独学では不安なので通信講座を受けたい。でも価格が高すぎて購入できない」
まさにそんな人のニーズを満たす通信講座といえるでしょう。
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さいごに
以上、スタディングを利用した感想を述べてきました。
通信講座の中では最安値であるスタディングですが、サービスの質は非常に高いものです。
また「スマートフォンで完結する学習方法」を突き詰めたサービスなので、通勤時間などのスキマ時間を活用して学習したい人にとって最適な通信講座といえます。
無料体験サービスもあるので、興味があれば一度登録してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、あなたの希望をしっかり満たす通信講座かもしれませんよ。
伊野さんによる宅建士講座のレビューが参考になりましたら嬉しいです!
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執筆者プロフィール
宅建士:伊野文明
2018年宅建士を独学で取得。不動産業の経験を活かしたライター業を展開。
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