中央大の吉居大和「本来ならエース区間を」 6区出走は前日夜に決定
6日の全日本大学駅伝で、中央大は前回大会より一つ順位を落とす7位だった。
主力の中野翔太(3年)の調子が上がらなかったため起用を見送り、エースの吉居大和(3年)も万全ではなかった。
吉居大が出場を決めたのは、レース前日の午後7時半ごろだった。
大会4日前から2日前まで体調不良のため練習を見送った。
それでも前日には5キロを14分15秒で走れた。
余裕もあったため、藤原正和監督に出場を直訴した。
6区で走った吉居大は9位でたすきを受け取ると、軽快に前の選手をとらえていった。
従来の記録を11秒上回る区間新記録を樹立し、6位で7区へつないだ。
吉居大は「本来ならエース区間を走らないといけない。箱根駅伝では先頭と勝負できるようにしたい」と語った。