いや、ドクター。
危ないのは君のものの考え方、発想法
だよ。
何の臨床検査もしてないでしょ?
単なる「印象」でしょ?
因果関係の医学的な解説は?
単なる「強さを感じさせない強い酒」と
いう危うさであるのを酒そのものの種別
に危険性があるとするには、徹底的な科学
のメスを入れて分析しないと、このような
発言はいかがなものかと思う。
ただし、傾向性としては、時期的に重なる
ものはあるのだろうが、それとて因果関係
を分析せずして原因を決めつけるのは医師
という立場上まともとは思えない。
例えば、昨今の日本人の精神資質の悪さ
はこの上なく、国民全員が陰口といじめ
肯定体質に変質したかのように見える。
これは奇しくも、インターネット普及の
時期と重なる。
ものの見方によっては、ネットがもたらし
た害悪とみることもできる。
実際に、長文を速読して読解することを
多くの日本人はやりたがらなくなった。
ネットでも文章本位のブログから、論理的
不整合や欠缺のままで成立する細切れ立ち
ションのようなTwitterが民衆には受け入
れられている。
これらは、学力低下のゆとり政策を受けた
世代がTwitterとYouTube世代であること
と重なる。
しかし、ネットの普及により、日本人の
性格が陰湿でうすぎたない匿名の陰隠れ
の卑怯者の汚れた性根に変質したのであ
ろうか。
実は、元からそうであり、それがネットの
普及により面に出て来ただけなのではなか
ろうか。
今回のこの医師の発言は、慎重に勘案しな
いと、それこそ付和雷同のネットで騒ぐ
匿名大好き性根悪しの小汚い心根の連中
と同じようになってしまう。
こうしたことは、「事実は何であるのか」
であるので、判断には慎重さを要する。
よく災害とかでは、デマチェーンメールを
拡散しまくりの連中が社会を混乱に陥れて
いる。コロナ拡散当初もお湯を飲めば消え
る等のデマ情報が広まった。
広島豪雨災害の時には、マスクをすれば
ウィルスさえもマスクは通さず自分への
罹患を防げるという誤った情報が拡散さ
れた。
これらは科学的にも医学的にもあり得な
い。
この壺を買えば助かります、という心霊
商法詐欺(統一協会による犯罪)と同類の
明らかなデマ、ニセモノ、贋物であるの
だ。
虚構を以って人を狙うところに落とし
込む。人間社会として、決して赦すこと
のできない犯罪行為なのである。
そういうのに無思慮に乗っていると、関東
大震災の時に東京の日本人が朝鮮人を虐殺
しまくったように、とんでもないことにな
る。
自分の頭で考えることをしない人たちが
ネット漬けでネット頼りになるとロクな
ことにはならない。
今回の特定種別の酒類批判は、かなり危険
なものを私は感じる。
特に東洋経済のこの記事において最後の
段に至っては、重要な精神医療に携わる
医師としての発言の一線を超えており、
到底医療系ジャーナリズムの社会規範と
しての精神を逸脱していて認容できない。
それは、文面では、酒そのものを否定する
ことまで述べて、そこに結論を誘導しよう
としているからだ。
多分、酒もタバコもやらない奴なのだろ
う。健康と健康管理を履き違えた医者。
この論が危険なのは、きちがいを少なく
するにはきちがいをいなくすればよいの
だ、になるからだ。行き着くところの論理
はそうなる。
麻薬は医療で使っているではないか。
薬物もだ。
要は使い方であるのに、それを物体その
ものが悪いとする瑣末な精神性は如何な
ものか。
排除したり、デリートすれば事済むとする
発想や思想性は危険であり、人間社会で
はあってはならないのだ。
バイクが暴走するのではないし、包丁が
人殺しをするのではないのだが、この医者
には多分理解できないのかも知れない。
国電の初乗り運賃さえ知らないようなの
が革新政党の国会議員をやりながら「庶民
の見方です」と80年代に言っていたような
ニセモノ臭さとそれが持つ危険性は、人々
は見抜かないとならない。
誘導されてはならない。
また、誘導による自白もしてはならない。
乗せられるな。自分を持て。
そして、酒には頼るな。
私は酒は飲む時はしこたま飲むが、晩酌の
習慣は一切無い。
飲んでも酩酊しないようにしている。
これまで、60年の人生で飲んで前後不覚に
なったことは数度あるが、絶対数は絶対的
に少ない。
正体不明になると、いつ殺されるか分か
らない。
酒は飲んでも呑まれてはならない。
自制が必要だ。
クマソやヤマタノオロチや幡随院長兵衛
や伊東甲子太郎は愚かである。
これまでの数度の酩酊の時は、図らずも
「安全地帯」であったので良かったが、
これが「危険を伴う場所」であったなら
ば、極めて危険であったことだろう。
全ての同席者の顔と性格と行動様式を知る
閉鎖エリアでしか酩酊したことはない。
横から刺されたり、撃たれたり、バール
やピッケルで脳天狙われて撲殺されたり
が簡単にはできないように日常的に気を
つけている。
酒を飲んで、生死にかかわるその隙を自ら
増幅させて人波の中を闊歩できる程、私は
自信家ではない。