【注意】このインタビューは、漫画『ゴールデンカムイ』の完全なネタバレを含みます。ご了承いただける方はお読みください。
『ゴールデンカムイ』最終巻ラストの真相…野田サトル1万字インタビュー#1
圧倒的な人気を博して連載終了した漫画『ゴールデンカムイ』。長期連載を終えた野田サトル氏に連載を終えた今の心境を語っていただいた。(全4回の第1回)
野田サトル1万字インタビュー#1
感情として死んでほしくなかった
――大変そうですね。
連載中はゼーゼー言いながらも走るのを止められない心境でした。けれど、今は歩きながら前に進んでいる感じです。でも、気が抜けると絵もどんどん下手になってしまいますので、早めに次回作を始めなければと思っています。アイスホッケーの道具も更に買い集めていて、部屋にダンボールがどんどん積み重なっています。
『 ゴールデンカムイ』連載中に数年かけて探し出した源間兄の防具
――もう前作のアイスホッケー漫画『スピナマラダ!』の完全版の準備をし始めているんですね?
『スピナマラダ!』は野田サトルの初連載作品でもある
はい。『ゴールデンカムイ』の連載原稿が終わってすぐに苫小牧へ撮影に行ってきました。自然の景色が変わってしまうので春のうちに撮影したくて。ヘトヘトになるまで森の中を歩いてきました。まだTV アニメ四期や実写化等、『ゴールデンカムイ』の仕事はありますけど、心機一転ゼロからやり直さなくてはという感じです。
――では、『ゴールデンカムイ』本編を振り返って、最終巻のお話をお聞きしたいのですが、個人的に牛山さんが亡くなったのは非常に衝撃的でした。野田先生は公式ファンブックの質問で、「殺すのをためらったキャラはいない」と答えていらっしゃいました。牛山さんもそうなのでしょうか。
実は唯一、退場させるかどうか悩みました。感情として死んでほしくなかった。
でも結果、最高の自分で死ねたのだから良かったのだと思います。俳優のリバー・フェニックスは若く最も美しいときに薬物中毒で亡くなっているのですが、生前、「死体置き場の中の一番カッコいい死体でありたい」と言っていたそうです。
作品作りの観点から言いますと、アシㇼパにとって愛すべき人物を次々と殺すことで、「この金塊争奪戦を自分が終わらせなければ」とアシㇼパに決断させる。
つまり金塊をなかったことにするという選択ですね。
その選択を読者さんにとっても説得力のある選択にするには、読者、そして作者の僕も愛するキャラたちを殺していくしかなかった。
ゴールデンカムイ
連載完結記念!! 「ゴールデンカムイ展」4/28より開催‼ 展示イラストや展示物を先行体験レポート! ゲスト錦鯉が熱い『ゴールデンカムイ』愛を語る
「ゴールデンカムイ展」の展示イラスト・展示物を先行体験!
錦鯉さんが『ゴールデンカムイ』の好きなシーンや展覧会への期待も語る――。
『ゴールデンカムイ』が「週刊ヤングジャンプ」22&23合併号(4月28日発売)で最終回! 完結記念全話無料公開も実施中!!
「ヤングジャンプ」での連載はラストまであと3話