室月淳Jun Murotsuki

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室月淳Jun Murotsuki
@junmurot
産科医.#胎児治療#出生前診断#超音波診断#臨床遺伝学 が専門です.仙台在住.著書「出生前診断の現場から」(集英社新書),「出生前診断と選択的中絶のケア」(メディカ出版).妊婦さんから直接いただく個別の質問にはお答えしかねますので,もうしわけありませんがご了承ください.
plaza.umin.ac.jp/~fskel/cgi-bin…2013年10月からTwitterを利用しています

室月淳Jun Murotsukiさんのツイート

固定されたツイート
9月2-4日に仙台でおこなわれた日本母体胎児医学会学術集会について、ノンフィクションライターの河合香織さんに、本日の毎日新聞でとりあげて紹介していただきました。
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返信先: さん
まったくおなじ感想をいだいていますが,ただ考えかたしだいかもしれません.われわれは理想にそってとにかく現実にたちむかい,もしそれでどこかでだめになっても,そのときは開業というつぶしが効く,と思いながら前へ進めるということではないでしょうか.
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80年前とちがうのはつぎの世界大戦はまちがいなく人類の破滅を導くことです.ほんとうにいま真剣に考えなければならないと思います.わたし自身の結論は時代おくれの考えかたとなりますが,やはりひとが労働して価値を生産するということの実質的な意味をみんなが考えるべきとしかいいようがありません
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80年代後半の日本のバブル景気や,00年代のグローバル化による世界経済の好循環などは,経済の本質からみて虚像にすぎませんでした.9世紀から20世紀にかけてなんどもあった大好況と大恐慌のサイクルが,姿をかえて今日も繰りかえされています.まさにいまは第二次大戦前の状況に近いのかもしれません.
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そうなると権威主義国家は,国民を不満をそらし政治的延命をはかろうとして強引に他国に戦争をしかけるリスクが高まります.いまロシアがおこなっている「軍事行動」や,「一国二制度」を完全に反故にして武力による台湾再統一の示唆をくりかえす中国などはまったくそのとおりでしょう.
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しかしここにきてそういった均衡がくずれてきた感があります.それを象徴するのが権威主義を深めるロシアと中国の存在です.コロナがきっかけとなったのか,失業率の上昇やGDPの頭打ちが顕在化し,国際的に摩擦が多くなって,サプライチェーンからの締めだしなど暗い材料が増えてきたように思います.
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ものの価値はすでに定まっていて,その生産に関与した報酬でものを購入する,それが全体で均衡する社会を望んでいました.しかし1990年ごろに世界で自由と資本主義が勝利しあらたな秩序が生まれ,2000年前後にはグローバル化とイノベーションの好循環によって無限の成長が約束されたようにみえました.
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もちろんバブル崩壊で痛い思いもしたようです.わたし自身は十代のころから古くさい信条をもち,残念ながらそういったものを受けつけられませんでした.それがよかったか悪かったかはわかりませんが,ひとが働いて価値を生みだすという社会と,生みだされた価値の分配による安定を信じていたわけです.
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昔わたしが研修医だった3年間は,平成改元,天安門事件,バブルの崩壊など社会がめまぐるしく動きましたが,仕事で忙しいわたしにとってはすべて他人事でした.卒業して給料をもらうようになると,バブルの末期なので株やマンションに投資して小金を得ている同級生も何人かいたような記憶があります.
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欧米では寝たきり老人への胃瘻や抑制の問題はほとんどありません。周知のとおり、それ以前の段階で高齢者はみな死んでいるからです。それは文化の違いというよりは、高齢者の長期入院の医療費が安いことや、餓死をひきおこすことへの抵抗感、医師が延命を中止することへの法的保護が薄いことが理由です
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すこし前ですが,天皇陛下のPSA高値のためMRIなど精査をおこなっているというニュースがありました.自覚症状がないPSA高値はほとんどが過剰診断のため,対策型検診ではやっていけないとされています.しかし天皇は公人で影響が大きいので,任意型としておこなったのでしょうね
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返信先: さん
「超音波検査で何をどこまでみる」かは,妊婦さんはよく考えて選ぶべきです.検査はくわしく精密にみてもらうほどいいとは限りません.異常の見落としは減りますが,偽陽性,すなわち疑いがありながら正常だったというケースが増えます.検査を選ぶにも,どんな児でも受け入れるにしても覚悟は必要です
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父母,娘,孫などの家族との死別,愛弟子たちの早逝や離反などみずからの喪失の経験を,いかにも専門的な見地から分析してとらえなおし,年下の親しい友人であったビンスワンガーに親愛の情をこめてアドバイスしています.
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長男を失ったビンスワンガーへのフロイドの手紙の一節.「喪失のあとの喪は時間がかかるでしょうが,いずれ少しずつおさまっていきます.しかし心は慰められないままで,その代わりを見いだすこともむずかしい.なにかがちがうという感覚は残ったまま,それでもすこしずつ苦痛は減少していくでしょう」
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国民総背番号はひとりひとりを個別に管理し,市民社会でのさまざまな不正行為(脱税や不正使用など)だけでなく,政府に不都合な抗議(示威運動やサボ,良心的拒否など)も一様に抑圧します.信託された政府に仮に不当な権力行使があるときは,国民には抵抗する権利があるとわたしは思っています.
引用ツイート
Arakan_obgyn
@Patrio_Gene
返信先: @junmurotさん
国民に番号振られることで抵抗するすべが失われるというのはどうでしょうか.他の方がおっしゃる通りで実質すでに国民一人一人の番号は振られています.複数の銀行口座でマネロン,通名使用など実質野放しで他者の健康保険証を不正使用など,不正の数々を防げるなら紐づけは保障上も良いことに思えます
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BSEのときを思い出してください。国民はパニックになって、科学的にはなんの意味もない「全頭検査」をはじめざるを得ませんでした。一度はじまってしまえば関係者から見直しの同意をえることがむずかしく、いつまでも税金の無駄づかいを続けました。福島の甲状腺調査もほぼおなじ状況になっています。
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厚労省通知で生後6か月以上の子にも新型コロナワクチンの接種が可能になります.小児病院では,通院治療の子はほとんど全員が接種を受けています.それをこえて小児にワクチン接種を広めるためにはひと工夫が必要でしょう.ちなみに5-11歳の2回接種率は,仙台市で2割,宮城県では3割といったところです
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ですから妊娠中に「禁忌」とされる薬を内服してしまっても決して早まってはいけません.必ず専門家のもとを受診し「妊娠と薬」のカウンセリングを受けてください.現在はデータベースが完備しており,正確で詳細なリスク評価が可能です.専門的なカウンセリングをぜひ受けられることをお勧めいたします
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「添付文書に投与するなとあるのに飲んでも大丈夫なのか?」と聞かれることがありますが,この注意書きはそもそも医学的事実(リスク評価)ではなく,防護上の目安(リスク管理)にすぎないからです.投与文書の記載に固執しすぎると,母体の合併症自体によって逆に胎児により悪影響がでかねません.
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「リスク評価」と「リスク管理」を混同すべきでないもうひとつの理由は,たとえば妊婦さんの病気の治療のために薬が必要になるときです.添付文書で禁忌とされてもあえて処方することがあります.これは医学的なリスク評価はかわらなくても,状況によりリスクに向き合う姿勢をかえる必要があるからです
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世界的にみても風疹生ワクチン投与後に先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれたことはなく,問題は少ないだろうというのが「リスク評価」です.一方,妊娠がわかっていれば,添付文書で禁忌とされているとおり投与すべきではないし,投与後2か月間は避妊すべきというのが「リスク管理」となるわけです.
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これまで妊娠中に風疹生ワクチンを誤って投与された例は世界中に無数にありましたが,それにより先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれたという報告はいまだありません.だからそれが赤ちゃんになんらかの影響をおよぼす可能性はまずないと判断できるし,妊娠の継続を勧めるのが正しい助言となるでしょう
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中絶胎児からウイルス分離されたという報告もあり,理論的にはウイルスが赤ちゃんになんらかの影響をおこす可能性は否定できません.だから添付文書のとおり妊婦には投与すべきではないし,投与後2か月間は避妊すべきです.一方で,妊娠中にすでにワクチンが接種されてしまったときはどうすべきか?
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「妊娠中には投与しないこと」というのは,赤ちゃんに異常をおこすかどうかの医学的なデータではなく,安全を充分に見込んだ上での防護上の目安に過ぎないからです.たとえば妊娠に気がつかず風疹生ワクチンをうった例などがわかりやすいでしょう.このとき妊婦さんは一時的なウイルス血症になります.
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一方「リスク管理」として,「安全性の確立していない」薬は投与しない方がいいとの判断が成立しますが,これは胎児の安全に配慮した防護的ポリシーであり,これにもとづいて妊娠中はある薬の投与が避けられます.しかしすでにある薬が妊婦に投与してしまったときの対応はまったく異なってくるのです.
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すこし専門的な話になりますが,「リスク評価」は医学的なデータに基づく個別の判断ですが,「リスク管理」は赤ちゃんに問題をおこさないためのポリシーをつくるものです.たとえばある薬が,「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」というのはデータにもとづいた医学的評価となります.
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妊婦さんがこれから薬を飲むときは,この「投与しないこと」という注意は守られるべきですが,しかしすでに妊婦に投与してしまって,妊娠継続の可否を問われたときは,この注意書きは参考にしてはいけません.ここでは薬の「リスク評価」と「リスク管理」をきちんと分けて考えなければならないからです
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薬の添付文書には妊産婦や授乳婦への投与の注意が書かれています.「投与しないこと」や「投与しないことが望ましい」とされている薬がありますが,これらのなかにも,「催奇形を疑う症例報告がある」というものから,単に「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」というものまでさまざまです.
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公共の施設でのマスクを外す判断は残念ながら個人の自由ではダメなのですよね。 例えば個人の判断での自由な喫煙は受動喫煙の害から人を守れないので喫煙スペースや禁煙区域を表示するのと同様、公共施設のマスクの着脱は個人ではなく政府や行政が方針を打ち出す必要があります。
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