こんにちは、カルピス中毒です。
今回は、季節別で空・雲の描き方を解説していこうと思います!
(空の描き方には個人差があるとおもうので、一つのご参考として捉えてください。ここではCLIPSTUDIOを使用しています。)
▽目次▽
1.まずはじめに
皆さん、空は季節によって映る景色が違うのはご存じでしょうか?
日本には4つの季節春・夏・秋・冬があります。
普段から空を観察していないと判別が難しいかもしれません。
なので、季節によってどういう所が違うのか、特徴を簡単に説明していきます。
季節の空の違い
春
天頂近くほんのりと青紫色を帯びていく感じです。そして下は、すこし薄い青、真ん中あたりは、意外にしっかりとした色です。
夏
「夏の空」は、一番描きやすいかも知れません。
上の方はセルリアンブルーと
コバルトブルーを半分ずつ混ぜたような
しっかりとした青色になります。
そして、積乱雲を描けば、夏の空って感じになります。
秋
「秋の空」は、全部の季節の中で一番薄い、「水色」です。
でも、ぼんやりしているのではなく、清々しさ、みたいなものが感じられる色。
雲は鱗雲や鰯雲、巻雲を描いてあげると秋っぽい感じになります。
冬
「冬の空」は特によくはれた日の青空の天頂近くの空色は再度が濃い青が混じってきます。
(ほぼブラックに近い感じです)
太陽の光が遠いので、薄暗い空が特徴的です。
こんな感じで季節によって青空の見え方が変わってきます。
ここからは、各季節の描き方を教えていきます。
春空の描き方
①元になる色のベースを置きます
②グラデーションを置く
③不透明水彩の白色で雲を配置します
(資料を参考にしてます)
④[ぼかし][指先]ツールで質感を表現
そして、[指先]ツールを使い、雲が風の勢いで流れている部分を表現していきます。
白が目立つなーってときは、不透明度を下げてあげます。
春空の完成です!
夏空の描き方
①鮮やかな青色を塗る
②下からグラデーションを入れる
半分までグラデーションがかかるようにするといい感じになります。
③雲のシルエットを描く
夏はよく積乱雲が発生するので、夏=積乱雲が連想しやすいです。
④影を入れる
ポイントは、影は塊を置くイメージで描いていきます。
⑤[指先]、[ぼかし]ツールで形を整える
影の境界線はぼかし過ぎるとメリハリがなくなるので、ぼかし過ぎないように注意してください。
夏空の完成!
秋空の描き方
①やわらかい青色を塗る
②明るい青でグラデーションをかける
③雲の位置を決める
最初はざっくりと[透明水彩]ブラシで雲を描いてあげます
④[指先][ぼかし]ツールで形を整える
秋空の完成!
冬空の描き方
①薄暗い青色を塗る
冬は深い青~薄暗い青色をしているので、その辺をベースにおいてあげると良いです!
②下からグラデーションをかける
③雲を配置する
冬の単独行動している雲が沢山あるので、バランスよく置いてあげると良いです。
④[指先][ぼかし]ツールで形を整える
ぼかし過ぎると形がはっきりしないので、光が当たってる部分はぼかし過ぎないようにします。
冬空の完成!
ワンポイントテクニック
①テクスチャで質感をつけてあげよう
テクスチャとは、布や紙のような質感を持った画像をイラストに重ねると、イラストに布や紙のような質感が追加されて見栄えが良くなります。
今回はCLIP STUDIO PAINTにある[素材]から追加していきます。
②素材を選ぶ
③素材を選んでレイヤーの一番上に置く
③レイヤーの合成モードを[オーバーレイ]に変更します。
ポイント
- 質感が気になる場合は、レイヤーの不透明度を調整すると、質感の強さを調整できます。
大体は不透明度を50~70%に設定してあげるといい感じになじみます。
見比べてみると、このくらい差があります。
好みによっては要らないなー、という方もいますので「付けてみたい!」と思った方は、是非お試しください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、記事で描いた空のイラスト画像の色は参考用としてご利用していただいても大丈夫です。
空は描きなれてくると、キャラクターの背景に置いたり、一枚背景として使えるので覚えて損はないと思います。
少しでも皆さんの創作にの力なれたら光栄です。
ありがとうございました。
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